新島々から美ヶ原へ


- GPS
- 16:05
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 1,575m
- 下り
- 682m
コースタイム
島々05:25→新島々06:20
松本07:30→惣社→石切り場11:50→王ヶ鼻13:20→13:50王ヶ頭14:20→塩クレ場14:40→15:10茶臼山15:20→扉峠16:00→扉山荘バス停16:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
日本横断の連結に興味を持つようになった。赤線はとりあえず清里迄はつながっている。所用で長野に来ることがあったのでそのついでに松本市内を歩くことにする。上高地には島々より徳本峠越えで別の機会でつなげるので、今回は島々と美ヶ原間を歩く
早朝に島々より歩くつもりだったが、昼間の松本市内の歩きがあまりにも暑そうだったので、真夜中に先ずは島々方面に歩くことにした
国道沿いの道を歩くので道に迷う心配はないが、当然、景色を楽しめる訳ではなく、唯、もくもくと歩くから、疲労がどんどん蓄積してくる。やがて上高地線の電車の線路が国道に寄り添って来て、三増という駅に着いた頃はもう眠くて眠くて思わず駅ネを考えた。しかし、新島々迄半分以上来ていることがわかり、気合いを入れて歩き始める。
しかし、この国道の車の通過量はかなり多い。どれもが飛ばしていてかなり怖い。でも、車に乗っている方からも深夜に一人歩いている人間もかなり不気味かも(^_^;)。
気合いは入れ直したものの新島々迄はやはり遠く、新島々に着いたのは歩き始めてから約3時間後。新島々でバス停のベンチに崩れるようにして仮眠入った。島々迄歩くことも一瞬考えたが体力の限界だった。
2時間後、上高地・乗鞍行きのバスの始発が近づくので起きる。仮眠と言ってもまどろむ程度だったので当然眠たい。それでも朝の空気は気持ち良く、徐々に目が覚める。乗鞍行きのバスに乗り、島々で下車。徳本峠への道が見える。気持ちはかなりそちらに引かれるものの、頑張って新島々迄歩く。
相変わらず車道歩きだがやはり景色が見えると気持ちが違う。1時間弱で新島々に戻る。
ここからは松本に一旦電車で戻り、今日の東半分を松本から歩くことにする。
昨夜、あんなに大変だった道を電車だとあっという間に松本駅に到着。
先ずは駅前で朝御飯。疲れていても食欲はこの時点ではあった。
さて、美ヶ原に向かって歩き出す。朝の7時なのに既に暑い。もはや、爽やかな朝はどこにもない。
途中にあがたの森というところがあった。変わった名前があった。よって見ると旧松本高校の校舎がある。歴史を感じる建物だ。思わず、得した気分になる。
ところが惣社を過ぎてビーナスラインに入るころからきつくなって来た。
地図では平坦なように思えたが少しずつ登り。そして暑い。アスファルトから熱も辛い。日影もなく、しかも帽子を忘れたという最悪の状況。
途中で道祖神を見かけたが今度は心の余裕はない。
とにかく暑い。
ついに思いきって農業用水らしき水にタオルをつける。水で濡れたタオルを頭にかける。熱射病だけは避けないと。
延々と続く道、休憩したくでもそんな場所もない。
ところどころに自販機があるので、スポーツ飲料を次々と買う。結局3本も買ってしまいました。
道はやがてビーナスラインから側道に入った。日影が出てくる。延々と続く熱射地獄から解放されたと思ったが、やがて日影もなくなり、道はいよいよきつくなる。
途中、異様な臭気を感じ横を見ると鹿の死骸。一部腐敗していて余りの状態に目をそらす。
おそらく、車との接触事故だと思う。
松本駅から延々4時間半かかりやっと石切場に到着。
ここから登山道に入ることになる。先ずは王ヶ鼻に向かう。八丁ダルミを登るわけだ。
ここからの登りは正直きつい。日影にはなったものの、きつい登りが続く。特に王ヶ鼻山頂直下の登りはきつく喘ぎながら登る。
それでも、1時間半で王ヶ鼻に到着。人がいっぱい。
山頂からの景色は遠くは霞んで来て北アルプスの山々は見えず、また近くはテレビ塔が乱立と言う状態でお世辞にもいいとはいえないが、歩き通した事で感慨深い。
唯、下から登って来たのですか?と聞かれると何故か松本からとは言いづらくモゴモゴと誤魔化してしまう。
ここまできたので一応、最高峰の王ヶ頭に向かう。王ヶ鼻からの道は完全に遊歩道だ。
ほどなく、王ヶ頭に到着。相変わらず、ごちゃごちゃした感じだが、20年以上の前に来た時は霧で何も見えなかったので、その解放感に心打たれる。松本から来たと言う男性ともお互いにいいねと頷きあう。特に塩くれ場のあたりの感じがいい。
さて、後は下山するだけだが、ここまでくると良くが出てくる。次に繋げる為には茶臼山を経て扉峠迄歩きたい。ちょっと遠いが扉峠にバスがあることもホテルで確認した。
疲れているが扉峠に歩き出す。塩くれ場のあたりは遠目ほど良くない。やはり観光地だ。道のすぐ横は金網が張ってあり牧場となっている。牛がいる。
扉峠への道は塩くれ場を過ぎると左に入るのだが、道を見てびっくり!
なんと牧場の中を突っ切って行く。しかも細い道。
本当にこの道という不安にくわえて、牛を刺激しないように恐る恐る歩く。
しかし、結果的にはこの道は良かった。昔の美ヶ原はこんな感じなのかなという感じ。静かな高原の歩きを堪能する。そして茶臼山へはひと登り。
茶臼山から最後の展望を楽しんだ後、扉峠へ歩き出す。
行くてにはそのうちに登る三峰山がそびえ立つ。道は扉峠に向かってぐいぐい高度を落とす。やがて、扉峠のドライブインの屋根が見えて来た。そして扉峠到着。
さて、バス停がわからない。ドライブインに行ってビールを買うついでに聞いてみる。扉峠の分岐少し下るところだと言う。また扉山荘はもうやっていないと言うことも教えてくれた。
教えてくれた通り歩くとバス停がポツンと何もないところに。その先に廃業になった扉山荘があった。
バス迄、約40分。ビール片手に待っていたら目の前にバックして車がとまっくれた。
なんと王ヶ頭山頂であった人だ。松本駅迄乗せて行ってくれるとのこと。ありがたい。
この後、ご好意に甘えて駅迄送ってもらった。本当にありがとうございましたm(_ _)m
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