大雪山(黒岳・北鎮岳・中岳・間宮岳・旭岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
天候 | 曇り、一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
姿見<ロープウェイ>旭岳温泉<バス>旭川<バス>層雲峡 |
その他周辺情報 | 旭岳温泉・旭岳万世閣 ホテルベアモンテ https://www.bearmonte.jp/ 層雲峡温泉 黒岳の湯 http://www.sounkyo.net/category/detail.php?id=22 層雲峡温泉 かんぽの宿・層雲峡 |
写真
感想
北海道五連戦の第三戦目、表大雪が今回の連戦の最大の山場である。台風14号から変わった低気圧が北海道に近づき、この日の天気予報は余り良くない。まあ、雨が降り始めるのは午後からとの予報だったので、とりあえず山行を決行する。層雲峡から始発の大雪山黒岳ロープウェー・黒岳ペアリフトを乗り継ぎ、黒岳七合目から登り始める。ここまでの紅葉はチョボチョボ状態で、部分的に黄色・赤に色づいている場所がある程度であった。
黒岳七合目から先の登山道は非常によく整備された歩きやすい道である。また、七合目から先の道は紅葉が進み、緑色の木々の合間に黄色や赤のコントラストが非常に映える。ダケカンバもチョロチョロとあるが、紅葉・黄葉の主役はナナカマドである。高度を上げるにつれ紅葉はさらに進み、緑の中に黄・橙・赤のコントラストが非常に鮮やかである。七合目から1時間足らずで黒岳山頂にたどり着く。ここには予想だにしない絶景が待っていた。東大雪一帯は大きな火山のカルデラ地帯なのである。黒岳はこのカルデラの東側にある山なのである。
黒岳山頂からカルデラの中に降り、黒岳石室にたどり着く。ここには雰囲気の良いテント場もある。ここからはハイマツ林の中の道を行く。ハイマツ林の両脇には見事に色づいた木々が並ぶ。黒岳石室から30分ほどで御鉢平展望台に到着する。ここからの絶景は更に予想を越えるものであった。ここまでの道よりも更に一段下がったカルデラの底は一帯が硫黄土壌で所々で噴気が昇っている。ここから火口沿いを反時計回りに行き、北鎮岳を目指す。北鎮岳に近づくにつれ高度も上がり、硫黄土壌のカルデラ構造が更にハッキリと判るようになる。カルデラ内側の縁には見事な紅葉のコントラストが映える。
北鎮岳に近づいた頃、空からポツリポツリと水滴が落ち始める。と・・・・水滴をよぉ〜く観察してみると、雪である。どうやら今シーズンの初雪に遭遇したらしい。この雪も北鎮岳山頂に近づく頃には、誰が見ても雪であることが判別できるくらいになっていた。北海道で2番目に高い北鎮岳をゲットし、次なるターゲットを目指す。北鎮岳の下りで雪は更に強くなる。このままでは雪は積もり、初冠雪となるかもしれない。中岳を過ぎ、間宮岳山頂の分岐で旭岳方面に向かう。間宮岳から旭岳に向かうには一回下って登り返さなければならない。旭岳への登りは細かい砂地を行くためグリップが効かずカナリ辛い登りである。やっとこさ旭岳山頂にたどり着くも、雪とガスで周囲の視界は全くなかった。という訳で、とっとと下山を開始する。
下山道は大小取り混ぜた岩場で、余り足場が良くない上に登山道の整備状況もそれほど良いものではない。黒岳の登山道とは対照的である。九合目を過ぎた辺りからガスが引き始め、眺望も望め始める。今回登った東大雪よりも南部の一帯は驚くべきほど広大な緑地なのである。
さて、高度を下げるにつれ、下山口の姿見が見え始める。ここには姿見ノ池があり、その上部には噴気活動が盛んな地獄谷と呼ばれる硫黄の岩稜帯が見られる。姿見ノ池を過ぎ旭岳ロープウェー・姿見駅に到着する。全行程5時間チョイと予想以上に順調であった。旭岳ロープウェーで旭岳温泉まで降りる。この旭岳温泉にあるホテルモンテというホテルに立ち寄り汗を流す。予想よりも2時間近く早く旭岳温泉にたどり着き、余裕をコイて2時間近くも温泉に浸かるのであった。その後、バスで旭川に出て・・・・更にバスでクルマが置いてある層雲峡に戻った。層雲峡に戻ったのは陽もドップリと暮れた18時過ぎであった。
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