記録ID: 21276
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アルパインクライミング
妙高・戸隠・雨飾
雨飾山・フトンビシ右岩峰
1993年10月11日(月) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 921m
- 下り
- 913m
コースタイム
10月11日長野(5:00)→小谷登山口(7:30)/出発(9:30)→取り付き(11:30)→ルンゼに戻る(15:00)→頂上(15:30ー50)→登山口(17:30)
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
今年の紅葉は今日が盛りだろうというこの日は朝から晩までスカッ晴れに恵まれた。清野さんに誘われ、沼田山岳会の人達とフトンビシ岩峰群に登る事になった。 小谷温泉の登山口は紅葉にあてた中高年登山者の群れがひしめき、たいへんな列になっていたが、クライマーは朝が遅いので、我々が行くころには静かな山と化していた。荒菅沢を登ると、トルコの城のような岩峰群が近づいてくる。先週の一ノ倉で恐ろしいのには慣れているから、ぜんぜんびびらない。紅葉と青空にこの凝灰岩のグレーが目に染みる。右岩峰中央稜に取り付き、ナイフリッジを登りゆく。快適なのだが岩が脆く、ホールドがぼろぼろ崩れるのが難点だ。沼田山岳会パーティーの4人も一緒だ。 リッジを進み行き詰まってトラバース、ここがいやらしくて、結局時間切れでルンゼに懸垂で降りる。ルンゼから主稜線まではすぐだった。斜光の眩しい山頂は狭くて良いピークだった。梯子をかけた塔の上のように居心地の良い山頂だ。雨飾の人気を高めているのはこのピークの居心地と立地、また展望の良さのせいではないだろうか。霞のようなものが谷間にベールをかけていたが、空はあくまで透明度が良く、遠くは富士山まで、これまで登った山々を見せてくれた。北の海谷の山と日本海を見ると、北海道の山々を思いだした。下りはすべて紅葉の中。豊かな気分で下る。この山域の個性は実に強い。 |
写真
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