平ヶ岳・恋ノ岐川
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
9月5日 大湯温泉→恋ノ岐川取り付き→大二股C1
9月6日 大二股C1→平ヶ岳→夏道→恋ノ岐分岐(時間不詳)
アクセス |
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写真
感想
長野に引っ越して遅い夏休み。新潟の新井に住む松木さんと。僕には初耳の山だったが、利根川、只見川の分水嶺で奥深く、山頂に湿原を持つ奥ゆかしい山であるらしい。利根川源流の最高峰というのもこのたび初めて知る。
金曜の夜、松木さんと久しぶりに再会し、麓の温泉宿(大湯温泉?)に一泊して翌日、奥只見ダムの奥深くまで車を進めた。たいへんな奥地まで車道が入っているのにまず驚いた。クネクネ道が何時間も続くのは信じがたかった。やっと恋ノ岐川の取り付きに駐車して霧ションの中を登り始める。恋ノ岐川は長大な沢だが、次々と続く小滝と滑床が飽きを感じさせない。変化に富み、楽しませてくれる。登るのに困るほどの滝は一つもなかった。4時を過ぎたころ、「大回り」と言うオホコ沢との二股でツエルトを張る。焚火をし、釣りを試みるが、暗くなってきたし遠くに行く元気も無かったので、釣れぬままやめて焚火でくつろぐ。積丹の沢のことを回想したり、やつらの噂話をしたりで、夜が更けた。
翌朝も霧ション。だが時折太陽が顔をみせる。この日も次々と現われるナメや小滝を楽しみながら源頭まで。最後の数十メートル続く花崗岩の滑滝は圧巻だ。淵のあちこちに、でかい岩魚が油断して泳いでいた。最後は見切りよく右岸の尾根に登り、夏道にでた。結構人気のある山らしく、道からは人がたくさん登ってきた。急登を登りきると大白沢の絶壁が見え、頂上台地に至る。チトウの点在する平原の木道を辿り、最高点まで。実に久しぶりの山頂の握手。燧ヶ岳や武尊山を眺め、初めて見る上越国境の山々に、あいさつ代わりにすみずみまで山の鑑定をする。山深い、愛着のある山域である。
お茶をたくさん飲んだあと、夏道を下った。地図からも察せられるがあまりにも遠大な下山路で、ほとほと飽きた。力を振り絞って車道に出てヒッチで車にもどると、ライトの消し忘れで松木さんの車はバッテリーがあがっていた。そのままその車に町まで載せてもらい、僕は接続の悪い鉄道で長野へ帰った。家についたのは午前3時。ばったりと心地好く眠りについた。明日は仕事だ。
平ヶ岳はコレを松木さんと行ってましたか〜。ウラヤマ〜。
写真マックラですね。重いカメラなのにろくにとってないです。
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