斜里岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 963m
- 下り
- 947m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北海道四連戦の第三戦目は斜里岳、アイヌ語で”オンネ・ヌプリ”(大きい山/老いた山)である。
早朝、斜里岳麓の清里町は霧雨で全く斜里岳を見ることはできなかった。それでも登山口の清岳荘へとりあえず向かってみる。清岳荘にたどり着いても濃霧が立ちこめ眺望は望めそうもなかったが・・・・山頂に登れば晴れているかも?と、根拠のない期待をして5時40分に登り始めた。登り始めは沢沿いの樹林帯を行く。途中で沢を幾度も渡り返す。30分ほどで旧道コースと新道コースに分れる下二股にでる。ここは沢沿いの旧道コースを選択する。旧道の最初はやはり沢沿いの樹林帯を沢を渡り返しながら行く。途中で滝が幾つも現れる。そのうち登山道も斜度を増し始める。登山道の斜面には花畑が広がる。この季節は丁度”春の花”が見られる時期らしい。下二股から50分ほど行くと道は沢沿いでなく、沢自身になる。即ちここからは沢登りである。この頃になると天候が良くなり始め山頂がハッキリと見え始める。正確に表現すれば『天候が回復した』のではなく、雲の上に出たのである。沢を登り切り新道コースとの合流地点である上二股にでる。沢の水量はこの辺から極端に少なくなる。この上二股の微妙な地形に騙されオイラはここで新道コースに入ってしまう。5分ほど歩いて頭に入れておいた地形と違うことに気付く。ここで10分ほどロスをする。上二股に戻り、再び山頂に向かう涸れた沢沿いの道を行く。ここからの斜度は更にきつくなる。15分ほどで斜里岳と南斜里岳で造る鞍部”馬の背”にでる。ここからはハイマツ林と花畑の道を一気に登り、斜里岳山頂には8時12分に到着する。
斜里岳山頂からは360度の展望であったが・・・・全てが雲海に隠されていた。唯一、知床連山や雄阿寒岳・雌阿寒岳、大雪山系の山々が雲海から頭を出していた。帰りは来た道を上二股まで戻る。上二股からは新道コースを選択する。上二股からは軽く登り返し、沢にある雪渓を渡る。雪渓からは再びハイマツ林を熊見峠まで登り返す。そして熊見峠からは泥濘んだ超急坂を一気に下る。新道コースとの合流点・下二股を過ぎ再び朝に通った沢沿いの道を行く。登山口の清岳荘に戻ってきたのは10時40分であった。この頃になると天候は回復しだしたが、清岳荘近辺はやはり霧がでていた。斜里岳は斜里平野や清里平野にそびえる独立峰で天気がよければ宗谷岬に向かうオホーツクの海岸線が臨めるハズであった。
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