会津朝日岳(赤倉沢からのピストン)


- GPS
- 08:33
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:16
天候 | 快晴→晴れ! 駐車場到着時気温はマイナス6度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※雪が積もると除雪はおそらく白沢集落まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 ルート全体を通して雪が付いてます。お助けロープ類はすべて雪に埋まっています。 登りのバイウチノ高手の先の1500m付近から山頂までワカンを使用。 同じ区間、下山時はアイゼンに変更。 ●赤倉沢登山口〜三吉ミチギ 赤倉沢登山口から赤倉沢の左岸への渡渉からスタートしますが、 橋が取り外されていて飛び石で渡りました。 その後は左岸に沿って1.5kmほど遊歩道のような道を進みます。 赤倉沢越付近で一度右岸に渡渉した後すぐに再び左岸への渡渉があります。 どちらも飛び石で渡れました。 その後、登山道は緩やかに斜度を上げほどなく三吉ミチギへと至ります。 ●三吉ミチギ〜叶の高手 三吉ミチギの水場を過ぎると登山道は尾根へと変わり、 人見ノ松まで高低差470mほど九十九折のルートをひたすら登っていきます。 人見ノ松を過ぎて支尾根と合流したところから明瞭な尾根筋となり、 大展望が広がるルートを叶の高手(1430)までひと登り。 人見の松から叶の高手までが前半のハイライト。 ●叶の高手〜熊の平 叶の高手から1382との鞍部までは高低差100mほどの下り。 途中に大クロベの木が立っています。 鞍部から1382の山腹を巻いて、バイウチの高手との鞍部である 熊の平まではほぼ平坦な道が続きます。 ●熊の平〜会津朝日岳 熊の平を過ぎるとすぐに会津朝日岳避難小屋が進行方向右手に見えてきます。 避難小屋から高低差140mほど登るとバイウチの高手へと至ります。 バイウチの高手から山頂までは、会津朝日岳の鋸歯の稜線に乗るために、 露出感の強い雪面をよじ登ります。 ここもう少し雪が積もると雪崩リスクが高そうだったので要注意。 稜線に乗ってすぐのところが会津朝日岳の最高地点ですが、 三角点と頂上標はがあるところは最高地点ではなく、 北に80mほど進んだところにありました。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 深沢温泉 むら湯(600円) |
写真
感想
例年この時季の山選びはなかなか悩ましい。
雪があるかどうかは行ってみないとわからないことが多くて、
行ってみたら雪がほとんどなかったり(←近年はほとんどこっち)、
逆に予想よりも多くて山頂を踏めなかったり。
時には林道が雪たっぷりでアプローチ敗退をくらうことも。
日帰りで雪山の充実感が味わえて、なおかつ、
ちゃんと山頂を踏んで帰って来られるとなるとなおさら。
こういう時は、無雪期の単純なピストンだとちょっと物足りないかな、
と思ってしまうような山を考えます。
そこで思い浮かんだのが今回の会津朝日岳。
奥会津に位置するこの山は、
高速道路のICから100km以上も離れていてアプローチはタイヘン。
にもかかわらずルートは夏道が1本だけしかなく、
無雪期だと「もう少し歩きたいなぁ」という感じになりそうで、
ずっと行きたかったんだけど、なかなか足を向けることができませんでした。
初冬の雪の積り始めなら(クルマでのアプローチ含めて)何とかなるかもしれない、
ということで、「ちゃんとした雪山に行きたい」というkomemameの無言の圧もあって、
思い切って行ってみることにしました。
雪の量は予想よりは少なかったものの、
サラサラ雪がまだしっかりと定着しておらず、
登りは凍った岩の上に積もった雪が厄介でした。
序盤の沢筋と樹林帯の九十九折は我慢のしどころ。
人見の松を過ぎてから叶の高手までは周囲の視界が開けて大展望が広がり、
目指す会津朝日岳と鋸歯が見える前半のハイライト。
叶の高手からはいったん標高を下げて樹林帯に入りますが、
バイウチの高手から山頂までが後半のハイライトかな。
鋸歯の稜線に乗るための雪壁の登りではワカン、下りはアイゼンを使いました。
これ以上雪が積もるとここはちょっと気持ち悪い雰囲気をプンプン感じました。
この日は気温が暖かくて、下山時は雪も溶け始めていて
キュッ、キュッと踏みしめるのが気持ち良かったです。
ようやく最初から最後まで雪のうえを歩けた日。
さらさらとした雪の下は凍っていて、雪山のはじまりといった感じ。
これからどんどん積もって、締まって、立派な(というのかな)本格的な雪山になっていくのでしょう。
山頂すこし前は雪が深くて軽くラッセルになりました。
暖かい日でちょっと動くだけで汗が出ます。
アイゼンやワカンをつけるとき、素手でもだいじょうぶなくらい。
山頂は無風、ぽかぽか穏やかで、のんびり過ごせました。
日常ではいよいよ年末感が出てきて、何かとそわそわします。
同時に山の方も、本格的な冬を前にわくわく。今シーズンも楽しみ〜!
おしまい。
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