白馬鑓ヶ岳・白馬大雪渓→清水谷→杓子沢滑降


- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,326m
コースタイム
5月2日 停滞
5月3日 白馬尻(4:40)→ネブカ平(6:50)→稜線村営小屋(7:50ー8:40)→清水谷源頭滑りだし(9:00)→清水谷2280m二股(9:20ー50)→白馬鑓ケ岳(11:35ー50)→杓子コル(12:30ー45)→小日向山のコル(14:20)→白馬尻テント(15:40ー16:30)→猿倉(17:00)
アクセス |
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写真
感想
白馬鑓ケ岳(2903m)
ゴールデンウイークの山行で白馬岳→柳又川・上の廊下突破に行くことになった。メンバーは片岡さんの大阪市大の後輩、田中ドクターと青島さんで、青島さんはこの正月、斉藤たちと台湾の沢登りにでかけた事が分かった。
白馬駅で集合して猿倉へ向かうものの、雨ざーざーでやる気をなくし、片岡さんの知っている簗場の陀羅仏小屋で暇をつぶす。昼前、雨が上がり、今日中に稜線を越えようと出かけるが白馬尻で雨になり、稜線も黒ぐろとしたガスなのでテントを張る。翌日も雨、山で停滞するのは学生の時以来か。北と南の大きな高気圧に挟まれ、ちょうどここだけ停滞前線がのっている。
その翌日、もはや日数切れで柳又川は諦めたが、清水谷源流を滑ろうという計画に変える。三日目は晴れ。しかしこの日一日だけのチャンスだ。白馬の大雪渓をシールで上がり、稜線の村営小屋につく頃、あたりがネチョネチョのガスに覆われる。おとなしく大雪渓でも滑って帰るかと思いつつも、富山側をのぞき込んで、ちょっとでも滑ってみようと言うことになる。スキーを履くころになって、覆っていたガスが突然消え去り、清水谷の源流の大風景が現われた。高曇りではあったが視界も広がり、滑降を開始する。
雪は腐っていたが、適度な傾斜で、無人のスロープはやはり山スキーの醍醐味だ。あっというまに2280mの二股につくころには日光までさしてきた。ここから杓子岳と鑓ケ岳のあいだのコルに登り返し、鑓ケ岳を往復する。山頂直下から杓子沢への滑降が当初の目標だったが、雪が途切れているのと、さすがに僕の技術ではやばい傾斜なので、遠慮することにした。コルから杓子沢への滑降は素晴らしい斜面で、思う存分楽しんだ。後半は落石とデブリが幾分邪魔だったが、腰がぬけるほどターンを繰り返した。途中、頂上から滑ってきた別のグループとであう。スキー専門の連中はやはり凄い。中央ルンゼも滑るそうだ。小日向山のコルを越えて白馬尻のテントへ。連休後半になり、ここもテントが増えてきた。撤収して猿倉へ向かう。この夜は白馬村にある三輪さんの別荘に行き、焼き肉、ビールで締めくくる。天気はなぜか翌日も良かった。
その後、青島さんから、野良犬通信なる手製小冊子が送られてきた。山スキー、沢登りを中心とした、誰も知らない谷や沢の青島さんの記録集だ。その後海外遡行同人で改めておつきあいことになる「チーム野良犬」青島さんとの、初山行なのでした。
昨日見た風景は、白馬鑓からだとこう見えるのネ(随分と雪が少ない)。今回は残念でしたが今日のザーザー振りで気持ちも落ち着きましたワ。
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