ニセイカウシュッペ山、軍艦山、比麻良山、天狗岳
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 2,334m
- 下り
- 2,000m
コースタイム
12月4日晴れ後ガス風視界50以下:西尾根C1(6:10)→ニセカウ(8:10-25)→ヒマラ山(12:00)→標高1350mC2(13:00)
12月5日晴れ:C2(6:00)→北大雪スキー(9:30)
アクセス |
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写真
感想
西尾根→ニセイカウシュッペ→軍艦山→比麻良山
たいぞうと企てた冬の中部日高従走の準備山行で、またニセカウへ。今度は西尾根からニセイカウシュッペに直上し、北方稜線、軍艦山、ヒマラ山方面へのっこした。山中二泊。ニセカウのっこしの日は、朝焼けの高曇りで風が強かった。
たいぞうとは5年目どうし、憧れの日高の中南部へ厳冬期に行こうという計画はルームではここ10年ほど出ていなかった。四年目までの山行で中部日高に踏み込める実力が付けられなかったのがその理由。
この山行ではニセイカウシュッぺのピークからののっこしの判断が微妙だった。行く手のルー卜は細い岩稜帯の上、ルンゼや急斜面には雪がたっぷり溜まり、ナダレの危険が高かった。そしてそのルー卜を判新するために必要な視界は、必ずしも効いてはいなかった。50m効くか効かないかの視界。時折現われ、消える岩峰の影。判断の場で、たいぞうが「行こう」と言った。こんな微妙なときに支配する要因は自信だ。この時の僕とたいぞうには経験に裏付けられた自信がみなぎっていた。それは後から見れば「運」に見えるかもしれない。しかしここで大事をとって引き返すと、碓実に生き残ることはできても冒険の満足は得られない。ガスは雪の状態を覆いかくす。目を凝らしてルー卜を探す。岩稜の下り、僕がトップで腰まで埋まる新雪のルンゼを下った。後でたいぞうが言うにはその場所はやはり後ろから見ていても相当やばそうな予感がしていたと。でも雪崩は無かった。こうして経験を身につけて感じをつかんで行くしかない。
核心を抜け、ヒマラ山についた後は気が抜けた。それにあわせてガスも晴れてきた。難局を切り抜けたあとは格別の充実感だ。天狗岳という可愛い山の頂を踏んで、北大雪スキー場へ下った。
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