記録ID: 21464
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沢登り
札幌近郊
中岳・白水川→中岳→ワッカタサップ川
1987年07月11日(土) ~
1987年07月13日(月)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 991m
- 下り
- 1,156m
コースタイム
7月11日定山渓林道終点10:05)→白水川C1(14:10)
7月12日停滞C1=C2
7月13日C2→中岳→ワッカタサップ川
7月12日停滞C1=C2
7月13日C2→中岳→ワッカタサップ川
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
パミール行きを目前にして、岩瀬と計画を練った。近郊随一の美しさを誇る白水川を登り、藪をこいで中岳にタッチし、転じてワッカタサップ川の源頭に出て、京極へ下る。ワッカタサップ川の派頭には地図で見る限り湿原があリ、すばらしいところだという話だった。岩瀬と作る計薗は楽しい。創造性を以ておもしろい案を考えるからだ。だがこの計画は2日目が長かった。 白水川は評判通りの、近郊では良くできた沢だった。水が切れてから中岳へのヤブこぎはワッカタサップへ抜けるためには遠回りだが、僕らの計画には山頂が無ければならない。山頂で腰を降ろす一時無くしては、どうもやり遂げた気がしないのである。 ワッカタサップ川の源流は地図から期待したような美しい湿原ではなかった。生き物好きの植田がわずかなたまり水で山椒魚の卵を採集し、家で育てるべく持って帰った。 ワッカタサップ川はだらりだらりと長く、下流部では蛇行し、曲がるたびに何度も林道がでるものと期待し裏切られた。とうとう日が碁れて、空が群青色になった時、やっと林道にのることができた。このときすでに1年目のヤンケは疲労でフラフラしていた。しかしくれなずむ空、正面に羊蹄山のシルエットが、みるみる闇に扮れていく美しさよ。行動時間は14時間。暗くなってもまだ道に出ず、用水池のコンクリート護岸に阻まれてしまったり。 京極の町外れで岩瀬とやったヒッチがうまく行かず苦労した。道ばたでザックに腰掛けて何を話したか。山行の充実感と未来のことだったか。最後は信号で停止している車の前に無言で手を挙げて立ち、強制ヒッチに及んで乗せてもらった。札幌についたのはたしか真夜中の2時すぎだった。 |
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