テント背負って南岳新道から南岳ピストン（ある方を待ち伏せに！）

2012年08月10日(金) ~ 2012年08月11日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 23.2km
• 登り: 1,964m
• 下り: 1,964m

コースタイム

8/10(金)0650新穂高→0740穂高平0750→0830白出沢→0930藤木レリーフ0940→1015槍平小屋1035→1210救急箱1230→1320南岳小屋【幕営】、8/11（土）0545南岳小屋→0810槍平小屋0850→1050穂高平小屋11:15→1210深山荘駐車場（end）

天候

8/10(金)晴→ガスガス、8/11(土)ガス＆強風→曇

アクセス

利用交通機関：

電車

新穂高無料駐車場（8/10朝6:00時点で「満車」で進入禁止状態。引返そうとしたら、偶然？監視員から声を掛けてもらい、「ここに駐めていいですよ」と、草むらの中を指示して頂き、何とか駐車出来た）

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特になし。ルート上の雪渓は2か所あった（2100m付近、2700付近）が通行に支障なし。
2300m付近は朽ちたような木の梯子多い。

写真

8/10 6:46

お馴染の新穂高バスセンター前の建物は、すっかり取り壊されて更地になっていてビックリ！

8/10 9:24

滝谷ドーム

8/10 10:28

いつもの熊さんがお出迎えしてくれる槍平。

8/10 12:17

穂高がキレイに見えます。

8/10 12:50

2700m付近の雪渓の残るトラバース。

8/10 13:30

2900m付近。いつもこの辺りで雷鳥に遭うのですが、今日はいない。

8/10 14:52

風が物凄く強いので、暴風壁のしっかりした場所を選んでテント設営。

8/12 6:33

雷鳥の親子に遭遇！（妻撮影で下手！）

8/10 18:07

ガスガスでしたが、夕方、穂高が顔を覗かせました！

8/10 18:18

ガスの中から常念山脈も。

8/10 18:19

夕暮れの南岳。

8/10 18:20

南岳小屋と閑散としたテン場を見降ろす。（最終的に10張）

8/12 6:31

北鎌尾根を越えてきたnoborundaさん達に会えました！

8/11 5:45

テント撤収。寒い・・・。ガスガスなのでピストン下山することに。

8/11 7:59

南岳新道の注意事項。

8/11 14:35

noboさんに教えて頂いた「塩天麩羅丼」。

8/11 14:36

妻は山菜天蕎麦！

撮影機器：

uT8000,ST8000 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

Pengin22

金曜日有休予定で南アへ行こうと思っていたが、東海地方の天気は冴えない。
ということで南アはやめ、天気がましそうな北アのどこかへテン泊2泊することにした。
しかし、前日に妻が「大阪日帰り出張になった」とのこと。何とか新大阪20時の新幹線には乗れたようであるが、深夜帰宅・・・。（高速バスに乗せて現地集合すれば良かったか？）
ということでどこへ行くかも決めずに深夜2時に家を出る。
何か天気が芳しく無い感じだし、大体北アは大抵行きまくっているし、先週があまりに快晴だったので、テンション上がらないまま出発。

久しぶりに笠新道かクリヤ谷から笠もいいかと思っていたが、ヤマレコ登山計画で、noborundaさんが10日に北鎌尾根を越えて南岳にテン泊する予定であることを知ったので、「待ち伏せ」しようと、南岳へ行くことにする。
翌日は大キレット越えてもいいし、槍まで行ってもいいし。南岳新道はもう6回位登っている結構好きなルート。（ややマニアックですが）
なぜ好きかというと槍平小屋から「ぐぐっと」急登であるから。新穂からの2000mの標高差も登り甲斐があって良い。

けれど何か出だしから体調がイマイチ。大阪深夜帰宅の妻は「睡眠できていない」とぼやいていた割には快調。その妻の早いペースに藤木レリーフまでついていってしまったため、その後余計調子が悪くなってしまった。
いつも槍平小屋から2時間半で南岳小屋まで着くが、いつもよりかなり遅くなってしまった。
槍平小屋から先、南岳新道はいつも殆ど人に会うことは少ないが、今日はそれなりに数名が登り降りしている。最近、人気が出てきたのかな？
南沢の雪渓はいつも涼しい。その後の朽ちかけた木の梯子は例年どおりであったが、ところどころ新しくなり、鎖も新しいものに付け変わっていた。しかし、蒸し暑い上にガスが出てきた。
2900m付近でいつも雷鳥に遭うが、今日はいない。
テン場についたら強風で寒い上にガスガスになってしまったので、そそくさとテントを張る。
noboさんたちは本当に来るのかな〜と思いながら待ってましたが、来ない！
天気予報が悪いから、槍からどっかに下りちゃったのかな？と思いながら、ガスガスの景色を眺めたり、おつまみ食べていろいろ飲んだりして時間を過ごす。
ここは晴れていれば獅子鼻からの大キレットや穂高を眺めて満喫できる良い場所であるが、今日は全然景色は見えない。テントも夕方までで8張と少なかった。（最終的に10張）

夕方6時を過ぎて、少しガスが切れてきた。そこで雷鳥の親子に遭遇！今年は雷鳥遭遇率が低かったので嬉しい。山頂方面に散歩に出かける。
ガスが切れて穂高の眺めがみえたところで、南岳の方から2名下山してくる人影が！あれは？やっぱりnoboさん達だ！
待ち伏せしていた甲斐がありました！北鎌尾根攻略に思ったより時間がかかられたそうな。お疲れ様です！

noboさん達のテント設営を待ち、外はあまりにも寒かったので、小屋の自炊スペースをお借りして「北鎌尾根無事越えたお祝い」を開始。
小屋の消灯時間8時半までゆっくりお使い下さいという親切な小屋の方のお言葉で、noboさん達と楽しい時間を過ごさせていただきました！！


夜半、テントにパラパラと雨音がした。
翌朝。外はガスガス。そして激しい頭痛がする・・・。妻は、「雨じゃないから大キレか槍越えかどっちか行こうよ」と言っていたが、激しい頭痛は治まらず。アルコール飲んでいないので、これは高山病か？？過去に一度だけ北岳山荘でなったときと似ている。
ということで来た道をそのまま戻ることにする。大キレットも槍回りも天気の良い時に何度も通っているから行く気も起きず。妻は、急な南岳新道からの下山を嫌がり「槍回りの方が楽じゃない？時間もそうそう変わんないし。」と言っていたが、一刻も早く下山したいので、「ここを下る」と宣告。
若干不機嫌になった妻と、頭痛で不機嫌になった自分とで、無言のまま黙々と下山。空模様は思ったよりよく、時折青空も見え、雨は降らず。空を見上げて妻はまだ下山することに未練たらたらの顔つきであったが、こちらはそれどころではない。槍平小屋まで下っても頭痛変わらず。ということは、高山病ではない？
身体もだるいし、食欲も無い。寒かったから風邪でも引いたか？

槍平から先、もう足に力が入らず、のろのろとなる。妻はさすがに心配になったらしく、「槍平か穂高平に泊まる？」と聞いてきたが、お風呂に入りたかったので、「新穂まで下りる」とのろのろ進む。
下山してから温泉に入ったら漸く体調が少し戻ってきて、何とか帰宅できそうな状況になった。やはり冷えからくる頭痛とだるさであったか？

帰り道では早速、noboさんに教えて頂いた「村の駅」でお薦めの塩天丼を頂いた。（ボリューム有りすぎて、体調イマイチの小生には多すぎました）でもお味は最高に美味しく、お店の方も感じ良かった。
やや渋滞している中を家に帰ってそのまま何もせず爆睡。やはり調子は悪かったようだ・・・。
おまけに、今朝、なんと晴れているではないですか！こんなんなら昨日無理に下りてこなくても良かったと妻はぶータレていました。
しかし、体調が悪かったものは仕方ない。

天気・体調ともイマイチでスッキリしない山行でしたが、noboさん達にお会いするために運動しに行ったと思えばいいか。
お話できてとても楽しかったです！

p.s　noboさん、きんぴらごぼうがとても美味しかったと妻からの伝言です。「せせらぎの湯」は行きたかったのですが、早く温泉に浸かりたくて平湯で入ってしまいました・・・。でも「塩山菜天麩羅はとても美味しかったです！教えて頂いてありがとうございました！

＜おまけ＞
今回なぜか一番受けたツボ。
槍平小屋でカップラーメンを食べていたおじいちゃんと小学校低学年位の男の子。
何か一生懸命に孫に話しかけていたおじいちゃんに、孫が一言。「おじいちゃん、昨日の夜、ビール5本も飲んだでしょ！！」　
おじいちゃん、若干うろたえて、「お前、いや、あれは・・・・」と。
家に帰っておばあちゃんに告げ口されたら困るのかな？？

コメント

noborunda

Pengin22さん、ただいま！
予定通りの山行を終えてつい先程戻りました！
とは言っても、最終目的地の焼岳までは行けず西穂山荘より上高地に下りてしまいましたが・・・

今回の山行については後ほどレコにアップしますが、
ナント云ってもbig surpriseは Pengin22さん達と南岳小屋でお会い出来た事です。

いや〜、待ち伏せなんって・・・、でもビックリしました！

お二方との約40日ぶりの再会、とっても嬉しかったです。

あ、あの棒タラ（？）、美味しかったですよ。

Penginさんは頭痛が・・・、知らずに申し訳ありませんでした。

我々の到着が遅かったので外でずっとお待ちになっていたかと思うと・・・、申し訳ありませんでした！

次回はお待たせしないように（？）します！

取り合えず，帰宅早々に訪問させていただきました。
内容は明日にでもまた読ませていただきます！

Pengin22

noboさんのせいじゃないですよ！
お疲れ様でした！
天気も予報に反して崩れませんでしたね
無事、下山されて良かったです。本当にお疲れ様でした。

当方の具合が悪くなったのは全然noboさん達とは関係ありませんのでご安心を
（外での見張り？は妻が担当してましたので ）

自宅に帰って1晩寝たらキレイに治りました。
却ってご心配をおかけして申し訳ありません
本当に楽しかったです ので、またぜひご一緒させてください

P.S「ヤマケイ５月号」家でしっかり拝見致しました すごいですねぇ