羊蹄山(過去山行)
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- GPS
- 06:30
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,861m
- 下り
- 1,938m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
過去の山行記録です。
親父に頼んだ北斗星の切符により、会社を早退して、上野発5時17分発の北斗星3号に乗り込む。同室になった人達と話しが弾む。そのうち一人は山に昔はよく登っていたとかでいろいろと北海道の山についての話しをした。
北斗星に乗車してから約3時間ぐらいたってから車内の探索に出かけた。食堂車のグランシャリオやロビーカー、さすが北斗星で豪華な設備であった。
列車は進む。やがて青函トンネルを抜けて北海道に入った。朝、長万部で北斗星を降りた。倶知安へは列車の連絡が悪く約2時間後である。
2時間後、列車に乗り込み、倶知安に向かう。のどかな風景が車窓にうかぶ。しばらく、ぼーっとしながら外を見ていた。
倶知安には日本一の名水が駅のそばにあった。
ごくっとひと飲みしてからタクシーで半月湖登山口に向かう。
さあ、スタートだ。今、自分は北海道の山に登り始めたのだという喜びがふつふつと湧いてくる。
登山道は直登に近く結構きつい。途中、老夫婦と言葉を交わしてお茶をご馳走になる。
しかし、山にはガスがかかり天気はもうひとつである。6号目あたりからは完全にガスにまかれてしまう。足元にリスが走る。さすが北海道と思わず笑みがでる。
頂上に近づくに従ってますます傾斜は厳しくなる。山頂は完全にガスの中だった。お鉢巡りをする。途中まで気持ちのいい道であったが、半分ぐらい過ぎたところから岩がごろごろする道となり非常に歩きにくい。
それにしても晴れていたら、日本海と太平洋が両方いっぺんに眺められたのに。後ろ髪を惹かれる思いで下山にかかった。再び同じ道を下る。
バスの時間の関係でドスドス下る。半月湖登山口を経て後方羊蹄山登山口バス停に着く。
ついに北海道の山に一歩を印したという実感の中で一人、バス停のところで佇む。
夕暮れがあたりを優しく包み込んでいた。
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