八甲田(高田大岳)プチ地獄
- GPS
- 03:39
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 777m
- 下り
- 770m
コースタイム
天候 | 雨のち吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
谷地温泉は酸ヶ湯からは通行止めスキー場経由で反時計回りで到着、夕方6時まで通行可 |
写真
感想
天国日が2日続きついに3日目は地獄日予想。地獄の皮を被った天国軍団がはれて地獄軍団となる。秋駒から国道経由で北上して当初予定していた森吉山を横目に雪道をひた走る。八甲田まで北上しないと雨になる可能性が大だったのである。先に酸ヶ湯に着いた大魔人がこの先通行止めとまさかの連絡。スタンドのおじさんに聞けば大回りで谷地温泉に着けると言う。行くしかない。
八甲田を一周するように反時計回りで谷地温泉に着いた。コンビニ弁当を食べ早々に就寝、何時に出るかは朝起きてから決めることにした。深夜雨が降り出し屋根を叩き始める。マジか、ありえない。深夜3時に起床して雨雲レーダーを眺めていた。5時過ぎから少し小雨になりそうだったので5時スタートと大魔人にラインした。
という事で朝5時小雨の中完全防水態勢で歩き出す。雨がなんぼのもんじゃい、地獄軍団に停滞の文字はない。それにしてもびしょ濡れになりながらスキーで歩く惨めさ、ズンズン高度を上げるが一向に雨は止まない。1000mを超えた辺りからみぞれになり直に雪に変わった。山頂まで高度差200mあたりで地獄グッズに身を固めた。もう大丈夫何でもかかってきんさい。
横殴りの激しい吹雪となった。八甲田行軍の惨事はこんな感じだったのであろう。大魔人はズンズン激しい風の中進んでいくが、臆病者の僕は雪庇の下の斜面に身を潜めて山頂を目指す。ここは風がなくて暑いくらいだった。ピーク手前で大魔人が見えて僕も続いてゴール、兄ちゃんも揃い皆で登頂バンザイ。
写真を撮って早く地獄から逃げ帰ろうと思うが兄ちゃんのメットが強風でぶっ飛んでいった。アワアワ、ホワイトアウトの中もう絶望的、しばし探すが諦めかけた頃橙色の物体発見、あったメットだ。白なら見つからなかった、橙バンザイ!
メットを回収してあとは重パウダーを蹴散らしてあっという間の谷地温泉、雨はここでももう雪に変わっていた。さて明日も地獄予想だが悩んだ挙げ句に森吉山に決めた。二百名山巡りで残った最北の山、またここへ来るのは面倒という訳、明日も地獄大歓迎!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する