1月10日の小喜茂別岳からの喜茂別岳
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- GPS
- 05:20
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 864m
- 下り
- 846m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:21
天候 | 晴まくり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な個所は国道230号の渡渉。さすが天下の国道です。 危険ではないのかもしれませんが、ここ滑って行きたいけどどこに行くの?という誘惑危険個所多数。自分のルートを信じましょう。 |
その他周辺情報 | 中山の峠には「あげいも」という美味しいヤツがいます。 ケチャップマシーンに注意です。 |
写真
感想
はい、今日は小喜茂別岳から喜茂別岳に行ってみました。
この小喜茂別岳、3年前に敗退しております。
まだ未熟な僕が新しいスノーシューを試したくて、札幌近郊パウダーゾーンの小喜茂別岳へ。
ところが、オールラッセルという洗礼に力尽き、ピークすら踏めずに撤退。
「小」がついていたのでバカにしていた僕が一番のバカでした。
あれから3年、ようやくリベンジの時がきました。
来る日も来る日もスクワットの日々。
こんな思いを抱きながら、いざ国道230号線へ。
場違いな恰好も気にせず、中山峠の方にどんどん、どんどん。
すると、除雪車がこさえた壁の向こうに林道らしきものが…
はい、入口です。
雪壁を乗り越え、ここでスノーシューを装備、コンパスを切ってペタペタ行きます。
3年前のあの感動を思い出します。
前日の降雪が無く、人気スポットなので、ルートファインしなくても足元が勝手にファインしてくれます。
先行の方が滑り降りてくるのをうらやましく見ながらも「リベンジ」「リベンジ」と登って行きます。
林道から分岐しても、先行のトレース様があるので、苦もなくほぼ直登って感じピークを目指し、ピークぽい稜線が見えてきたな〜と思うあたりで足がおも〜くなります。
やっぱり、なめてはいけません、小喜茂別岳。息がきれます。
そこを登りきると、念願のピークに到着。
リベンジ完了です。
しかし、ここからは3倍返しです。
さ、いこか、喜茂別岳。
喜茂別岳に向いてまーっ直ぐ、降りようかと思いきや、結構な崖?
あきらめて、小喜茂別岳を右から巻きます。
ここも良いバーンなので、ついつい下まで行きそうになります。
そこを我慢我慢。トラバースしてコキモとキモのコルへ行きましょ。
ま、激晴なので、ピークの方向も見失うことなく、登るのですが、近づくとデカい。
ここいくのにどんだけかかるん?と自問自答ばしながら、もう引き返せないなーっと、登ります。
コルから続く尾根を直登、直登。
して、森林地帯を超えると
バーン!!!
っとオープンバーンです。
風が通って硬くなった文様地帯が広がります。
素晴らしい。
ここを滑り降りたら気持ちがいいやろなー、もう、降りちゃおうかなあ〜
という誘惑と闘いながら、一歩一歩進んでいくと、先行の方が
ばふぁぁぁぁぁぁっとパウダーあげながらドロップです。
目的は喜茂別岳でした。
ここで選択に迫られます。
喜茂別岳を超えて、黒川の方に抜ける一周コースを目指すか、
滑りたい欲望がままに、小喜茂別の方に降りて登りかえすか。
コキモもキモも初めての山です
コキモに行けば、通ったとこなので迷いません、バーンの様子も分かります。
キモから先に行くと、もちろん未知。降りてもゴールにたどり着けるのか?
葛藤です。
みなさんならどうしますかね〜未知のとこに行くか、アンパイに行くか。
僕は、晴なので何とかなるかと、未踏のルートへ。
こんなんが良くないとこなんでしょうね、「ご利用は計画的に」
きちんと計画してから登りましょう。
という感じで、喜茂別岳ピークです。
さ、どこから降りようかなぁぁぁ。
考えていたルートは夏道?林道?沿いのルートです。
そろり、そろりと行くと、な〜んか良い感じの沢地帯が。←黒川の源頭らへんでした。
いっちゃいましょ!
いっちゃいました!
超絶気持ちい、もう、空にいるのか、海を走るのかって感じです。
一気に行く
ちびり、ちびりなーんて我慢できません。
最高の一本でした。
自分なりに度胸を決めての冒険の一本でしたが、あとから聞くとどうやらメジャールートらしいです。(笑)
降り切ってみたところ、右の尾根に向かうトレースと、左の尾根に向かうトレースがあります。
さ、また選択しなければなりません。
人生は常に選択です。
僕は、左のトレースを選び進みます。
なぜかというと、下りだったからです。
やはり、人生はそんなに甘くありませんでした。
うまい話には落とし穴があります。
登り返しルートでした。
やっぱり、人のトレースに頼ってはいけません。
自分の信じた道を切り開きましょう。
がっかりしながら右の尾根を巻き、林道を目指します。
どこまで、登るんかなと思っていると、間隔の広いウッディなソーンへ
そうなんですね〜予定していたコース通りに降りると、このゾーンを上から気持ちよくこれたんでしょうね〜。
悩ましい、また来たくなりますが、今日は帰宅です。
しばらく、木々の中でのパウダーを楽しむといきなり林道ゾーンへ。
自動運転で帰りましょう。
っていう風にはなりませんでした。
波打つ林道はボードの僕には試練の道
ストックついて、頑張ろう。
登りは、足がパンパン、下りは腕がパンパンです。
おなかはもともとパンパンです。
そんな試練の道を進むと分岐です。
未知のルートに行くか?
黒川渡渉ルートに行くか?
黒川ブリッジの完成度が分からないので、未知のルートを選択。
なぜか、最後に及んで、また小ポコ越え。
パンパンな僕には結構な試練の道。
もーあかんがなぁぁぁぁ〜って嘆き捲って見渡せば、目の前に僕の車。
嫁は僕の車のことを「ボロ」と呼びます。
あれれれれえれえれ、国道をカットして駐車場所へ。
何とも良いルートでした。
今回、黒川源頭らへんにドロップして途中から、小尾根側にトラバースしましたが、もしかして、雪が多くなれば黒川沿いに下まで行けるんか???
とか、先ほどのウッディなコースの全容とか、見たい滑りたいと思う場所がたくさんある良い山旅でした。(笑)
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