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記録ID: 219343
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

羅臼岳・ヒグマに遭遇「北海道遠征◆

2012年08月23日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:54
距離
12.9km
登り
1,448m
下り
1,438m

コースタイム

7:42木下小屋登山口-8:12オホーツク展望8:18-弥三吉水9:06-9:50銀冷水10:00-10:41羅臼平10:51-11:41羅臼岳山頂12:36-13:42大沢上部で熊に遭遇-14:00銀冷水-15:36木下小屋登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岩尾別温泉池の涯ホテル駐車場
その先木下小屋登山口に登山ポスト有
木下小屋で熊よけスプレーレンタルできます(1000円、デポジット料2000円)
銀冷水の携帯トイレブース
テントは5張位張れそうでした
2012年08月23日 09:47撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 9:47
銀冷水の携帯トイレブース
テントは5張位張れそうでした
初めて見たフードロッカーと羅臼岳
2012年08月23日 10:45撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 10:45
初めて見たフードロッカーと羅臼岳
羅臼岳への岩場の登り
2012年08月23日 11:29撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
8/23 11:29
羅臼岳への岩場の登り
羅臼岳山頂
2012年08月23日 11:37撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 11:37
羅臼岳山頂
羅臼平東斜面の残雪
2012年08月23日 12:00撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 12:00
羅臼平東斜面の残雪
2012年08月23日 12:00撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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2012年08月23日 12:01撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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2012年08月23日 12:22撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 12:22
木下弥三吉レリーフ
2012年08月23日 13:17撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
8/23 13:17
木下弥三吉レリーフ
ヒグマに遭遇
距離にして20メートル位か
霧が出て視界不良
2012年08月23日 13:27撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 13:27
ヒグマに遭遇
距離にして20メートル位か
霧が出て視界不良
熊の糞か
2012年08月23日 14:12撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 14:12
熊の糞か
650m岩峰手前の看板
2012年08月23日 14:44撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
8/23 14:44
650m岩峰手前の看板
650m岩峰先の看板
2012年08月23日 14:44撮影 by  DMC-FH5, Panasonic
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8/23 14:44
650m岩峰先の看板
撮影機器:

感想

今回北海道遠征2日目、羅臼岳に岩尾別温泉から登りました。

今まで、地元の丹沢とか関東甲信越の山に入る時『熊出没注意』
の看板は何度も見ていますが、実際熊に遭遇したことはなく、遠目から
目撃したこともありませんでした。

でも今回は何と、羅臼岳から下山時、羅臼平の先、大沢の上部でヒグマに遭遇してしまいました。

山と高原の地図に熊出没頻度が非常に高いと書いてあった560メートル岩峰手前には、この先もどこに熊がいてもおかしくないとの看板がありました。

木下小屋からのピストン登山でしたが、下山時、羅臼平から10分下った大沢で右斜め前方でヒューという音がしたので右の大沢を見ると、何と、ヒグマがいました。
どうやら威嚇していてこっちを見ていました。最初に熊に気づかれてしまったようでした。距離にして20メートル位だったか

大きさは1,3〜1,5メートル位あり、顔の部分が肌色でした。
(多分雌熊)
あわてず対じしてクマよけ鈴をならしながら、ゆっくりと後退し、ザックからラジオを取り出し、ボリュームを最大にして、クマよけ鈴も鳴らしました。

そしてカメラで撮りましたが、丁度このころ霧が出てきて不鮮明な画像となってしまいました。
(後で遭った3人組の男性は鮮明な写真が撮れていましたが、この熊も顔が肌色だったので、おそらく自分が遭遇した熊と一緒ではないかと思いました)

その後熊は沢の下方向へ去って行きました。

でも、自分も下に下らなければならないので嫌な感じで、しばらく様子を見てラジオのボリュームを最大にして、恐る恐る下りました。

もしも、向かってこられたら、自分もおしまいだと思ったりもしました。

頂上で遭った女性が、5〜8分ほど先に先に下山したのですが、
全然追いつきませんでした。
この女性は、東京から一人で一週間の行程の中、1回だけ山に
登ったと言っていました。

銀冷水、弥三吉水でも誰にも遭わず、オホーツク展望の先で
女性2名男性1名のグループが休憩していました
その人たちに熊に遭わなかったか聞かれ、遭った事を伝えたところ
一人で無事で何よりだったことが分かりました。

その3人グループの人の話では、ちょっと前に通過した女性(おそらく頂上で遭った女性)は熊に遭わなかったとのことでした。

3人グループは羅臼平から少し下ったところで、熊に遭遇し、後からきた3人グループと合流し、傘を開いたり、笛を吹いたりしたようですが、熊は草を食べていた
見ても立ち去ることなく、また、餌を食べていたそうです

このグループは30分位停滞して、熊に合わせてゆっくり下り、最後はストックを地面にたたいたら、熊は立ち去ったとのことでした。
560メートル岩峰付近はアリの巣があり、熊が頻繁に食べにくるので、
どこで遭遇してもおかしくないような看板がありました。

羅臼平の手前の大沢上部は急で、あとは、石清水の先が岩場の急登でした

石清水の水は、冷たくておいしかったです

往路に木下弥三吉翁のレリーフで欧米系のカップルさんがいて、大丈夫かと日本語で話しかけられましたが、暑くて着かれたと返事してしまいました。このカップルさんはテント泊装備だったので、おそらく硫黄山から縦走してきたのだと思いました。

こちらは、本州から阿寒湖の宿を拠点として日帰り登山なので、ちょっと負い目を感じてしまいました。

羅臼平に着いた時は、山頂が望めましたが、直ぐに雲が掛かり、結局その後は視界が良くありませんでした。

頂上にカップルさんと、単独の男、女の計4名が自分より後に下山したようですが熊に遭わなかったか心配でした。

でも、この熊は人間を恐れず、音を出しても直ぐに逃げないようで人慣れしているようでした。

岩尾別温泉の駐車場にも熊が出るそうで、宿では、ちょっと離れた露天風呂に行くのは日没後は熊に遭遇する恐れがあるので止めるように言っているようでした。
車で走っていても熊が近寄ってくるような事も聞きました。

ゴミを置き去りにするなど、熊が人間に近寄るようなことは絶対にしない方が良いと思いました。そうでないと、近寄ってきた熊に襲われる被害が今後出る可能性があるものと思いました。

自分が下山したころ雨が降ってきましたが、岩尾別温泉の露天風呂に入って、今回の北海道山行の拠点である阿寒湖温泉に戻りました。

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コメント

こんばんは(^^)
こんばんはミクシイの山男です

ヒグマに遭うとは大変でしたね

私はツキノワグマに遭遇した写真があります
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-215350.html
2012/10/4 1:20
こんばんは
メールありがとうございます、ミクシイの山男さん
熊さんの鮮明画像すごいですね

残念ながら、こちらの画像は不鮮明です

羅臼平から数分降りたところで、急に霧が出てしまった中での撮影写真のためです

私の前に通過した3名グループの男性は鮮明な写真でした

山男さんはこれから冬にかけても、バンバン山行くんでしょうね

こちらは、11月までに近郊の山(狙っているのは西上州)に日帰りでいくぐらいです

山男さんのまたの、魅力的な投稿を楽しみにしています
2012/10/5 22:50
プロフィール画像
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