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記録ID: 222728
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

雲海と岩稜と穂高連峰(前穂〜奥穂〜涸沢〜北穂)

2012年09月07日(金) ~ 2012年09月08日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
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GPS
--:--
距離
26.5km
登り
2,234m
下り
2,226m

コースタイム

<7日>
6:20あかんだな駐車場〜7:30上高地BT〜9:00岳沢小屋〜11:30前穂高岳〜13:30奥穂高岳
14:30奥穂高岳〜15:00穂高岳山荘

<8日>
6:00穂高岳山荘〜6:20涸沢岳〜8:10北穂高岳〜10:30涸沢ヒュッテ〜12:50横尾〜13:50徳沢〜15:00上高地BT

※BT=バスターミナル
天候 <7日>
晴れ→曇り

<8日>
晴れ→やや曇り
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・あかんだな駐車場から上高地まで往復2000円。この時期の平日は6:20始発。
・帰りは上高地BTから30分置きにあかんだな駐車場行きのバスが出ています。
・あかんだな駐車場は17:00にゲート閉鎖のため注意。
コース状況/
危険箇所等
・涸沢岳から北穂高岳、とくに涸沢岳からの下り道が、鎖場も多く難所でした。逆方向(北ホ→涸沢)のほうがよいとの話も納得でした。
・北穂高岳から涸沢ヒュッテへの下りも岩場が多く段差もあるので、下りでもかなりしんどいです。
・山バッチは穂高岳山荘に売ってます。奥穂のバッチは1種類でした。
・下山後はバスから見た「ひらゆの森」が激しく混んでいたので、平湯バスターミナル3階のお風呂に行きました。こちらは貸切(笑)
予約できる山小屋
横尾山荘
入れるのは水ではなくてお金です
入れるのは水ではなくてお金です
河童橋を渡ってスタート
河童橋を渡ってスタート
贅沢な自然の木枠
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贅沢な自然の木枠
なぜ大量の傘??
なぜ大量の傘??
左から霞沢岳、乗鞍岳、焼岳
左から霞沢岳、乗鞍岳、焼岳
とんがり常念
前穂高から槍ヶ岳☆
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前穂高から槍ヶ岳☆
槍ヶ岳へと続く超一流の稜線
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槍ヶ岳へと続く超一流の稜線
前穂から奥穂。前穂高岳のピーク標識にはなぜかウサギのテディベア(おかしな表現ですが、、)が座ってました。新しかったし最近置かれたのかな。いったい誰が、、、
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前穂から奥穂。前穂高岳のピーク標識にはなぜかウサギのテディベア(おかしな表現ですが、、)が座ってました。新しかったし最近置かれたのかな。いったい誰が、、、
雲影までキレイな涸沢カール
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雲影までキレイな涸沢カール
ようやく奥穂高岳に登頂
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ようやく奥穂高岳に登頂
ジャンダルムは残念ながらほとんど見えません。。。一瞬影だけ見えました。
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ジャンダルムは残念ながらほとんど見えません。。。一瞬影だけ見えました。
穂高岳山荘パノラマ
穂高岳山荘パノラマ
翌日は見事な雲海!
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翌日は見事な雲海!
この日は半月
雲海に浮かぶ常念岳
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雲海に浮かぶ常念岳
お、きたきた!!!
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お、きたきた!!!
御来光☆そういえばここまでキレイにちゃんと見るのはかなり久々な気がする。
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御来光☆そういえばここまでキレイにちゃんと見るのはかなり久々な気がする。
御来光をバックに常念岳・蝶槍
御来光をバックに常念岳・蝶槍
朝ご飯はなんと豪華な朴葉味噌付き
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朝ご飯はなんと豪華な朴葉味噌付き
この日はまだまだ見事な雲海が続きます
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この日はまだまだ見事な雲海が続きます
奥穂高岳方面に覆い被さる雲。なんかドライアイスみたい。
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奥穂高岳方面に覆い被さる雲。なんかドライアイスみたい。
笠ヶ岳にはやや薄い雲
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笠ヶ岳にはやや薄い雲
槍ヶ岳と北穂高岳。これが噂の大キレットか。
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槍ヶ岳と北穂高岳。これが噂の大キレットか。
涸沢岳〜北穂高岳の稜線のなかなかのものなんです。大キレットにも負けていません。
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涸沢岳〜北穂高岳の稜線のなかなかのものなんです。大キレットにも負けていません。
お盆に行った雲ノ平方面。行ったことがある山だと、どれがどの山かわかるようになりますね。それがちょっと嬉しかった。
お盆に行った雲ノ平方面。行ったことがある山だと、どれがどの山かわかるようになりますね。それがちょっと嬉しかった。
まだまだまだまだ雲海は続きます
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まだまだまだまだ雲海は続きます
やっと着いたー。槍ヶ岳は残念ながら雲の中。
やっと着いたー。槍ヶ岳は残念ながら雲の中。
大キレット。北穂高側の入口です。
大キレット。北穂高側の入口です。
北ホの売店はオサレ。
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北ホの売店はオサレ。
北ホブレンドと、なっちゃん。コーヒーカップが素敵。
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北ホブレンドと、なっちゃん。コーヒーカップが素敵。
北穂高小屋は本当に山頂のすぐそこにあります
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北穂高小屋は本当に山頂のすぐそこにあります
物資運搬@涸沢ヒュッテ。淡々とこなしていくヘリコプターにプロ魂を感じます。
物資運搬@涸沢ヒュッテ。淡々とこなしていくヘリコプターにプロ魂を感じます。
初☆涸沢ヒュッテ。フェスのイメージが強く、オサレさんしか来ちゃ駄目だと思ってました。
初☆涸沢ヒュッテ。フェスのイメージが強く、オサレさんしか来ちゃ駄目だと思ってました。
やっと横尾まで降りてきました。あと11km・・・
やっと横尾まで降りてきました。あと11km・・・
徳沢に到着。あと6.4km・・・
徳沢に到着。あと6.4km・・・
ゴール!もう9月ですがまだまだ観光客で賑わっています。
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ゴール!もう9月ですがまだまだ観光客で賑わっています。

感想

直前まで天気予報が右往左往していましたが、最終的に9/7(金)は狙い済ましたかのように一日だけ晴れの予報。これはいくしかない。というわけで北アルプスの百名山最後として穂高連峰に行ってきました。

上高地バスターミナルから岳沢までは樹林帯となります。時折、景色が開けるのですが、そこから見える吊尾根がめちゃくちゃかっこよかったです。また振り返ると乗鞍岳、左に霞沢岳、右に焼岳、眼下には梓川と贅沢な景観。岳沢小屋からは急登の連続です。クサリ・ハシゴと出てきます。まだ登山も前半なのにけっこう体力が奪われていきます。もう駄目だー、と弱音を吐きそうなところで紀美子平に到着です。助かりました(笑)

荷物をデポして前穂高岳に向けて出発。奥穂高方面はやや雲がかかっていましたが、ほかは晴天そのもの。ものすごい期待を抱いて山頂を目指します。そして登頂。期待以上!常念岳や大天井岳、燕岳まではっきり望むことができ、そして北を見ると穂高連峰と槍ヶ岳。そしてピーク標識の上にはなぜかウサギのテディベア(おかしな表現ですね、、、)。いやぁ、絶景絶景。

そして紀美子平まで戻っていよいよ奥穂高岳を目指します。吊尾根は最初こそちょっと危険な箇所がありましたが、どちらかというと危険さよりもしんどさのほうが勝ってました。どMルート。最後のほうはヘロヘロになりながらノロノロと歩き、ようやく奥穂高岳に登頂。そしてガス。。。一瞬だけジャンダルムの影っぽいものだけ見えましたが、あれだけじゃちょっと。。。1時間ほど晴れるのを待ってみましたが、諦めて穂高岳山荘まで移動しました。

翌日はなんといっても雲海が素晴らしかったです。これが穂高連峰の本気なのか(笑)。最初は本当に雲一面でしたが、途中から常念岳や蝶槍も見え始めました。とくに常念岳が雲海に浮かぶ姿はかっこよかった。そして御来光。こんなにキレイに見たのはいつぶりでしょう。本当に『この日』を選んで『ここ』に来てよかった、そう思うのに十分過ぎるほどの美しい眺望でした。ちなみに山荘の朝ご飯にはなんと朴葉味噌が。なんて贅沢な。美味しかったー。

この日はまず涸沢岳へと向かいます。山頂からは笠ヶ岳や雲ノ平方面を一望できました。笠ヶ岳は照れ屋みたいで薄い雲に覆われていました。雲ノ平方面はお盆に縦走したのもあって、どれがどの山がしっかり認識できました。これが些細なことでしたがすごい嬉しかったです。

そして北穂高岳方面を見ると、、、なんじゃこりゃ、こんなところを通るのか、って感じでした。一部の人は大キレット以上と感じたと聞いていましたが、すぐに納得しました。これは歩き甲斐がありそうです(と自分を鼓舞)。

結果としてなんとか無事に北穂高岳まで着くことが出来ましたが、とくに涸沢岳からの下り道がかなり高揚感満載でした。最低コルまで心が休まる箇所がほとんどありません。うしろを見るとめちゃめちゃ元気なお父さん(宮崎から来たとのこと)と、前穂高岳や穂高岳山荘で一緒だったソロの女性の方が見え、自分ひとりじゃないことにちょっと勇気がでました。

北穂高岳山頂に着く頃には槍ヶ岳は雲の中。大キレットも手前のほうしか見えませんでした。それでも危険を感じるには十分でしたが。北穂高小屋にいた人に話を聞くと大キレットも南岳側からのほうが幾分か簡単とのことです。まぁ、幾分か簡単といっても相当辛いのでしょうが。あと北ホブレンドのコーヒーを頂きました。まずカップがオサレ。北ホマーク付き。苦味が少なめで飲みやすかったです。

あとは下山です。まずは涸沢ヒュッテまで。北ホからのルートは岩場が多く、かなり歩きにくかったです。涸沢ヒュッテはフェスのイメージが強くて、オサレさんしか来ちゃいけないものだと思っていたのですが、蓋を開けてみると普通によいところでした(笑)

ここからは歩きやすい登山道となるので横尾まで一気に下ります。そして13時ころに横尾に到着。当初の予定では蝶ヶ岳へと向かう予定でしたが、北穂高手前で一度スリップしてしまい、古傷の左膝を痛めていたので、ここは断念。

あとは時間との戦いで、あかんだな駐車場のゲート閉鎖が17時なのに、コースタイム通りだと上高地バスターミナル到着が16時前後。少しでもタイムを稼ぐため横尾からはハイペースで移動。しかし横尾の『⇒上高地11km』の看板には心を折られかけました。

その甲斐あって予想以上の15時に上高地バスターミナルに到着。やればできるものですね。バスから見た「ひらゆの森」は激混みだったので、駐車場にあった割引券をもって平湯バスターミナル3階のお風呂へ。なんと貸切。それもそのはず、普段は17時までの営業みたいです(この日はたまたま17時半まで)。

ということで北アルプスの百名山も無事に終了。収集癖のある私ですが、これからは百名山に囚われずに好き勝手なルートで楽しみたいと思います。

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