四ッ岳北面
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- GPS
- 05:55
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,530m
コースタイム
04:30 大滝川渡渉
08:00 四ッ岳
08:50 大滝川渡渉
09:20 平湯野営場
天候 | 風雪強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
日曜日だが北陸のみんなは上越遠征に行ってしまったのでおひとりさま。ガッチリ冬型が決まって平湯は夜通し猛吹雪。森林限界より上はヤバいことになっているはず。気合いを入れていこう。昨日よりちょっと早い3時半に平湯野営場を出発。雪はゴンゴン降っている。駐車場は15cmくらい積もっていた。昨日つけたトレースはすぐに消失した。開幕から早速仕事だ。おひとりさまで今なお降り続いているので帰りもラッセルになるかもしれん。昨日は穏やかだった四ツの森の木々たちは今日は風に叩かれてミシミシと鳴いていた。せっせと雪を蹴飛ばして2,400mの森林限界に着いたら耐風装備に身を包む。樹林から出ると風雪は強く視界は無い。ここで引き返せば楽しいバックカントリーで終わるが山屋はピークを獲らずに終われない。2,500m-2,600mの斜面はドカ雪パックのオープンバーンで雪崩が怖い。雪を選んで素早く慎重に。ハーフパイプでクトーを履いたら追い風に飛ばされそうになりながらピークへ。すっげえ風だ。昔の僕ならとっくに敗退していただろう。
風下の吹き溜りに隠れてシールを剥がしてトンズラだ。ハーフパイプは向かい風に押し返されて手で漕がないと前に進まない。下りなのに。オープンバーンは白すぎて止まっているのか下っているのかスラフに流されているのかもわからない。2,500mで視界が出てくればもう安心。森を駆け下りる。素晴らしい…筆舌に尽くし難い。一晩で尾根のヤブは更に埋まってすべすべ。もう最高。雪は深く軽く今シーズンナンバーワンの激パウだった。本当にタマランチ。気持ち良すぎて失神しそうだった。179cmで来たらもっと良かっただろうな。こんな日に単独なんてつらい。写真が撮れなくて残念だ。
1,760mで単独の男性が登ってきて大滝川で2人パーティが登ってきた。おかげで帰りにラッセルにならずに済んでとても助かった。ありがとうございます。野営場に戻ってきても平湯はゴンゴンと降り続いていた。さあ渋滞する前に帰ろう。明日は仕事だ。明日の四ッ岳北面は大変素晴らしい仕上がりになっていることだろう。お休みの方はぜひスーパーファット長板でお楽しみください。ああ、明日も行きてぇなあー。
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