四ッ岳 今の自分の目一杯。
- GPS
- 09:57
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,584m
- 下り
- 1,583m
コースタイム
天候 | 晴れてんだけどさ。何よ?あの激風! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ありがとうございました。 |
写真
装備
個人装備 |
チェストバッグ
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル(雨具兼)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ブーツ
ヘルメット
ゴーグル
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
保険証
携帯
サングラス
非常食
行動食
保温ボトル
ツェルト
ウィペット
ナイフ
スキー
シール
SJCAM4000:通称パチプロ
トランシーバー(VX-6)
ドンジョイ
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感想
三連休の週末、天気予報を見ると土曜×日曜△?月曜〇の感じ。
したらば日、月で予定を組むか、と以前から行けてなかった十石山を計画した。
日曜に十石山として月曜はどうしようかな、乗鞍界隈に居るのだからもう一つ何か組めないかな、と考えていた矢先の事。
先日、大崩山で出会ったsinmyoさん達が月曜に四ッ岳に向かうと情報を得た。
自分もしたらば、と想定したが正直自信が無かった。
平湯からの四ッ岳って山スキーの定番コースと思うが、初心者が軽い気持ちで行ける山ではない。
厳冬期の3000m級に入るカテゴリーだ。
「いつかは、平湯からの四ッ岳を達成したら山スキーヤー一人前かな?」
と目標にしていたトライの一つだ。
今の自分では「いっちょ行ったるか!」などと軽く言える山ではない。
かと言って「自信無いからなぁ。」と言っては、いつまでも成長しない。
で、出した答えは、
行けるところまで頑張ればいいじゃない。
可能不可能の見極め、自己分析は出来る自信がある。
で、土曜の夜に取り合えず白骨に移動、未明から吹き荒れる激風に意気消沈。
十石山にムリを押せば月曜の四ッ岳に悪影響が出る事必至。
…十石山、事前敗退決定。
そのまま日曜を棒に振ってもイカンので四ッ岳攻略の一助を考えた。
大崩山に平湯から登った時の事、その前日にmaoyukiさんから最初の尾根への取りつきへのアドバイスを頂いていたのだが、取りつきに至る前にルートミスをしていて、せっかくのアドバイスを無駄にしていた。
夜明け前で視界が限られていては、ルーファイが難しかった事も一つ。
では明るかったら間違えないのか、と。
試してみよう。
偵察山行だ。
9時頃に平湯野営場に移動、程なく下山してくる方が一名。
この時刻に下山してくるとなると敗退者か只者ではないか、どちらかだ。
結果は皆さんご存じ、只者ではありませんでした。
おかげ様で直前トレースを付けて頂いて、非常に助かりました。
ありがとうございました。
さて、偵察山行は確たる手応えがあり、なるほどアドバイスの言葉の意味がわかった、と。
改めてmaoyukiさんありがとうございました。
迎えた月曜午前3時30分、気合の早出。
目標は登り6時間、下り3時間の9時間だ。
偵察の甲斐あって尾根へ乗越しもスムーズ、渡渉点までのタイム見ると若干遅れているが許容範囲内。
先行された方も見えてノーラッセル、ルーファイ不要の好条件。(都度、ルートと現在地確認はしましたよ。)
樹林帯の登高の途中で夜明けを迎えた。
背後には白く輝く槍ヶ岳、右手には赤く染まる大崩山を眺め、静かな山と新雪を楽しみながらの素晴らしい時間。
しかし、お楽しみは長くは続かない。
樹林帯を抜ける直前から、寒さが厳しくなってきた。
テムレスの限界が来て本チャングローブに交換、ヘルメットビニーでは鼻口周りに不安を感じ、バラクラバ被る。
さぁ来い!と意気込んだら本当に来やがった。
激風!
三角岩を見るあたりから上は一歩一歩に気合が必要。
風に押されて後方に倒れれば、イテテでは済まなさそう。
前や横ならウィペットが助けてくれるので、とにかく前へ前へと重心も気持ちも全力で傾ける。
ハーフパイプ(よく知らんが露岩があるルンゼの事だよね?)までは露岩の陰で一息つく事も出来たが、山頂下の一枚斜面に突入以降は緊張から喉が乾いて辛かったが、当然水分補給の余裕など無くジリジリと歩を進めるのがやっとだった。
特に、2700mあたりのルンゼ向かって左から右尾根にトラバースするラインは足元は完全アイスだわ向かい風の爆風だわで、一回斜面後方に弾かれた。
ウィペットで何とか食い止めて凌いだが、ちょっとシビれたな。
それでも意地で板のまま何とか登頂。
6時間30分、目標には届かなかったが負けなかった。
さて、記念撮影とスマホ出したら「低温モードです。機能制限しています。」の文字。
トルクG4!雪山で使えって宣伝していてコレか!
まぁ、身体に近いポケットで温めたらすぐに使えるようになったからヨシだけど。
さて、滑降準備だが、皆さんどこでトランジットしてるの?
某氏のレコにある窪地ってどこよ?
あそこかな?と目星を付けた山頂から北西方向15mにある岩陰でトランジットするが、爆風でままならない。
結局クトーの袋を山に奉納してしまった。
(環境破壊とも言う。ゴメンナサイ。)
しかし、板さえ履けば何とかなる(本当か?)
ガリガリと尻尾やらシュカブラやらを蹴散らしながら、山頂直下斜面へ。
アイスの位置を確認して避けながらドロップ。
楽しむ余裕は無かったけれど、滑りやすく、ダイナミックで達成感を得られる最高の斜面だった。
露岩帯まで降りたら避け難いアイスも多々あり、ギャリギャリと騒音を撒き散らしながらデラデラ。
ガリ地獄もあと少しとなる灌木が出始めるあたりで、sinmyoさん、goedonさんとお会いする。
まぁ、捜しながら滑っていたので予定通りの展開。
先日、お世話になったお礼を伝えた。
お二人と別れた先はパウ天国。
これまで経験したこと無い距離続く。
これが、山スキーの真の姿か!と。
そのダイナミックさ、スケールの大きさ、大自然を身体で直に感じつつ滑走。
流石に長距離を滑り続けるのはムリで、休み休みの下山となった。
渡渉点まで戻った頃には完全に脚が売り切れ、渡渉後の登り返しでとどめを刺され、後はトレースボブスレーでダラダラと。
下山は13時30分、下山に3時間30分掛かった。
まぁ、想定範囲内の時間オーバーで自分の目標は満点で達成。
久々の本チャン達成で最良の一日になった。
最後に、今日に至るまでにお世話になった方々に心底感謝しています。
ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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land-raiderさんはじめまして、graveltrekです。
下山時の時間を見ましたら、8分差で野営場に帰ってます。
私が遅れて到着して「お疲れさま〜」って声かけたと思います、黒いセレナに乗ったジジィに声かけられませんでした?それが私です。
同じ方向へ向けて(四ツ岳に向かって)駐車してて、 land-raiderさんの3台くらい右手に駐車してました、お顔も見てますよ!たぶん<笑
いや〜・・・gpsmap66見せて欲しかったな〜!
現物は本日ネーデルランドからやって来ました、国際郵便でちょっと到着に日にちが掛かりました。
先ほど電源入れて、起動と衛星補足は確認しましたので、あとは英語版を日本語表示するようにファイルを入れ替えます。
絶対どこかでお会いしましょう!!!!!!!!!!!!!
コメントありがとうございます。
もう購入してたんですね、innですよねw。
日にち掛かっても届いたならヨシです。
私、一回届かなかったってのありますから。
もちろん全額返金でしたけど、ヤキモキさせられました
昨日、四ツ岳本峰は達成しましたが、四ツ岳にはもう一つの目標が残っています。
東峰のグラトレピークです。
ガオロさんのガオロピークの命名法に倣って勝手にそう呼ばせていただいています。
もっと評価されても良いピーク&斜面と思っています。
では、いつかどこかで必ずお会いしましょう!
land-raiderさんgraveltrelです。
夕方早速gpamap66の日本語化をしました。
日本語のフォントは簡単にインストール出来たのですが、メニューの変換が中途半端でして使い方が分からず、頭を痛めてます。
etrex30xと操作ボタンの基本が違うので、慣れるまで大変そう。
一つ教えてください。
記録中のトラックや、ルートとして記憶させたGPXの軌跡を、赤色に表示するには次のやり方で間違いないですか?
1GPSMAP 66の電源をオンにして、メインメニューに移動します
2録音コントロールの選択
3方向パッドを使用して、アクティビティ情報に移動します
4プレス メニュー
5色の設定を選択
6目的の色を強調表示して、Enterキーを押します
これで、マップページ上で、トラックが新しく選択された色として表示されます。
下記のURLを翻訳すると、上の様な取り扱いに成って居ます。
https://support.garmin.com/en-GB/?faq=4oo0heXryG1tcKQEHIKKJ7
お手数かけます
おはようございます。
今頃になってコメントに気付きました(汗。
お返事、夜になってしまいますが、お待ち下さい。
メッセージから、お返事しますね。
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