白山・加賀禅(丸石谷初滑降)


- GPS
- 17:37
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 2,983m
- 下り
- 2,871m
コースタイム
- 山行
- 15:38
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 17:12
天候 | 小雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
百万貫まで雪切れ多数 変電所辺りから雪は繋がる 加賀禅定道800m以下は雪切れ多数 |
写真
感想
3月のお参りを兼ね兄ちゃんと賞味期限が近い加賀禅定道周回を行った。一里野の岩間温泉ゲートに23時待ち合わせして兄ちゃん号をデポ、YSHR号に乗り込み白峰を目指した。23時半白峰ゲートに着くとツボ足登山者が一名スタートして行った。23時40分兄ちゃんと元気にスタート、と言いたいがゲート前は雪がなかった。いきなりのツボしかしすぐに雪が出てきて安堵、しかし甘くなかった。すぐに雪が切れてきた。
マジか、チャリがもう必要なのか、その後も雪が出たり切れたりその都度板を手に持ち歩くので一向にペースは上がらない。ツボ足登山者と抜きつ抜かれつ。百万貫まで何度板を脱いだかわからない、この先も同じように雪切れは続いた。もう勘弁して欲しい、変電所までたっぷり2時間要した。この辺りからようやく雪は繋がりだし、ペースは上がりだしツボ足登山者は遥か後になった。
しかし気温は高くて雪はグサグサ、ポンだからまだマシだが細板ならズボズボだっただろう。市ノ瀬から先雪は増えだし後続の登山者は多分別当出合敗退だろう、雪がズンズン増えてきた。暗闇の別当出合までたっぷり5時間要した。今日は甘くなかった。休憩舎で休んで一本橋を渡る。前日のトレースはなかった。石畳はカチカチでクトーで上がった。
中飯場から上は雪は多くてどこでも歩けた。雪も残雪期のようだ。今シーズン一番多い雪の量だ。兄ちゃんと二人で先頭を変わりながら写真を撮りあった。空は快晴期待できる。甚之助小屋から上部は昨日の新雪が10−20cm歩きやすくなった。モンスター尾根を行かず直にエコーラインを上がる。真っ白な白山がドン、モチが上がる。室堂の鳥居も今期で一番埋まっていた。
御前峰ロックオン、氷化した斜面を山頂までクトーで登りあげて奥社で3月のお参りをした。さあ加賀禅の長丁場へ旅に出る。山頂から大汝峰を巻くように滑降して御手水鉢まで30分、快適だった。ここから七倉山へ登り返し、日差しが照りつけて気温も上がりもう汗だくであった。
11時過ぎ七倉山山頂へ、さあ今日のハイライト、山頂から百四丈滝へ続く沢へ標高差で600m飛び込んで天池へ登り返す。この沢滑った人はいるだろうか?新雪が詰まっており素晴らしい斜面だった。今日頑張った甲斐があった。斜度は緩んでもポンだから滑りは良かった。2000mまで下ると沢筋は割れだした。1950mまで快適に滑ってさあ加賀禅の天池へ登り返し、登り返しは100mちょいでお得なコースであった。ガリガリの四ツ塚からの尾根を滑るより遥かに楽しめる、これからの定番コースになるであろう。
天池からカチカチ斜面を百四丈滝を横目に快適に下る。前日連絡があった乾さんのトレースが百四丈滝展望台から下に続いていた。追いかけるかな、美女坂も新雪で楽しい滑りだった。鞍部から奥長倉山へ登り返し、この先加賀禅はアップダウンの連続、ただまだこの時期雪はたっぷり繋がっているから大丈夫、雪が切れだすとスキーは最悪となる。下部はズボズボ、ポンで良かった。
ハライ谷は藪が多くて難儀した。中間点でようやく乾さんに追い付いた。挨拶して先を急いだ。800m辺りから雪は減り、今日は忠実に登山道を滑ることにした。最後登山口まで標高差50mくらいまでは板で降りた。早めに谷を降りた兄ちゃんは谷でハマってしまって、20分ほど待つ羽目になった。ここから兄ちゃん号で白峰へ向かい、金沢に戻り兄ちゃん家族とテルメで焼き肉、今日も長い一日だった。
終わってみれば17時間半の完全燃焼だった。加賀禅ももう賞味期限は近いだろう。
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