錫杖岳 前衛壁(前衛フェイス) 左方カンテ 7P完登 (*^。^*)/ 【山岳会合宿】


コースタイム
6:45 槍見温泉 - 7:17 クリヤ谷【休憩】 - 7:54 錫杖沢分岐 - 8:37 錫杖の岩小屋【登攀準備】 - 9:21 前衛壁取付
9:30 登攀開始 - 1P登攀 - 10:00頃 - 2P登攀 - 10:25頃〜10:50頃 - 3P登攀 - 11:20頃〜12:00頃 - 4P登攀 - 12:20頃〜13:00頃 - 5P登攀 - 13:40頃 【連休でルートが混雑していた為、各終了点にて待ち時間アリ】
15:10 懸垂下降開始 - 15:50 懸垂下降終了 - 16:10 錫杖の岩小屋
16:32 錫杖の岩小屋 - 16:45 錫杖沢分岐 - 17:02 クリヤ谷 - 17:26 槍見温泉
合宿3日目【実質2日目】
6:27 槍見温泉 - 7:08 クリヤ谷 - 7:30 錫杖沢分岐 - 7:50〜8:28 錫杖の岩小屋 - 8:45頃 前衛壁取付
9:30頃 登攀開始 - 10:05 1P終了点 - 10:57 てるさん3P登攀中 - 12:00頃 5Pトップ登攀開始【K井くん】- 12:45 てるさん5P登攀中 - 13:00頃 5P終了点でお昼ご飯 - 13:10 6Pトップ登攀開始【A田くん】- 13:45 てるさん6P登攀中 - 14:00頃 てるさん7Pトップで登攀開始 - 15:00頃 全員登攀終了【左方カンテ完登】
15:30頃 懸垂下降開始 - 16:00 A田くん幻の8P登攀開始【懸垂ロープが絡んだ為処理をしに7P登攀】- 17:20 懸垂下降終了【計4回】- 17:40頃 錫杖の岩小屋
18:05頃 錫杖の岩小屋出発 - 18:20 錫杖沢分岐 - 18:41 クリヤ谷 - 19:04 槍見温泉
天候 | 合宿2日目【実質1日目】 晴れ 合宿3日目【実質2日目】 晴れ 【合宿1日目はてるさんは仕事により不参加】 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高の湯の無料駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
クリヤ谷の沢を通過するときは沢の増水に注意 前衛壁の各ルートへの取付は赤テープに沿って登って行きます テント場は分岐からすぐの所と岩小屋にあります 連休時はテント場の確保に困難な場合アリ 前衛壁に向かう場合、水場は岩小屋が最終となります 左方カンテを含め、錫杖岳の各ルートはピンを抜かれてフリーの要素が大きくなってるみたいです カム&ナッツ等ナチュラルプロテクションは多目に用意しましょう 【ちなみに今回はハーケンは一回も打ちませんでした】 その分終了点はしっかりペツルが打たれていました |
写真
テラスに最大11人(笑)
4人はこの日下山をするので、ここでお終いにすることにしました
N野さんとA田くんはとりあえず6ピッチ目も登攀すること・・・
ただ終了点からのフリーで下る所が結構怖かったぁ〜
N島さんはF村さんに騙された〜と冗談を・・・
ボクはG田さんと2人で「ここが今日の一番の核心やったね(汗)」とお互い笑いあいます
結構忙しかった〜
ちなみに同じ山岳会のS田さんやY超さんもご来店頂き感謝です♪
仕事後はお店を片づけて、また寝坊しないよう集合場所に向かいそこで仮眠
オヤスミナサイzzz
そしてここでグループ分け
A田クン、K井くんとてるさんは昨日と一緒で左方カンテ登攀組
残りの皆さんはK下さんのガイドの元、烏帽子岩経由で錫杖岳本峰登山組
何気にてるさん、なかなか行くことが出来ない烏帽子岩に行ってみたかった・・・(笑)
てるさん見事に・・・一発で負けてみんな未経験のこのピッチをトップで登攀することに(汗)
最初がいきなりめちゃ緊張したけど、ここを乗り越えたら何とか落ち着いてプロテクションも取ることが出来ました
でもここまで来たらこの上の景色を見てみたいてるさんは上まで行きたい・・・
という訳でここをフリーで登攀すると・・・
思わずてるさん、二人に
「せっかくだからここの景色だけでも見においでよ!」
と2人に上がってくるよう伝えます
仕方ないので登りかえしてくることに
「ボクはさっきトップで登ったからねっ(*^。^*)」
結局A田さんが幻の8ピッチ目を登り・・・
感想
てるさんが今年から加入させて頂いてる、地元の山岳会の合宿で錫杖岳前衛壁(左方カンテ)に行ってきました♪
今回の合宿はてるさんを含め新人のA田くんやK井くんも岩志向というコトで、この錫杖岳クライミングにして頂いたというコトで是非とも参加させて頂きたいっ!!
でも世間は3連休いうコトでなかなか日程的には難しい感じだったのですが、とりあえずお店を休日にする予定の合宿3日目(月曜日)は参加確約!
2日目も1日目の仕事を終え準備がちゃんと出来れば参加させていただくとの連絡を入れて準備をしました
土曜日は案の定3連休の初日という事で、お店も結構忙しかったのですが、一生懸命仕事をこなし、午前1時には仕事を片付け次の日の営業準備も完了(^_^)/
2日目の合宿も参加させていただく連絡をして集合場所に向かいそこで仮眠をしました!
結局寝たのは3時近くで翌朝もちょっと寝坊はしてしまいましたが、睡眠時間の割には念願の錫杖岳クライミング!というコトもありテンションも上がり目♪
天気も心配されましたがこの日は最高のクライミング日和!
前衛壁の左方カンテを楽しむコトが出来ました☆
【登攀中の様子は各写真のコメントをご覧ください】
この日は連休の中日というコトもあり、人気のこのルートは先行組を含め混雑してなかなか前に進むことが出来ませんでしたが、その分いろいろお話をしながらのんびり登るコトが出来ました
てるさんも4ピッチ目をトップで登攀&セカンド以降のクライマーのビレイも経験!(^^)!
少し緊張を強いられる3ピッチ目以降もセカンドで登るというコトもあり、思った以上に爽快にクライミングを楽しむコトが出来ました
やはりルートのグレード以上にこのロケーションでクライミングを楽しむコトが出来るのは爽快以上に快感になりそう(笑)
終始「楽しい〜!」「気持ちいい〜☆」と言っていたような・・・
ただこの日は前述のとおり連休の中日という事で、お店は営業(涙)
ルートが混雑していたというコトもあり、この日の下山組はこの5ピッチ目で降りることにしました
結局高山には6時過ぎになってしまいましたが。7時にはお店の営業開始(笑)
この日は同じ山岳会のS田さんやY超さんもご来店頂き、忙しい一日となりました!
それでも3日目の合宿も参加予定なのでそそくさとお店を片付け、前日と同じくその日の内に集合場所へ
前日と比べて午前1時過ぎには就寝できたので、次の日(3日目)も思ったより疲れは残らず向かう事が出来ました
9時前には錫杖の岩小屋に全員集まり、その日の行動&グループ分け!
F村さんは当然のように「若手(新人という意味で)3人はクライミングね(笑)」
そして残りの皆さんの行動予定を聞くと、山岳会の重鎮K下さんのガイドで烏帽子岩経由で本峰というクライミング要素こそないけれど、何気にこれまたすごく魅力的のあるルート・・・・
ちなみにK下さんは錫杖岳の各ルートの冬季初登攀や笠ヶ岳の岩場の開拓もしている、飛騨の岳人だけでなく、山の世界で一目置かれる大先輩・・・
てるさんの頭の中では「クライミングもしたい・・・でもK下さんの元で錫杖や山のコトを教えてもらいながらなかなかいけない烏帽子岩も行ってみたい!!左方カンテはまたいつでも来れるかもしれない・・・」
と頭の中で葛藤がぐるぐる回る・・・
何気にちょろっつと「そっちのルートもめちゃ魅了的ですよね〜」とつぶやくも、空気的に烏帽子組に参加できる流れではなく(笑)結局当初の如く3人でのクライミングチームの方に参加することになりました
取付きに着きこの日も左方カンテを登ることに・・・
トップは順番に交代しながら登攀することにしました
てるさんは3人の中でも一番お年寄りというコトを理由に楽なピッチを登攀させてもらうコトに(笑)
1ピッチ目のはてるさんがトップで登攀!
登攀後セルフビレイを取ったのに何を勘違いしたのかロープアップすることなくビレイ器をセット(笑)
下では「ビレイ解除」とコールがあったのになかなかロープが上がんないから「てるさん、何やってんだろ!」と思ったコトと思います(汗)
きっと、ちゃんと2人をビレイしなければ!というコトばかりで頭がいっぱいだっただと思います!
それ位、指導者がいない中での初めての新人3人だけでのクライミングは最初は緊張しました
それでもトップじゃない登攀&下でのビレイは気持ちも余裕!
前日と同じく気持ちいいロケーションの中楽しむコトが出来ました
二回目のトップ(4ピッチ目)になるとだいぶ気持ちにも余裕が出て来て、登攀もセカンド以降のクライマーのビレイも余裕を持って出来るようになりました。
ただランナーの取り方もまだまだで、ロープが屈曲してそれが結果ロープを手繰るのに重かったり、ロープを上げる時でも、最初はちゃんと振り分けてるつもりが、セカンド・サードと同時登攀になるとロープの振り分けがだんだんとめちゃくちゃになって来ました・・・
この辺はやはり経験を積むことや慣れた人の見本を見習いたいと思ったりしました
そんなこんなで順調に6ピッチ目を終え、残り1ピッチを残すのみ・・・
みんなが2回づつトップ登攀をしたので、最後のトップはじゃんけんで決めることに
するとてるさん・・・一発で負けてしまいました(涙)
何気に全員未経験の7ピッチ目!そして下から見上げるに結構タイトな感じ・・・
ここまでおじいちゃんというコトを理由に楽してきたツケが一気に回って来ました(笑)
「こんなところオレよう登らんよ〜」と高所恐怖症クライマーK井くんが泣き??を入れてたみたいにてるさん自身も少し弱気の虫が出て来ましたが、先輩として引きさがる訳にはいかず7ピッチ目をトップで登攀スタート!!
最初は戸惑いましたが、プロテクションもなんとかとり、右にトラバースして上に上がるとあとは気持ちに余裕を持って登ることが出来ました
終了点に到着すると、「注文の多い料理店」の登攀を終えた若手クライマーの声がしました(ちなみにこの日唯一会った別パーティー)
話しかけると、終了点よりこの上の安定したテラスに上がり立木を利用するとビレイしやすいですよ!!とのコト
言われたとおりに上に上がると確かにこの方がいいと思い、そこでセルフを取ってビレイすることにしました
ただここで困った点が・・・(汗)
夕方からの強い風&風の音で下にコールをするも反応が全く聞こえない・・・(>_<)
おまけにテラスは後続が登る壁より少し奥まった所にあるので、いったんセットした以上はセルフ&ビレイを解除して壁の方に近づく訳にもいかない・・・・
仕方ないのでロープで意志を伝えるしかない!!と思い必死に引っ張ると意志が通じたのかだんだんロープが緩み、登って来てることを確認
そして無事に2人とも登って無事左方カンテ7ピッチ完登(^_^)/
上で2人に聞いてみると、やはりお互いコールが確認できなかったというコトで、このような時の対処の方法&約束事も事前に決めておかないとね!!という話になりました
ちなみに自分はホイッスルでの合図も有効なのかな!とも思いました
そして最後は上まで上がり、前衛壁のてっぺんからの絶景を満喫した後、登って来たあとのルートをそのまま懸垂下降で降りることにしました
ただ最初の1ピッチ目の懸垂でロープが絡み回収できない事態に
ここはA田くんが回収に余分な1ピッチの登攀をしてくれました
この登攀中の僕たちのチームの分析をすると、A田くんは終始冷静な感じで、年齢的に年下ですがとても頼もしく感じました
ちょっとした動作も機敏だし、ギア&ロープの取り扱いも慣れてる感じ!
ウチラのチームの中では一歩抜きんでている感じでした!!
一方K井くんは「怖い〜!!」「嫌や〜!!」と終始高所恐怖症クライマーの片鱗を見せつつも(笑)ナンダカンダでしっかりトップで登攀するし、クライミング自体楽しんでる感じ!!
西穂−ジャンダルム−奥穂の縦走の時もそうですが、今回の登攀中でもムードメーカーになってくれてて、彼と登るととても楽しく登ることが出来ると感じました
僕の評価は2人に聞かなければわからないですが、足を引っ張る存在にはならなかったコトが少しホットしたかな(*^。^*)
僕自身も天気にも恵まれ、2日間の登攀は本当に充実したクライミングで楽しかったです!
そして下山後も余韻を楽しむかの様に3人で飲み屋さんでクライミング談義☆
今回の反省点や、次に登りたい山の話など12時近くまで話がもりあがったのでありました♪
合宿1日目の様子 【F村さん撮影&編集】
合宿3日目 烏帽子組の様子 【F村さん撮影&編集】
K下さんの今回の烏帽子散策のブログ
http://hidanoyama.jugem.jp/?day=20120918
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