殺人的爆風に赤岳敗退
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- GPS
- 05:49
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:42
天候 | 快晴だが爆風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
写真
駐車場までの道路は乾いており、ノーマルタイヤに交換済みだったが雪が無く良かった。
駐車場に向かう道中でも既に笹原がざわざわしており強風の予感、気温は0度位、歩き出しは寒かったが次第に暑くなる。
ピッケルを刺して爆風に耐えていると、上から下ってきた青年に稜線の方が風は安定しているとの情報を得、アイスバーンの斜面を必死にダッシュする。写真は横岳
感想
毎日このレコを見るたびに冬山への憧れが強くなりました、厳冬期は初心者の自分にはまだ無理なのでそろそろ春の気配が濃厚な赤岳に挑戦してみようと思いました。
昨日は雨模様の寒い一日だったが、本日は晴れの予報、期待に胸を膨らませ早朝4時半に兄宅に迎えに、昨夜は久しぶりの本格登山を前に何度も目が覚め時計を確認することとなる。先週ノーマルタイヤに交換したのだが道には雪は無いのだろうか、若干の不安があったが心配には及ばず道路は登山口まで雪は無く問題なかった。
今回赤岳を挑戦の舞台に選んだのは、アプローチがし易いからだ、自宅から2時間強で海ノ口登山口に着き、頂上までの標高差も約1000m、一昨年の残雪期も同じコースに挑んだが比較的楽に赤岳に登頂した経験があるからだ。
登り始めからいきなりアイスバーンで気の抜けない登りとなったが、アイゼンは最後まで装着しない、出来るだけ体力を温存するためだ。
樹林帯を抜け吹きさらしの尾根道に出た、ずっとトレースがあり歩きやすい道中であったが風がやたらと強い、今までの人生で味わったことのない強風、つるつるのアイスバーンの急登で殺人的な爆風に滑落死も意識するほど、ブローが吹くと立っていられないなんていうものではなく、飛ばされそうになるのをピッケル刺してそれに捕まり這いつくばるというもの、そんな中下ってきた青年に稜線は少し風は安定しているとの情報から必死で稜線まで駆け上がった。
岩の陰で風を避けどうしようか考える、
折角ここまで来たのだからいけるところまで兎に角行ってみよう、赤岳に向かって暫く進むが息もできないほどの爆風に死の恐怖を感じ撤退を決めた、一緒のタイミングで赤岳に向かった2人は無事だったのだろうか。
仕方が無いので強風の中横岳に向かう、今回は勇気ある撤退ということで自分に言い聞かせながらも挫折感は拭えない。
まだ爆風が吹く中アイスバーンの尾根道を慎重に下る、標高を落とすとやはり雪は緩んでいた。
無事に帰還できたことに先ずはホットしたが10Km程度の山行でぐったりだった、かなり足にも来ている、もっとトレーニングが必要ですね。
ktoshimacさん こんにちは
写真の先行者は私です。写真いただきます、ありがとうございます。
数年前までは人に抜かれることはなかったのですが、体重増と年を感じます。
私も八ヶ岳稜線までの距離が短いので、杣添を選んだのですが、遠くの景色がかすんでいたのと両線の風で心折れました。 どこかでまた。
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