【笠間十山】朝房山 拾う神と瓜のソナタ 内館駅→瓜連駅30km
- GPS
- 08:53
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 288m
- 下り
- 280m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:53
天候 | 晴れ 朝は寒かったが昼間は暖かかった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自宅最寄り駅→内原駅 3080円 <帰り> 瓜連駅→水戸駅 330円 水戸駅→自宅最寄り駅 3080円 青春18きっぷ使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
朝房山からの下りで道を間違えたようで、泥の中を泳いだ。 |
その他周辺情報 | 山岡家水戸店 内原かたくりの里公園 ホロルの湯 |
写真
感想
【笠間十名山】
先々週にヤマレコに登録された笠間十山、実はもうすでに5座登っています。難台山、吾国山、佐白山、富士山、愛宕山はもうすでに登っているので、他の5つの山にぜひ登りたいと思っているところだ。調べてみると3回の山行で登れそうだと判断した。
…房山(今回登った) 内原駅から登り水郡線方面へ抜ける。
館岸山、鐘転山 岩間駅から周回して登り方面に繋ぐことができる。
9餮山、仏頂山 笠間駅から周回して小山方面の駅に繋ぐことができる。
◆↓は休日おでかけパス+数百円で実行することができる。しかしながら、,砲弔い討論捗18きっぷを使うことが望ましい。休日おでかけパスならば、結構な出費を覚悟しなければならないのだ。
というわけで、今日は「内原駅→朝房山→水郡線のどこかの駅」というのは決めていたのだ。◆↓についても、春の間に登ってしまいたいと思っている。
【茨城県中央部の赤線状況】
数回の山行で、岩間駅→難台山→笠間駅→佐白山→水戸駅→勝田駅までの赤線群が出来上がっているが、笠間十名山をあと2回登るにあたり、さらにこの地域の赤線群は大きくなってゆく予定である。
そして、自宅(三浦郡葉山町)からの赤線は千葉県我孫子市我孫子駅まで伸びている。そこから茨城県の赤線に繋げてゆくことはこれから徐々に行っていきたいが、今後数年かけての目標と思われる。
【朝の山岡家】
朝食をとれる店はいろいろあるが、今回は内原駅近くの山岡家で朝食を取ることとした。今回選んだのは「味噌つけ麺」、しかも油なし、薄目である。写真で見ると麺が多そうだが水分を落とすための上げ底があるので思たよりも「食った」感は無かった。まあ、いろいろある朝食の選択肢としては「アリ」かなと思うのである。
【内原カタクリの里】
当初はそのまま朝房山への最短ルートを取ろうと思っていたが、看板やマンホールを見てカタクリを見に行くことを決意する。そう、内原カタクリの里である。ここの特徴は、ソメイヨシノが咲くころに一番の見どころになるということ、駐車場やトイレなども整備されていること、そして、川を挟んでしか撮影することができないということである、
なので、ここで撮影したカタクリに関しては、ほとんどが40倍以上のズームで撮影している。そして、下から撮影する伝統的なアングルを取ることができないというジレンマもある。
今回の山行では、城里町の道路沿いにカタクリの群生地を見つけ、存分に撮影することもできたことも、書き添えておく。
【朝房山】
内原駅から登り始めた朝房山だが、基本的には難しいところはない、最後の直登標高差40mぐらいであろうか。しかしながら、道には迷いやすく2回ほど数百m行って戻ってきて分岐からやり直した。
朝房山は、常陸之国風土記にも記載されている山で、ダイダラボッチ伝説も残っている。現在は、笠間市、水戸市、城里町と3つの市町の境界にもなっていることだ。ただし、山頂は笠間市になるようだ。なお、山頂は小さい四阿と三角点、立派な石の山頂碑があります。ただし、眺望はなかった。
ほとんどの山行記録は車で駐車場まで行き、周回やピストンをしてくるもので、駅から登る人は少ない、また、バスなどの交通機関もあまりない。
【泥を泳いだ】
朝房山からの下りは、城里方面に下ることとした。理由は、温泉があること、ヤマレコマップには過去の赤線があり従っていけば麓に下れそうだと思ったことである。しかしながら直近レコを見ると「荒れていた」「多少難儀した」「倒木が・・。」という書き込みもあった、それを私は昨年の台風の影響と考えたのである。
そして、運命の分岐だ、最初は立派そうな道を進んだのだが、ヤマレコマップの赤線からそれていると感じた私は、分岐まで戻り、荒れていそうな道を進んでいったのである。
最初は普通の道、ちょっと荒れた倒木の道を下ると、もう使っていない田んぼの跡みたいなところに出た。予期しないところで、靴が泥だらけになって脱げてしまった、仕方がないので両手に靴を持ち、太ももまで泥につかりながら数十m歩いた、それは歩いたというよりも泳いだという感覚に近かった。
水路を渡り、ぼうぼうの草の坂を這い上がり、アスファルトの道路に出たときは呆然とするしかなかった。このままどうしよう、靴は泥だらけ、靴下も泥だらけ、ジャージも太ももまで泥だらけ、Tシャツなどにも泥がついている。このまま電車に乗れるのか?温泉に行けるのか?温泉セット(靴下、Tシャツ、タオル、下着などは新品を持っているが・・・とにかく靴だなあ)
【拾う神アリ】
とぼとぼ歩く私を見つけたのは、農作業をしている夫婦であった、私を見つけて「あんた、ひどいねえ、どうしてそうなった?」と聞いてきてくれたので、詳細をお話しした。
水道を貸していただき、靴を洗い、両手なども洗わせていただいた。そして「これ、使わないから持ってけ」と、サンダルをいただいたのである。また、500mlのペットボトルお茶とお菓子をいくつかいただいた。ああ、拾う神在りだ。
最終的には頂いたサンダルで、瓜連駅まで歩きとおした・・・。ただただ感謝である。
【温泉にて 入浴と食事】
幸いにも、2km位で温泉「ホロルの湯」である。温泉前のベンチでもう一度乾いた土をできるだけ落とし、靴下はここで脱ぎ、足を新品タオルで拭いてから入場した。これからも歩けそうだったので、温泉は30分ほど。しっかりと体中を洗った。
そして、そこのレストランで食べたのが「藤井川ダムカレー」。最近の流行りの一つですね。カレーはマイルドなので唐辛子をかけたかったがテーブル上にはない。マイルドなカレーをマイルドなままいただきました。野菜が冷えていたのが残念、いったんは茹でてあるのだけれどもそこからまた冷蔵庫で冷やしているようで・・・再び軽くボイルすればもっと美味しいのだろうなあと思いながら食べた。
入浴と食事でほぼ1時間、午後1時、ここからまだ歩行は続くのだ。
【スプリング・エフェメラル】
ホロルの湯のあと、あとは水郡線方面に歩みを進めてゆくのだが、キャンプ場を越えたところにまずはニリンソウ発見、結構な大きさだ。そこから2kmほど、ニリンソウ・カタクリ・イチリンソウ・ムラサキケマンなどの花がたくさん咲いていた。
特に、カタクリは、内原カタクリの里とは違い道端にたくさん咲いているのでたくさん撮影させていただいた。下からのアングルもたくさん撮影することができた。そんな、スプリング・エフェメラルゾーンも、県道と合流することで終わった。
私は、近くのセイコーマートで地元魂補給ということで小原の「函館ガラナ」、これはたぶん「コアップガラナ」に道外向けに別ラベル仕様にしたもので、味は普通のコアップガラナだった。北海道物産を摂取してテンションMAX、さあ歩くぞ!!
【瓜のソナタ】
この日の目標は「瓜連駅」と決めていた。
20年ほど前、ある試験合格を目標としている人たちが集まるチャットルームがあって、毎日のように勉強の様子や仕事のこと雑談などで盛り上がっていた。(年2回オフ会なども行われていた)
ここの常連メンバーに瓜連在住のHN「うり」という方がおり、私より2歳ほど上の女性であった。誰かが「うりのソナタ」と当時流行っていたドラマにかけて書き込んだのである。
「何で瓜連在住だからってソナタ扱いされなきゃならんねん(笑)」まあ、そんな返しであったが、なぜか「うりのソナタ」という言葉ばかり頭の中に残ったのである。
それでいて「冬のソナタ」は全く覚えていない、「ディカプリオとケイト・ウィンスレットだったっけ、そうだ、最後海の中に沈んでゆくのだ・・・??」これはたぶん冬のソナタではない。
そんな「うりのソナタ」の「うり」さんがかつて住んでいた(今住んでいるかどうかもわからないし、顔も名前も知らない)瓜連をゴールにしようと思ったのだ。
瓜連駅には下り列車が待機していた。どうやら登りもすぐ来るようだ、駅員さんに「急いで」と言われ、駅舎の撮影をせずホームに降り、駅名標を撮影してそこをゴールとした。ちょうど30kmになった。
結局、家までいただいたサンダルで帰ってきた。
笠間十山、あと4座、なんとか行けそうな気がする。
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