東山〜雲洞谷山〜白倉岳 〜隠れた縦走エリア〜 [滋賀県 高島市 朽木]
- GPS
- 06:59
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:56
天候 | 雨から雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
学校からの登山道を探すのに苦労する。 鷹が峰取り付けは巡視路からは目立たないので、通り過ぎやすい。 |
その他周辺情報 | 滋賀県内では数少ない天然温泉『くつき温泉』がある。 |
写真
感想
この日は再び寒の戻りで冬型の気圧配置、滋賀県は時雨模様の予想だが、あえて湖西の山に行くことにした。
比良山地でも良かったが、ここは敢えて反対側の白倉岳への縦走にする。
この尾根、比良山地の影になってしまい目立たないが、地図上で見る限りではちょっとした山地になってる。
白倉山系とでも呼びたいくらいだ。
道の駅からのスタートになり、帰りはバスを使って戻るという作戦だ。
気になるバスの時刻表だが、15時のバスを逃すと3時間近くは来ないみたいなので注意する。
学校を通過し林道から上がろうとするも通行止めと書いてある。
初っ端の計算外の展開だ。
諦めて違う山に向かうのも良いが、流石に踏ん切りがつく訳もない。
北に向かう林道があったので害獣柵を潜り、適当に植林に入る。
当然道などあるわけも無く、ヒルがうようよ居そうな鬱蒼とした植林の森から捲りながら正規の登山道に合流する作戦だ。
倒木の嵐に見舞われたりでうんざりしながらトラバースしていくと、なんとか正規の登山道に合流出来た。
たった50mくらいしか登ってないのに必要以上の時間と体力を奪われた。
明護坂峠に着き、尾根に乗ると非常に快適な登山道となり安心する。
更に早くもイワカガミが出始めていてテンションも上がる。
そして東山、行者山、雲洞谷山と順に標高を上げていきアップダウンはほぼ皆無だ。
雲洞谷山からもう一つのピークから急に下りだすと共に雪雲の波が来たのか、吹雪の中での下りだ。
せっかく稼いだ標高をと思いたくもなるが、そんな時に樹林から抜け出して展望が広がった。
鉄塔からはこれから向かう正面の鷹が峰、そして百里ケ岳付近に分厚い雪雲が停滞していた。
下りきると大彦峠だ。
この峠は雲洞谷山系と白倉岳系の境になる。
大彦峠から登り返して鉄塔に着くと、美しいコブシが待っていた。
更に先に進むと今度はアセビが彩る美しい道となり、この山行で1番のビューポイントだ。
林道を跨いだら鷹が峰の登りに入る。
鉄塔を過ぎて巡視路をグイグイ進むとトラバースするようになり、更に進むと橋が崩落している。
ここでようやく間違いに気が付き痛恨のミスとなる。
正規の道はトラバースなど皆無で尾根を歩くものだ。
吹雪の中、キツいトラバースから尾根へ登ろうと試みるも、もう手遅れな位の勾配なので仕方なく尾根取り付けまで戻って鷹が峰に登り切った。
そこから先は勾配も増してきて標高も上げていく。
途中、目的の白倉岳が見えたが中々遠く見えて萎える。
烏帽子岳直下に入ると登山道に雪が出てくるようになり烏帽子岳到着。
次はいよいよ白倉岳に入る。
直下の前に唯一の展望があった。
蛇谷が峰〜武奈ヶ岳の稜線の向こうに対岸の霊仙山と彦根市街地だ。
そうか、いつも市内からギザギザした山を見ては何の山だろうと疑問に思ってたが、白倉岳だったんだ。
白倉岳直下は中々キツい勾配で、ロープをしっかり手繰りながら登り切った。
四方を分厚い樹林に見を纏った山頂なので展望はない。
更に中岳に行くとアジウスギの大木が立っていた。
次に南岳と白倉岳を制覇出来た。
問題はこの先だ。
果たして尾根伝いに行けるか進んでみると通行止めみたいだった。
バスの時間もあるのでここは素直に下る。
休憩という休憩をしてないので、中休止してご飯でも食べたかったが、時間が決められているとゆっくりもしていられないので、昼を取らずに下っていく。
下りの最後の方にちょっとした難所があり、岩場での急坂だ。
無事にやり過ごし林道に下りきった。
栃生バス停に13時55分に着いて、ゆっくりする間もなく、なんとバス停到着から僅か5分でバスが来た。
この高島市営バス、どこまで乗っても220円なのはかなりの魅力だ。
ずっとやりたかった白倉山地縦走、展望は効かない場所が多いが、だからこそ人も少なく静かな山旅が出来る場所なのだ。
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