鳥海山 (紅葉の絶景!…鉾立から往復)


- GPS
- 09:45
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
⇒ 10:10 頂上小屋 10:20 ⇒ 10:40 鳥海山(新山)頂上 10:50 ⇒ 11:30 七高山
⇒ 13:05 七五三掛 13:40 ⇒ 15:35 登山口
【登り:4時間50分 行動時間:9時間45分】
天候 | 曇り(朝方はガスの中) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道は、良く整備されています。 ・新山の直下は岩場になっていますが、慎重に登降すれば問題ないでしょう。 ・(トイレ)途中、御浜小屋にあります。 ・(水 場)賽の河原手前の水場は、使えない(涸れている)ようでした。 |
写真
感想
【感想】
変化にとんだコースと展望。加えて見事な紅葉。
ガスが晴れだすとともに幻想的に現れた頂上。金と赤に彩られた台地。
素直に感動しました。 鳥海山はイイ山です。
次は、花の季節に登りたいなー。
【記録】
今回は、学生時代の同期のM君といつもの山仲間のS君との登山です。
千葉県内の自宅を夜の9時に出発。東北道を北上します。途中、事故と工事で2回の渋滞。
予定より少し遅れて、4:50に鉾立駐車場に到着。まだ暗いので、少し仮眠を取ります。
そして、朝食をとって、5:50に出発です。
御浜小屋までは、傾斜の緩い、よく整備された道をゆっくり進みます。ガスで頂
上方面は見ることができません。御浜小屋の手前で、雨がぽつぽつ降ってきて、風
も強くなってきたので、1時間50分かかって着いた小屋で雨具の上下を着けました。
小屋から先は、だらだらと少し登ってから八丁坂の下りです。ガスっているので下
が見えず、長く感じます。御田ヶ原の分岐を通過して、今度は登りです。8:40に七
五三掛(シメカケ)に到着。見事な紅葉とガスの切れ間から時折見える頂上方面の
山なみの景色に感嘆の声が上がります。
ここから、少し急な斜面を登って、外輪山コースとこれから行く千蛇谷コースと
の分岐です。急な斜面を下ります。梯子もあります。千蛇谷にはまだ雪渓が残って
いました。この時期に残っているのですから、万年雪でしょうか? 沢を渡って、
少し登ると、赤く染まった低木がきれいです。下を見ると金と赤と緑の絨毯のようです。
また振り返ると、ガスの中、外輪山と頂上に連なる斜面に囲まれた世界は、幻想の
世界にいるような気持ちになります。紅葉の中の登山道を黙々と登ります。
やがて、岩のゴロゴロした斜面が見えてきました。頂上小屋の屋根も小さく見えます。
ガスが晴れてきて、外輪山を歩いてる登山者の姿も見えます。10:10頂上小屋に到着。
休息することにして、小屋の陰で風を避けて、お腹かが空いたので、行動食を少し
食べます。
10分ほど休んで出発。大きな岩がゴロゴロしている急斜面を矢印に従って登ります。
登り切ったと思うと今度は大きな岩に挟まれたチムニー状の場所を下ります。
下ってまた登りです。左から右へと大きくぐるりと回って、10:40に新山の頂上に着
きます。頂上は狭く、周りは岩だらけです。若者二人が背の低い頂上標識をバック
に寝そべって写真を撮ろうとしていたので、シャッターを押してあげました。
我々も記念写真を撮っていると、続々と登山者が登ってきて、頂上は人でいっぱい
になってしまいました。
早々に頂上を後にし、今度は外輪山を目指します。下りは別ルートです。
矢印に従って下りていくと「胎内めぐり」とペンキで記載があります。狭い岩のト
ンネルを通って下ります。おもしろいなー。反対側から赤い雨具を来た小さな女の
子が、元気に登ってきます。たいしたものです。
我々は小屋までは行かずに途中から外輪山を目指して左に下ります。下りきると
今度は外輪山の稜線まで、ザレた急な登りになります。お腹が空いたので、途中で
休んでおにぎりを食べ、気を取り直して登り切ります。稜線は風が強く吹いていま
すが、景色は抜群です。麓へ続く斜面も見事な草紅葉です。せっかくここまで来た
のだからと、七高山へ向かいます。11:30に着いた七高山の頂上は新山側が切れ落ち
ていて、除くと足がすくみます。
さあ、外輪山を通って下山です。新山と頂上小屋の景色もすごい。時計回りに回
っていくので景色も微妙に変わっていきます。見ていて飽きませんが、写真を何枚
も撮るので、なかな進みません。風が強く気温も低いので雨具の下にフリースを着
用します。やがて、登ってきたルートが見渡せるようになってきました。朝方はガ
スっていたので、周りの様子(景色)がわかりませんでしたが、黄色と赤色に染ま
ったゆったりと大きな山なみが実にきれいです。
13:05に七五三掛に到着。ここまで来ると風も弱まり、気温も少し高くなったようです。
ここで遅い昼食です。お湯を沸かしてカップラーメンを食べます。うーむ、うま
い! 体も温まります。 出発しようと荷物を仕舞っていると、千蛇谷コースから
若い外人(白人)のグループが、やってきて、挨拶をしながら通り過ぎていきまし
た。国際的だなー。
ガスが上がったので、八丁坂を超えると鳥海湖もきれいに見えます。左手に鳥海
湖や日本海を見ながら、ゆったりとした稜線を歩きます。御浜小屋は休まずに通過
します。外人さんたちとは、抜きつ抜かれつになり、道を譲ってもらって「サンキ
ュー!」と英会話もバッチリです(笑)。
そうして、15:35、5:50に出発してから、9時間45分経過して、充実感いっぱいで
駐車場に戻ってきたのでした。
【敗者復活戦】
実は、今年、鳥海山にチャレンジするのは2回目。前回は7月に来たのですが、
悪天のため、御浜小屋で退却。
http://www.yamareco.com/modules/diary/7940-detail-38425
今回はそのリベンジでもありました。
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