七高山/鳥海山(中島台から)外輪直登で外輪と千蛇谷を周回


- GPS
- 10:36
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,873m
- 下り
- 1,875m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:36
天候 | 曇り+ガスからド快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R7⇔県道58(秋田県) 去年からGoogle Mapで中島台レクリエーションの森を検索すると違い所に案内されているのは変わっていません。中島台より手前の県道56号沿いの施設を目的地に設定しそこから56号を進めば中島台に着くことが出来ます。 ■駐車場 中島台レクリエーションの森駐車場20台程。無料。 路駐の方もいた様子。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト なし。Compassにて提出。 ■ルート状況(2025/4/12時点) ルートはヤマレコで手書き作成。 主な装備:冬靴、スノーシュー、ピッケル2本、12本アイゼン、ハードシェル、ポール、ヘルメット(状況に応じて全て使用) スタート⇔千蛇谷入口までスノーシュー+ストック 千蛇谷入口~外輪直登~外輪~新山~千蛇谷入口まで12本アイゼン+ダブルピッケル 去年、一昨年の同時期よりも積雪があり駐車場から雪が繋がっていました。 鳥越川までの約4km程は分かりづらいルートですがトレースありました。 P905付近は両サイドに川があり細くなっています。 ここを抜けると徐々に視界が広がっていきEL1100を越えるとどこでも歩けるようになります。千蛇谷入口のEL1800直前は急登の頑張りどころ。今回は千蛇谷から外輪を直登しました。文殊岳の少し東側の雪庇の無い外輪へ抜けました。ヘルメット、アイゼン、ダブルピッケル使用。体感で最大斜度は最上部で45度位。中間部は一旦斜度が緩む箇所があります。下部途中までトラバースでそこから外輪まで只管直登しています。(写真あり)コンディションはアイゼンもピッケルも効いたので不安なし。時期やコンディションによって難易度変わります。外輪はところにより踏み抜きあり。外輪から新山へは夏道(今時期は危険)ではなくスノーブリッジへ降りました。クライムダウンした箇所あります。新山周辺の雪は安定していました。新山から御室小屋間も若干急登です。 |
その他周辺情報 | ■温泉 金浦温泉 \550(モンベル割引あり) |
写真
感想
去年、一昨年に続き今年も中島台から鳥海山へ。奇しくも去年の赤見堂・障子ヶ岳の山行の翌週と同じルーティン。難しい天気予報でどのエリアが晴れそうかギリギリまで悩み前日のお昼頃に鳥海山に決定。但し早い時間は厚い雲が掛かり9時~10時頃から次第に晴れてきそうな予報。4時30分頃に中島台の駐車場に着くと既に半分くらい埋まっており皆さんゆっくり準備中。この時間に出ても景色は見られないので1時間程仮眠してノロノロと準備を始める。やっぱりBC多めだなーと思いながら周りを見ていたらなんと見たことあるお二人が。先日禿岳~大鏑山を一緒に歩いたたかかさんと一昨年の夏の飯豊以来のりえさん!朝日や飯豊なら会いそうと思っていたがまさか鳥海山で会うとはなんという偶然。挨拶と言葉を交わしお二人は先に出発。私も朝食と準備を整えた後に歩き出す。去年は小雪で歩き出しから雪が繋がっていなかったが今年は駐車場から雪が繋がっている。赤川の橋を渡ってあがりこ大王までもトレースばっちり。その後の沢もすっかり埋まっておりとても歩きやすかった。まだ予報通りの曇り空の中順調にペースを上げて鳥越川付近でお二人に追いつきそこからご一緒させて頂きました。P905を過ぎてもまだ曇り、そこから広い雪原歩きで徐々に標高を上げていくもなかなか天気は快方せず。チラッと太陽が見える時もあるのにガスが取れないのがもどかしい。ちょっと長めの休憩を取ったりしながらもう少しで千蛇谷の入口辺りかなーと思って登っていたら、突然目の前のガスが抜けて青空が出現!!三人でめちゃくちゃ歓喜しました。9時30分頃だったのでSCWの予報通り。そして目の前の急登を登り千蛇谷の入口で休憩。外輪のスケールは去年よりも雪が多いので迫力充分、千蛇谷も真っ白でした。外輪を直登予定だったが少し距離があると結構な壁に見えてちょっと怯みましたがもう少し近くによってから判断しようとアイゼン+ダブルピッケルに換装して歩き出す。お二人は夏道沿いから外輪へ上がるルートを選択し暫しのお別れ。取り付き付近までいくと遠くから見た壁の感覚はなくなりこの傾斜なら行けると判断しトラバース気味に登り始める。谷から外輪は約150m程の標高差。中間部に傾斜が緩む箇所が見えてトラバースから直登に切り替える。中間部は立って歩けるほどの傾斜。そしてそこから外輪直下の急登。急登と言っても壁という程ではなくアイゼンの蹴り込みやダブルピッケルも充分効く雪質だったので無事に外輪の稜線へ。抜ける手前の両側のクラックは気を付けたい。良いコンディションだったので無事に登る事が出来ました。外輪へ出ると南側の雲海や西側の笙ヶ岳の絶景が広がっていた!文殊岳の標柱がある西側へ進と丁度お二人も上がって来られるタイミング。夏道ルートから外輪に乗るまでもなかなか難しい箇所があったとのこと。そこからはもこもこの外輪歩き。時々踏み抜く箇所もあるが徐々に近づく七高山と新山と眼下の千蛇谷の絶景に魅了されながら七高山へ登頂。三人で色々な写真を撮りまくる。休憩後は新山へ。立派なスノーブリッジが出来ており夏道ではなく七高山よりの外輪から降りる。一部クライムダウンもあるが安全にスノーブリッジへ降り立つ。そこからは新山へラストスパートで三人揃って無事登頂!去年よりも雪が多く外輪、千蛇谷など周辺の景色は絶景でした。隣のピークからだと歩いてきたルートや笙ヶ岳方面も一望できて感動が深まります。絶景を堪能したら御室小屋まで下って外輪と千蛇谷を見ながら大休止。そしてそのまま千蛇谷へドロップイン。ここの降りはやっぱり気持ち良い!G.Wも是非歩きに来ようと思う。谷を降り続け私が取り付いた外輪への直登トレースをチェックし谷の入口で再びアイゼンからスノーシューに換装。あとは登って来たルートを三人でおしゃべりしながら楽しく無事下山。
ガスが抜けて広がった青空の感動、外輪を直登出来た時の爽快感、外輪や七高山、新山からの絶景、もこもこの外輪ともふもふの千蛇谷の周回、三人で楽しくおしゃべりしながら歩いたルート、全てが最高の鳥海山でした。ご一緒させて頂きありがとうございます!
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