【200名山・過去レコ】道南・暑寒別岳(秋の道内名山ツアー第3部:雨竜沼湿原より南暑寒別越え遙かなる山頂へ)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 11:26
天候 | 朝方晴れ、のち曇り(一時小雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・雨竜沼湿原手前は降雨後など泥濘区間あり、スリップ注意 ・雨竜沼湿原コースは日帰りにはやや長い行程にて、早立ち必須。帰路の南暑寒別岳の登り返しもあり、往路は体力温存の要あり ・コース中、特段の危険・不明瞭箇所等なし |
その他周辺情報 | 雨竜町の「いきいき館」にて日帰り入浴可 |
写真
感想
秋の道内名山ツアー最終章は南暑寒荘で前泊し、日帰りの限界・往復25km超のタフなコースを辿り、暑寒別岳にチャレンジです。この日も未明から行動開始、無人の広々した小屋でクイック朝食を済ませ、一夜お世話になった居間を掃除。車に荷物を置き、日帰り装備で午前5時過ぎに出発。2ヶ所の吊橋を渡り、辺りが明るくなる中、泥濘の急斜面を登り詰めると、眼前に広大な雨竜沼湿原が拡がります。一番のビュースポット・湿原テラスで「逆さ暑寒別岳」の景観を存分に楽しみつつ小休止、湿原の気持ち良い木道を進んでいきます。最初のターゲット、左手にトーチカのように聳える南暑寒別岳の右手奥に、目指す暑寒別岳がその雄姿を覗かせますが、余りの道程の遠さに思わず溜息…。湿原奥の展望台で態勢を立て直すと、ここからは再び灌木帯の急登に。朝の快晴の空もいつしか雲に覆われ、時に小雨もそぼ降る中、不安に駆られながら7合目・8合目とほぼ1ピッチでクリア、9時過ぎにようやく南暑寒別山頂到達。ご本尊の暑寒別岳も目前に迫りますが、1時間ほどで中間鞍部へ下り、そこから更にいくつかの偽ピークに騙されながら、ヘロヘロ状態で1時間強かかり、何とか久恋の暑寒別山頂に到着です。
反対側の増毛方面からのルート(暑寒・箸別コース)は距離も短く、そろそろ紅葉真っ盛りのハイシーズンということで、連休谷間の平日ながら、この日も複数のパーティが登ってきています。山頂では幸い青空も復活、四周の展望も開けて気持ち良く昼食を頬張りますが、帰路も長い行程のため、昼過ぎにはそそくさと下山開始です。振り返ると、真紅や黄の色鮮やかな紅葉と暑寒別のたおやかな山容が一幅の水彩画のような絶妙の構図ながら、案の定、南暑寒別へのキツイ登り返しで再びヘロヘロに。長めの休憩にフルーツ缶でリフレッシュを図り、ここからは下り基調で往路の倍速にてスピードアップ。夕闇が迫る中、人影もない湿原の木道を無言でのし歩き、泥濘の急斜面も快足で下って、何とか雨にも降られず、明るい時間に南暑寒荘へ帰着です。
下山届提出とトイレを済ませ、土砂降りの雨の中、車を飛ばして雨竜町の「いきいき館」にて日帰り入浴しサッパリ。自宅に「生存確認」の電話連絡の後、旭川市街のビジネスホテルを予約し、夜8時前には宿に到着。北海道名物の「時計台ラーメン」で夕食を済ませ、ホテルに戻って”一人打上げ”のビール晩酌するうち、長旅の疲れも出ていきなり爆睡モードに…。翌朝、飛び石連休も丸々家を空けてしまったお詫び代わりに、カニやスイーツなど土産品をたんまり買い込み、都心に戻ったその足で家内の迎えにてお台場へ家族総員プチツアー。暫しの家庭サービスやショッピングに勤しんだ後、4日ぶりに自宅へ戻り、筋肉痛を引きずりながら旅の荷ほどきと後片付けに追われた小生でありました…。
[翌日からは何食わぬ顔で早速フツーに仕事復帰、小生も若かりし頃は本当に元気であった…と17年前を振り返り、今更ながら感心しきり…。(※2020年5月再録)]
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