【過去レコ】鈴ヶ岳(失敗談)
- GPS
- 02:34
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 671m
- 下り
- 667m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
赤城山外輪山の周回の後、過去レコ見てたら面白いのが出てきたのでアップしてみます。ちょっとした失敗談ではありますが・・・
以下、その時のHPに載せた記事です。
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西上州から赤城山へ
朝、西上州の三ツ岩岳に登ってから赤城山に向かう。赤城山へ行く予定はなかったが、帰るには早過ぎるしあまりにも良い天気だったことから急遽決めた。
とりあえず姫百合駐車場から木の家方面に走って山菜の状況を見てみる。まあ予想はしていたが周囲はまったく芽吹いておらず今年の春の訪れの遅さを実感する。姫百合駐車場とその周囲には置ききれないほどの車が止めてあった。荒山高原方面の登山者のものだろう。まだ時期的には早いと思うがさすが人気のエリアは違う。このまま荒山高原〜鍋割山ルートを登るのもいいかと思ったが、何回も登ってるし、アカヤシオも咲いてなさそうなのでやめた。「どうせなら登っていない山がいい!」
そこで新坂平の峠の駐車場まで行き、鈴ケ岳に登ることにした。
鈴ケ岳へ
駐車場には2台の車があった。鈴ケ岳登山者のものだろう。姫百合に比べると活気がない。標高も400m程高いせいか季節はさらに逆戻りしている感じでモノトーンな景色が広がっている。予定外の行動だったので地図はもちろん持参していない。以前に見た地形図のイメージが頭の中にあったので何とかなるだろう。飲み物も調達し忘れたがちょっとしたハイキングだから大丈夫だろうと出発する。
笹の茂る高原状の道を行く。ひと登りしてきた後なので足は重いが気持ちがいい。すぐに道が二手に分かれ、幹にペイントで「・・・プロ級」コースと「初心者」コースと書かれている。何かの冗談のつもりか、ほんとに危険なコースか分からなかったが「・・・プロ級」のコースを行ってみる。ごくごく普通の登山道をひと登りでゆるやかな稜線らしき道となる。「熊が出没します」の看板にちょっとびっくりする。途中には展望台と呼んでもいい断崖があって黒檜山がすっきり望めた。
ゆるやかなアップダウンの道の先にピークが見えてくる。目の前のピークを登っていくと、登った先にはまた次のピークが。そろそろ鈴ケ岳の登りになるのか?と思っていたら、白樺の木立の先に遠く鈴ケ岳らしき尖がった峰が「ええ〜、まだあんなに遠いの〜」って感じで見えた。登っていたピークは到着してみたら鍬柄山という名前の山だった。景色は抜群だったが鈴ケ岳までの行程の半分強の道のりしか歩いていないことが分かりがっかりした。喉も渇いてきて正直登山口に戻りたくなってしまった。
そんな気持ちになりつつもモチベーションを持ち続けることができたのが登山口近くにあった「・・・プロ級」コースと「初心者」コースのこと。鈴ケ岳まで行けば帰りは楽ちんコースで難なく戻れると思っていたからだった。
鍬柄山からは急坂を下る。一旦ゆるやかになってまた急な下りになってさらに下る。標高差にして150m位下って鈴ケ岳との鞍部に到着する。この峠から南と北に登山道が付けられている。帰りは北回りでキャンプ場方面に下って駐車場へ戻ればいい(つまり大沼湖畔のキャンプ場方面に向かう道と勘違いしていた)。
峠から鈴ケ岳は屹立している。いよいよ最後の150mの登りに取りかかる。鈴ケ岳の登りはこれまでと違って積み重なった石を乗り越えるような登りが続いた。急登といえば急登だが登りやすい峰だった。15分弱で登り切り石碑が祀られた頂上に立った。遠目に見る鈴ケ岳は鋭いピークのため素晴らしい展望が得られそうに思えるが、頂上部は意外に広く平らでしかも灌木が茂っているためいまいちすっきりしない。とりあえず何ショットか撮影して下山する。
峠まで駆け下り、峠から赤城キャンプ場方面に下る。・・・下ってしまった。
・・・・・・・・・・・この時、私の頭の中には峠から赤城キャンプ場方面に下るルートが「初心者」コースだという先入観に支配されていて客観的な判断ができなかった。また鈴ケ岳は赤城山の外輪山のひとつだから下れば大沼に出るはず、という思い込みまであった。大沼湖畔の標高は地形図では1350m位。これまで何回も黒檜山に登っているのだからこの程度のことは知っていた。しかも、当日はGPSも携帯していて、峠での標高が1430mと確認していた。なのに標高1200m地点まで下ってしまった・・・。人間というのは先入観を持ってしまうと暴走してしまうようだ・・・・・・・・・・・。
行けども行けども大沼が見えてこない・・・。何かおかしい・・・。山麓に下っている・・・。疲労困憊、喉はカラカラの状態で現実を認めなくてはならなくなった。。これから鍬柄山まで350mも登り返さなければならない・・・。すべて理解した時のショックは大きかった。とにかく喉を潤さなければ・・・。幸い近くに沢があって水が流れていたので喉を潤す。少し元気が出てきたので登りはじめる。まず峠へそして鍬柄山へと苦しい登りだったが登り切る。あとはほぼ下りなので気持ちにも余裕が出てきてそのまま新坂平に駆け下った。
のんびりハイキングを楽しむつもりの鈴ケ岳登山が予想外のハードな登山になってしまったが色々勉強になったし良い経験になったと思う。
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と、良い経験になったと書いておきながら、その後も水不足には泣かされる山行は続いている。装備はケチっても水だけは余裕をもってと自覚してはいるのだが・・・
言えてますね。
合っていると思い込んだまま、突き進んだら、全く違っていた。
ガスっている時、八ツと剱で派手にやったことがあります。
気が付いたら、予定と全然違うところにいました。
GPS の御陰で、時計に地図と居場所が表示できるので、事前にルートを入れておけば、こんなことにはならなくなりました。が・・予定外だと、ルート登録しないで行くだろうから、やはりやらかしそう 。
水は、ケチっています 。発汗量をコントロールしているせいか、失敗することは、ほとんどなくなりました。
水の失敗は致命的なので普通の山行では足りなくなることはまずありえません。
でもタイムを気にするような時ヘマやらかしますね。
特に季節の変わり目はヤバイです。
やっぱ5月連休頃かなあ。。
冬山と夏山が混在しているような時に、
異常なほどののどの渇きが起こって、
そういう時にかぎって水持たずに登ってるとか・・・
今回の外輪山周回がそうでした。
当初500のペットボトル2本の予定でしたが、
一応3本持ちました。
まあ、いざとなれば自動販売機や沢水で何とかなるのですが、
2本では足りませんでした。
夏場なら暑さ想定で多めに持っていきますが、
この季節は冬の名残りで少な目になってしまうんですね。
今後も水との葛藤は続きそうです
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