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Yamareco

記録ID: 2335584
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

摺古木山(過去レコです)。

2002年07月21日(日) [日帰り]
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onisan その他1人
GPS
--:--
距離
5.9km
登り
438m
下り
424m
天候 晴れ。
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 中央道を中津川インターでおり、妻籠から国道265号線、県道8号線で大平峠を越し、大平宿へ。林道東沢線に入り、悪路を恐々走って林道の終点に駐車場がありあmした。
コース状況/
危険箇所等
 危険個所はありません。
両手両足を使って。
2002年07月21日 09:09撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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7/21 9:09
両手両足を使って。
2002年07月21日 09:24撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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2002年07月21日 09:37撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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2002年07月21日 09:52撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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ギンリョウソウ。
2002年07月21日 10:47撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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ギンリョウソウ。
2002年07月21日 09:56撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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7/21 9:56
気持ちの良い笹原です。
2002年07月21日 10:27撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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気持ちの良い笹原です。
山頂で記念に撮りました。
2002年07月21日 10:57撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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7/21 10:57
山頂で記念に撮りました。
2002年07月21日 11:48撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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2002年07月21日 11:49撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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2002年07月21日 12:00撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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2002年07月21日 12:08撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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撮影機器:

感想

 梅雨明け宣言が出た翌日の2002年7月21日、朝6時に家を出た時はすでに30℃を越す暑さであった。中央道を中津川インターでおり、妻籠から国道265号線で飯田に向かう途中に大平峠へ向かう県道8号線がある。峠の茶屋はまだ開いておらず、行き交う車もない。大平峠を越し、大平宿に着くとキャンプに来ているのだろうか、沢山の車がとまっていた。大平宿から林道東沢線に入ると、鋪装はされているが車がやっと1台通れるほどの細い道である。やがて鋪装もなくなり、一般車通行禁止の札が見える頃にはゴツゴツした岩が露出している道となり、さらに行くとデコボコの砂状の道が延々と続き、時には深い溝が蛇行しているのを乗り越えて行った。この悪路、途中で車を置き、林道をザックを背に歩いている人達が何人もいる。右側は深い谷となっており、きっと何台もの車が谷底に沈んでいるものと思いながら、恐怖感一杯ではあるが先に進む事を止めず、とうとう林道終点に辿り着いた。そこにはすでに3台の車が駐車しており、こんな所まで運転する人が他にもいたのに驚いた。夏のきつい日ざしではあるが、高度はすでに1700mを過ぎており、暑さを感じることは無い。9時20分、駐車場を出発。林道の終点がそのまま登山口となっており、尾根状の道を登り始めるとすぐ汗が出始めた。まもなく風穴山の西山腹のカラマツの林の中を斜目に登るようになり、木の間から青々とした笹の原が裾野に広がるアザミ岳が間近に見える。山腹の道は右に曲がり、風穴山の北斜面を歩く頃になるとすりこぎの頭のように丸くとがった摺古木(すりこぎ)山の頂きが見えるようになる。山腹の登山道は細いが、笹が刈り取られており、登りも緩やかで歩くのに不便はない。ただし、砂利が流れた山腹をトラバースする細い道は、足が滑りやすく少々厄介である。澄み切った小川を石伝いに渡る度に靴底を洗い、木間を通る冷たい空気に顔を撫でられ、余り咲いてはいないが、花を探しながらゆっくりと登って行った。アオノツガザクラとゴゼンタチバナがひっそりと咲いていた。摺古木山周遊コースの分岐に至ると、右側1辧∈限1.5劼琉篤發立っている。右側に入ると、急登で階段状の登山道が続いていた。途中、大きな石が重なった展望所があり、そこで一服。見えるもの全てが山である。そこからひとしきり急な斜面を登ると、緩やかな尾根に出た。シラビソの林で湿気が多く、地面は柔らかくなり、茎も葉も白く、花も同じく白く釣り鐘様の、あやしげな植物が群生していた。後にSさんに尋ねたところ、「それはギンリョウソウで、別名ユウレイソ草ともいう。葉緑素がないので白く、腐食植物である。よろこんで写真を撮る人もいる」とのことであった。そこを通り抜け、11時10分、摺古木山頂に到着した。安平路山に向かう道の方向、目の前にシラビソ山が、その左手遠くに、山頂付近は雲に被われていたが沢に雪を残した中央アルプスの主峰群を見ることが出来たが、間もなく霧が張り込め、何も見えなくなった。コンロでラーメンを作り、1人前を妻と2人で分け合って食べた。周遊コースの尾根を、薮をかき分けながら下って行くと、ブーンという人工的な音が聞こえて来る。摺古木自然園の管理人の方なのであろうか、草刈り器で笹を切りながら登って来る人がおり、「何処から来たのか」と尋ねられた。「岐阜から」と答えると、「それは遠い所から」と云うので、「そんなに遠くはないですよ。ご苦労さまです」と云って別れた。切り取られた笹が道を被い、左程歩きやすくなったわけでも無いが、鞍部から登りかえすと小さな広場のあるもう一つの頂上に出た。「山と高原地図、中央・南アルプス総図」には、摺古木山と摺古木岳が隣合わせであるように記されている。多分、摺古木岳の山頂なのだろうが、それを示す案内は何もない。水の流れる溝状の岩だらけの急な道を、赤いリボンを目印に伝い下り、大きな岩を滑り下りて小川を渡ると、所々に咲き残った大きなシャクナゲの花を楽しみながら下ることが出来るようになる。周遊コースの分岐からは登りと同じ道を下り、下るに従って空気もなま暖かく感じられるようになった。登りよりも長く、2時間10分かかって駐車場に帰り着いた。パートタイム四駆にし、全てロウギヤーでゆっくりと悪路の林道を走り、無事大平宿に辿り着いた。夕方帰宅した時、岐阜は今年最高の暑さであった。

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