養老山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 776m
- 下り
- 768m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
平成13年6月24日、朝出かける時は土砂降りの雨だった。養老南濃線を右に曲がり、狭い林道を行くと滝上の駐車場がどんつきとなっており、千円払ってそこに車を停めた。レインウェアを着込んでザックカバ-を着け、完全武装で駐車場を出ようとすると、管理人のおやじさんが「どこに行くのか」と聞く。「養老山です」と答えると「登山届けを書いてくれ」というのでノートに名前、住所、電話番号、日時を書き記した。95五分、鎖止めのしてある林道に入って行くとすぐに左への別れ道があり、看板に左方は「三方山」、真直ぐは「牧場跡」と記されていた。三方山とはいかなる山かわからなかったので、とりあえず林道を牧場跡の方向に向かった。すぐに雨は止んだが、何時また降り出すかもしれないとレインウェアを着たまま歩いて行った。林道は初心者向きゲレンデ程度のゆるやかな上り道であったが、本日この道を通るのはわたしが始めてとみえ、垂れ下がった木の枝には所々に蜘蛛の糸がはられていた。これをステッキで払い除けながら延々と続く何の面白みもない林道を、レインウェアの外は乾いたが中はビショビショになって歩き続けた。ちなみにレインウェアは大枚はたいたゴアテックスのものであったが、その効果は全く実感出来なかった。林道歩きもいいかげん嫌になった頃、道が少し開けた牧場跡に着いた。ここでレインウェアの上着を脱ぎ、これをリュックにつめて、小休止。笹原峠60分と書かれた案内板に従い、林道から別れて細い階段状の登山道に入った。変化がある尾根づたいの道となり、道端には笹百合が白く或いは赤くピチピチと咲いていた。小さいアップダウンを5〜6回繰り返し、気持良い道を歩いて行くと10時30分笹原峠に到着した。ベンチに腰掛け水分を補給。左ヘの別れ道があり、道標に三方山と記されていた。その道の方から上がってくる人達が見え、道が混雑する前に出発することにした。階段状の急な登りできつかったが、後に迫り来る人達に追い抜かれまいと頑張って登った。11時20分、階段を登り切るとテーブルとベンチがある広場に出、ここが小倉山山頂841mであった。小倉山の頂上は広く、あちこちにベンチやテーブルがあり、奥の方には東屋が整備されていた。ベンチに座りレインウェアのズボンを脱いでいると、続々とおじちゃん、おばちゃんの団体が賑やかに上ってきた。その数約10人、彼等はすぐに東屋に入り昼食の大パーテイが始まった。小わたしは一人寂しく、ガスにおおわれ何の眺望も得られない頂上広場を一周した。頂上広場の入り口の左の道を下り、稜線つたいに歩くと道が別れていた。道標に従って左の道へ入り少し下ると、右に細い登山道が別れていた。これを登るとすぐに養老山頂上に着いた(11時55分)が視界はきかず、おまけに狭く、記念写真を撮ったのみで引きか返した。小倉山に戻ると、先きのとは別の、やはり10人程度のおばちゃん、おじちゃんグループが入り口広場を占拠しており、わたしは広場奥の笹に囲まれたベンチに腰をおろし、出掛けに隣のコンビニで買っておいたおにぎりを1個食べた。靴の紐を上までしっかり締め直し、12時35分、小倉山を下りはじめた。笹原峠で右の道を下りしばらくすると三叉路で、右の登り道は三方山という案内が出ていた。疲れてもいるのでそのまま下りようとしたが、良く見ると三方山1分と書いてあるので、1分ぐらいなら良かろうと頂上に出た。三方山の頂上には2個の墓石様の祠が祀られていたが、ちょと見ただけで写真も撮らずすぐに引き返した。杉林の中の急な尾根道を下り途中ベンチで一服。そこからは山腹の急なジグザグ道を、この道は登るのはきつそうだなと思いながら行くと、外人の女の子が一人でスタスタ登って来るのに出会った。やがて膝もガクガクする頃、滝の音が聞こえるようになり滝の上の川に出た。雨の後で水量が豊富になった川を渡り、土手を上がって林道に出、13時40分に駐車場に着いた。午後3時には帰宅し、テレビで宝塚記念、一本買いの単勝メイショウドトーがテイエムオペラオーを押さえて一着で入ったのを見て興奮た。天気は快晴となっていた。
養老山脈はいつも見ている身近な山であるが、養老山はどれなのか良く分からない。独立峰ではなく、おまけに伊吹山と並んでいるので見劣りするが、ハイキング気分で登ってみるにはタフな山であった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する