越前甲から大日山

2020年05月23日(土) [日帰り]

• GPS: 04:04
• 距離: 9.1km
• 登り: 904m
• 下り: 883m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:03

7:53 越前甲登山口
8:24 8:26 大日峠
9:07 9:07 越前大日山
10:01 10:03 大日山
10:04 10:05 大日山
11:03 11:03 越前大日山
11:29 11:30 大日峠
11:56 ゴール地点

今日は、この時期、福井県ではここでしか見れない虫を見に行った。
実は越前甲から大日山まで行ったのは初めてだった。以前は大日よりの岩場過ぎまでで、天候が下り坂で撤退した。脳内地図では、大日避難小屋を通過する筈だったが、ジオグラの案内はあと数百m、数十分ですという。そんな筈はねぇだろうと思ったら、あっさり着いてしまった。地形図で見ると、なんだ、避難小屋には通過しないのだった。
大日の頂上には数名いたが、どうやら石川県側から上がって来たらしい。登りの途中では4人ほどと会ったが、下りでは十人近くが上がって来た。国道が新しくなる前はマイナートレイルだったが、国道が新しくなってからは、人気が出てきたらしい。甲までの急登は、マニアには嬉しい限り。
とにかく、ハエやブヨが多くて、休むのは命懸け。ここを縦走するのは、この時期ぐらいかも。初夏になると、沢沿いは草がはびこって大変。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道が新しくなり、かつての一番したから登山口は、ほとんど利用されていないらしい。暫く国道を走ると、左に登山口の小さな看板が出てくる。その前に3台ほど駐車可能。先のカーブを回ると、広めの駐車場？がある。そのまま国道を歩くと3番目の登山口があるが、初めてだと、ちょっと分かりにくいかも知れない。

コース状況／危険箇所等

トレイルははっきりしているし、随所にトラロープが張られている。まだメジャールートとまでいえないが、人気はある。

写真

5/23 7:52

登山口を示す小さな看板。駐車は先のカーブを回ると、左にやや広い空き地がある。ちょい上がると国道に合流する。国道の反対側に下からの登山道が合流しているが、やや藪。

5/23 8:00

国道と合流して、カーブミラーの後ろに登山道が接続する。ここには駐車場はない。ここから国道を歩いても、下の登山口には近い。

5/23 8:23

歩きにくい沢筋を上がりきると、峠に着く。右にも行けるが、多分、石川県側の登山口に続くのだろう。ここから尾根筋に変わる。

5/23 8:25

暫くすると、視界が開ける。からの経ヶ岳。

5/23 8:25

からの荒島岳。

5/23 8:28

早速このトレイル一番の難所が登場。粘土質の急登で、特に下りは大変。トラロープを使ってクライムダウンするが、3本は邪魔かな。

5/23 8:30

急登を上がると、甲への急登が見えてくる。

5/23 11:17

林内は急登の連続。

5/23 9:06

越前甲に到着。ハエやブヨが多く、そそくさと出る。

5/23 9:06

からの白山。今日はずっーと雲の中。福井の高い山も時折雲に隠れていた。

5/23 9:07

行く手の大日山が見えてくる。

5/23 9:18

まだ雪が踏める(笑)。初めてでトレースがないと分かりにくいが、短くトラバースして斜めに上がり、尾根をつなぐ。

5/23 9:37

途中で、浄法寺山から丈競山の稜線。

5/23 9:37

大日が近付く。

5/23 10:21

唯一の岩場。中間より大日側。

5/23 9:47

岩場を上がると、林の脇から大日避難小屋が覗く。

5/23 10:44

清々しい展望もある。

5/23 10:01

大日山に到着。ハエやブヨが多い。早々にリターン。

5/23 10:01

からの歩いて来た稜線。左奥のピークが甲。

5/23 7:53

オククルマオグラ。
登山口周辺にある。

5/23 8:09

ラショウモンカズラ。
序盤に出てくる。

5/23 8:19

サワハコベ。
沢沿いに多い。

5/23 8:31

ユキザサの類。
詳細が画像で分からない。

5/23 9:04

カタクリの群落。
稜線に多い。

5/23 9:22

イワナシ。
稜線に少なくない。高山植物っぽさが良い。

5/23 10:25

チゴユリ。
稜線の林内に少数。どこの山でも可愛い。

5/23 10:29

ジュウニヒトエ。
稜線で1株だけあった。キランソウよりはるかに少ない。

5/23 8:04

フジキオビ。
珍しい蛾。

5/23 10:47

ムラサキオオツチハンミョウ。
一般人にはキモイ虫かも。福井県では、ここのトレイル稜線だけで見つかる。この時期に現れ、少なくはないが、福井県未記録。

5/23 11:45

マガタマハンミョウ。
翅の白紋が勾玉に似ている。この時期、沢沿いに少なくない。全く飛べず、素早く走り回る。非常に良く似たニワハンミョウもいるが、飛ぶ。福井県が日本の西限で、中でも、この辺が西端になる。

5/23 7:58

アオカメノコハムシ。
アザミにいる。変わった形のハムシで、大きさは1cmほどだが、厚みは1mmほどと平べったい。

5/23 10:26

ルリハムシ。
普通のハムシは、こんな形。緑色に輝くハムシで、ハンノキに多い。

5/23 12:04

クロキンメアブ。
この時期、しつこくたかり、血を吸う。金緑色の眼でヒーローぶっているが、悪党。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

masa554

大日山へのトレイルは数本あるが、徳助新道から上がって池洞へ下る周回が一番楽しいだろう。