高島トレイル(愛発越-桑原)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 24:25
- 距離
- 141km
- 登り
- 6,513m
- 下り
- 6,511m
コースタイム
*水坂峠-二の谷山は標準CT不明のためCT計算に含めない
02:00 道の駅マキノ追坂峠
02:50 国境
04:50 黒河峠
07:10 抜土
09:45 三重嶽
11:50 水坂峠
12:00 二の谷山
15:20 横谷峠
5/24(日) 8時間30分 30km +2,200m CT0.44
02:00 横谷峠
04:40 木地山峠
05:50 おにゅう峠
06:30 オクスゲノ池手前の水場
10:30 桑原橋
--ここからサイクリング 2時間 52km +380m--
10:40 桑原橋
13:00 道の駅マキノ追坂峠
天候 | 5/23 昼まで濃霧 - 晴れ 5/24 昼まで濃霧 - 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
5/23(土) 道の駅から愛発越(国境)までラン - 横谷峠まで縦走 5/24(日) 横谷峠から桑原橋まで縦走, デポした自転車で道の駅マキノまでサイクリング |
コース状況/ 危険箇所等 |
水無しで出発 黒河越から三国山へ向かう登山道上で1L飲む 700ml担ぐ 二の谷山登山口(水坂峠)で1L飲む 700ml担ぐ 行者山から横谷峠に出たら椋川方面に1分歩いてテン場、更に5分歩いて水場 -- 翌日横谷峠から水700ml担いで出発 オクスゲノ池手前に「水2分」の看板から沢に下りて1L飲む 700ml担ぐ |
写真
感想
先月鈴鹿山脈を歩いて近場の山も今の時期なら楽しめることに気付いた。まだ夏本番ではない。天気も曇りで涼しそうなので今度は高島トレイルへ行ってみよう。始点から入るか終点から入るか、自転車を先にやるか最後にやるか。計画を立てるのも楽しい。考えた結果、桑原に自転車デポ、道の駅マキノからスタート(国境までラン)、桑原下山後、自転車で道の駅マキノ帰還というルートになった。
金曜に仕事を終えたらクルマに自転車を積んで桑原へ。この辺には初めて来た。大津から桑原までの山道は狭くてぐねぐねで凄い道だった。建物の裏に自転車と靴とメットとレーパンをデポしたら今日の宿泊地、道の駅マキノへ。ここは駐車場がめちゃ広いがクルマの出入りが激しくてあまり快適ではなかった。どこか別の静かな場所で寝ればよかった。
5/23
1時半起きの2時出発。まずは道の駅から高島トレイル始点の国境スキー場まで登りロード7km. この国道161号、深夜なのにトラックがビュンビュン通る。後で調べると国道161号は京都から敦賀-北陸への最短ルート(しかも無料)なので交通の要となっているようだ。歩道が無いので怖い。尾灯をつけてくるんだった。端っこをチョロチョロ走って1時間弱で国境に到着して一安心。スキー場からようやく登山開始。霧が濃くて何も見えないがマーキングが多くて助かる。標高が低いので暑いし霧でびしょ濡れだしクモの巣だらけで不快MAX. 尾根に出ると霧を抜けた。琵琶湖側、敦賀側の夜景が綺麗ね。琵琶湖がデカすぎて若狭湾と見分けがつかない。たまに進行方向が変わると「あれ、琵琶湖どっちだっけ」となる。
今日の宿泊地は未定。山と高原地図の標準CTが抜けているところがあるので計画が立てにくいので現場で決める。好きなところにテント張っていいというのが高島トレイルの懐の深さだ。なるべく明るいうちに遠くまで行きたい。水のある峠ということで水坂峠、横谷峠、木地山峠あたりに目星をつけていた。ひたすらひたすらブナの森をゆく。黒河峠を越えると空はスカッと晴れてきた。尾根に出ると暑いが日がギラギラ当たるところは少しだけでルートはほとんど森の中なので晴れても問題無かった。横谷峠に15時すぎに着いた。次の木地山峠まで3時間はかかるので今日はここまで。横谷峠は水場が近くて無風で、綺麗に生地された野営適地だった。さて晩ご飯(チキンラーメンと残り汁にコンビニの塩にぎりを投入するやつ)を食べて寝るか、と支度を始めるとチキンラーメンもおにぎりも無い。そもそもおにぎりを買うのすら忘れていたし。今日はメシ抜きか。行動食だけで明日を乗り切れるのか。まあやるしかない。仕方ないので行動色の黒砂糖をボリボリ食べて水飲んで寝た。
5/24
17時から25時まで8時間一度も起きずに爆睡だった。腹ペコだが頭はスッキリして元気いっぱい。水飲んで黒糖食べて出発。朝が来るまで3時間、5m先も見えないようなハンパ無い霧の中をひたすら無心で歩いた。特徴の無い地形や鹿道のおかげで度々ルートを見失う。無雪期の低山で霧に巻かれるのは真冬の雪原のホワイトアウトよりもキツい。5時を過ぎてようやく明るくなる頃に百里ヶ岳に着いた。日が昇れば周囲の霧はじわじわ消えてなくなり視界良好。自然とペースは上がる。いくつものアップダウンを越えて最後のピーク三国山を踏んだら桑原橋まで一気に落ちる。自転車は無事でホッとした。空気圧も大丈夫だ。
自転車装備に着替えたら道の駅まで50kmのサイクリング。朽木周辺の道路は車通りが少なくてまあまあ快適だ。琵琶湖畔まで下るだけかと思いきや峠が2つある。この時間帯の炎天下の峠は拷問だった。途中のローソンでようやく食べ物にありつけた。36時間ぶりの固形物(アイスだけど)は美味かった。湖畔道路まで下ればあとは慣れ親しんだビワイチを逆走して最後の登りを始末して道の駅ゴール。めちゃくちゃ歩いた2日間だった。もうしばらくブナはいいかなって感じだ。秋になればブナが色づいて見応えがありそうだ。見頃は11月初旬らしい。また秋に来よう。
2日間、黒砂糖200gの補給だけで乗り切れることがわかった。昔「マルトデキストリン飲んでりゃ何も食わなくていい」という時期があって「やっぱり士気が上がらないから好きなものを食べたほうがいい」という考えにシフトして、今は再び「適当に糖質入れておけば腹ペコでも出力には影響しない」という考えに戻りつつある。いつか理想の行動食にたどり着くと思っていたがそれは間違いで、自分の中で流行り廃りやサイクルがあるのだろう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人