紅葉と霧氷の四阿山

2012年10月20日(土) [日帰り]

• GPS: 07:56
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,288m
• 下り: 1,278m

コースタイム

林道終点登山口（5：10）−花童子の宮跡（5：40）−古永井分岐（6：15〜25）−嬬恋清水入口（7：10）−四阿山山頂（7：35〜55）−中四阿分岐（8：10）−根子岳（9：15〜35）−中四阿分岐（10：35）−山頂下（10：55）−嬬恋清水入り口（11：05）−古永井分岐（11：55〜12：05）−花童子宮跡（12：35）−林道終点登山口（13：05）

天候

晴れ
8時〜11時ごろまで稜線ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日11時に自宅をスタート。上信越道東部湯の丸SAで仮眠後、国道144号で鳥居峠へ。
鳥居峠から林道に入り登山口駐車場に駐車。

コース状況／危険箇所等

特に危険な場所、迷うような場所はない。
但し山頂直下の木道は霜が降りてつるつるになっており2回ずっこけた。
これからの季節は要注意。

遠方から来る大半の登山者は菅平牧場からの周回ルートを取るため、かつてのメインルートの鳥居峠からの道は非常に静かな山歩きが楽しめる。

鳥居峠からの林道は未舗装だが、車高が低い私のBMWでもなんとか走行可能。

写真

午前5時
闇にうごめく黒い影
熊かと思ったら自分の車だった

古永井分岐
四阿山の名の通りあちこちに東屋がある

浅間の山並み

ようやく山頂が見える

名水　嬬恋清水

最後の登りは木道
霜でつるつる
2回こけた

頂上直下もこの通り
霜で真っ白

山頂

志賀方面
横手山から岩菅山

上州方面
左奥は上州武尊、最奥に日光白根、男体山、皇海山が見える

浅間連山と八ツ

根子の彼方に北アルプス
そして霧氷〜♪

左から高妻、焼山、火打、妙高

霧氷〜♪
バックは後立山

こっちは槍穂

もう一発霧氷〜♪

さらに霧氷〜♪
鹿島槍の左奥に剱が！！
爺の奥には立山が見える！！

菅平
麓は紅葉

根子
(=^. .^=)ミャー

ガスがかかってきた

振り返ると
霧氷〜♪

根子岳山頂直下の爆裂火口跡

根子山頂

山頂を示す標識がなかったので…

来た道を戻る

300メートルの登り返しでヘロヘロになったところで、ガスが切れてきた

嬬恋方面
こちらも麓は紅葉〜

岩と紅葉〜

眼下も紅葉〜

見上げれば紅葉〜

振り向いても紅葉〜

もういっちょ紅葉〜

下から紅葉〜

まだまだ紅葉〜

青空と紅葉〜

ここはちょっと落葉

駐車場も紅葉〜

こんな車で・・・・

こんな道を走ってきた・・・

とどめの紅葉〜

鳥居峠
また紅葉ね♪

感想

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10月は3週連続の登山。
今回は嫁さんは都合があるためソロで。
天気予報から、土曜日は湯の丸か四阿山、日曜日は赤城方面と決め渋川のルートインを予約。

毎度同じパターンで金曜の夜11時すぎに自宅を出発。関越から上信越道に入り東部湯の丸SAで仮眠。ここで四阿山に登ると決定。
但し菅平牧場からではなく、鳥居峠から根子岳まで往復することにする。

上田ICで降りて国道144号で鳥居峠へ向かい、登山口までは林道へ。
果たして私のBMWでダート林道は走れるか？だめなら鳥居峠に車を置いて歩くつもりだったが、何とか林道終点まで走破。

午前4時半、駐車場には誰もいない。
トイレで用を足し5時に漆黒の闇の中、ライトをつけてつけてスタート。ここはクマはいないということだが、念のため鈴は鳴らす。

次第に空が白み始め、30分ほどで花童子の宮跡。かつての修験道の名残らしい。
いまでも花童子ルートには至る所に小さな祠が残っており、かつての信仰の名残を残す。
次第に朝の光が強まる中さらに30分ほどで古永井分岐点。ここは的岩コースとの分岐点で東屋が建っている。浅間の山並みが朝日に映し出され、北アルプスも一望できる。

ガレ場を登り、針葉樹林を進むと嬬恋清水入り口。このあたりで右上方に山頂が見える。
ここからは木道交じりの最後の登り。
ところが木道には霜が降りてつるつる。慎重に進んだつもりだが2回こけてしまった。

根子岳からの道を合わせて一登りで山頂。
もちろん誰もいない。
今年最初の一番乗り！

山頂の北側斜面一帯には予想外の霧氷。
そして360度の大パノラマ。志賀高原から日光、浅間、八ツ、北アルプス、根子岳の背後には北信から妙高の山々。
山頂には30分弱滞在して根子岳へ向かう。

中四阿への道を分けると、鬱蒼とした針葉樹林の中の急坂を一気に300メートル下る。帰りに登り返すのかと思うと頭が痛い。

鞍部から根子を見上げるとガスがかかり始めている。振り返ると四阿山にもガス。
でも逆光に生える霧氷が美しい。
このあたりから猫から来た登山者とすれ違い始める。
根子の登り返しは笹原。晴れていれば気持ちがいい稜線散歩なんだろうが、ガスが巻き始め強風が吹きつける。

根子の名前の由来となった岩稜を抜け、爆裂火口の淵を渡ると山頂。
山頂はガスで視界ゼロ、とにかく風が強い。
先週の浅間の二の舞…
時折ガスは切れるものの、寒くてたまらないので、根子神社で写真を撮って退散。

ここからは往路を引き返すだけ。笹原を170メートル下り、今度は300メートルの登り返し。
この時間になると菅平牧場からの登山者が増え、すれ違う人、追い越す人多数。

ヘロヘロになりながら頂上直下まで登り切ったところで、突然ガスが切れ天気は急回復。
これまた先週の浅間山と同じ。
山頂は朝立ち寄ったし、混雑してそうなので、スルーして下山開始。

といっても下りは紅葉を楽しむつもりだったので、のんびり写真を撮りながらちんたら下山。
菅平からの登山者の数に比べたら鳥居峠からのルートは本当に静か。
そして紅葉は素晴らしい。

結局登りよりも30分も時間をかけて駐車場に。
下りると駐車場はほぼいっぱいだったけど、ナンバーは群馬と長野県ばかり。
やっぱり地元の皆さんはこっちを選ぶんだね。
遠方から来る人は四阿山と根子岳の周回ルートが取れる菅平からのルートを選ぶようだが、やはり修験道の山だった四阿山への正規ルートは鳥居峠から。
体力的には大変だったけど、駐車場へ至る紅葉を眺めながら静かに歩けるという意味で、こちらから登ってよかった。

国道まで林道を戻るが、来るときは暗くてわからなかったが数か所かなり深く轍ができている場所があり、そこに嵌っていたら底をガリガリしてしまうところだった。

鳥居峠はドライブインが営業をやめ、鳥居峠の標識もずいぶん立派なものにつくりかえられ、昔とは様相が変わっている。
昔の『ずら』と『だっぺ』の境という看板は好きだったなああ…

鳥居峠から上田に戻り高速で宿を取った渋川へ。
翌日も好天予報だがまだ登る山は決めていない。