南天山
- GPS
- 04:49
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ふれあいの森から登山口までの林道は問題なし。登山道もあちこちにピンクのマーキングが付けられていて、登山道は分かり易かった。鎌倉沢の渡渉を繰り返しながら標高を上げるが、各所に木製の橋がかかっていて渡渉に手こずる箇所は全くなかった。 |
写真
感想
3週続けての秩父の山行となった今回は、南天山をふれあいの森から往復してきた。登山口から歩き始めてしばらくは沢沿いを登り、新緑と沢の水が美しく心躍ったが、後半の登りと尾根歩きは、樹林帯歩きで展望もなく、行く前から分かっていたとは言え、あまり楽しめる要素はなかった。以下に詳しく。
ふれあいの森の駐車場には5:28頃に到着。細い道を延々運転することを想定していたが、片側1車線ずつの舗装路で運転は楽だった。既に食事とパッキングを途中の道の駅で終えていたので、ブーツだけ履いて5:36に出発。ほぼ予定どおり。この先に駐車場があるのは事前の調査で知っていたが、そこから南天山往復だけでは短すぎて時間を持て余しそうで、手前の駐車場利用で少し林道も歩くことにした。ふれあいの森を抜けると数件の民家があらわれ、それも過ぎると本格的な林道に。もっと荒れた、岩石がゴロゴロした林道を予想していたが、ここまでは舗装路で普通車でも問題なし。天気は曇りだし、今日は晴れる予報では全くなかったが、空は思った以上に明るく、時折日が差すこともあった。それでも基本的には厚い雲に覆われていた。風もないので、歩き始めるとかなり蒸し暑く感じるように。林道歩きを30分ほどして登山口に到着したが、その間見掛けたクルマは地元の人と思われる軽トラック1台のみ。思った以上に人は少ないようだった。登山口で小休止して本格的な登山が始まる。少し歩くと沢のほとりに出、この後はしばらく沢の右岸と左岸を行ったり来たりしながら標高と距離を稼ぐ。沢の水は冷たくきれいで、しかも傾斜もそれほどきつくはないので、装備や経験があれば、登山道を登るよりも沢をじゃぶじゃぶ歩く方が速いし快適なように見えた。新緑もきれいだし、人は少ないし、全く初めての山だがなかなか雰囲気がいいな、と思うことしきりだった。沢の渡渉箇所にはしっかり木製の橋がかけてあり、渡渉の際にブーツを濡らすことはまったくなかった。この様子だったら、ハイカットのブーツではなくローカットのトレッキングシューズで軽快に歩いたほうが良かったとも思えた。登山口から30分もかからずに法印の滝に到着。ここまでの小さな滝のような流れはあったが、ここは落差も大きし、より滝っぽかった。近寄り写真を撮って先に進む。
この先予定では分岐のところで山頂へ直登するルートを登るつもりだったが、歩けども分岐が見つからず、おかしいな、と思いハンディGPSで現在地を見たところ、既に分岐をとっくに過ぎていた。どうやら見過ごしたらしい。これから戻るのは当然億劫なのでそのまま進んで尾根に上がることにする。尾根に上がる道はジグザグで標高を上げるし、傾斜もきついが、標高差が大したことはないので、蒸し暑い中での登りだったが特に問題なく登り切れた。尾根に上がっても樹林が濃くて周囲は何も見えない。想定内だったとは言え、やはり少しがっかり。尾根まで上がればあとは大きなアップダウンはない。急な登りで汗をかいたが、涼しい風も吹いておらず、とにかく先に進むしかなかった。黙々と歩き7:58に南天山の山頂に到着。山頂も樹林に囲まれていて、一部からは視界もあったが、今日に限っては天気も悪くて、展望は良くはなかった。今日はここまで水は一口だけ、食料に至っては一口も食べることなく登ってきたので、誰もいない貸し切りの山頂でのんびり休憩でもしようかと思ったが、近くの山に既に怪しい雲が見られ、あまりゆっくりしていると雨に捕まりそうな雰囲気。のんびりは諦めて最低限の水分と食料を詰め込んで出発。頂上の滞在時間は10分程度だった。元来た道を戻り、分岐して下り始める。下りの道もジグザグで標高を一気に落とす。登りもそうだったが、落ち葉が厚く積もっているのか、地面がふかふかでクッションが良く、膝に優しい登山道だった。視界もなく風がないので暑くてしかたなかったが、膝痛もちには助かるトレイルだった。下りの途中でひと組のパーティとすれ違い、今日初めての登山者を見掛ける。やはり6月にもなると蒸し暑いので、もう少し標高の高い山に出掛ける登山者が多いのだろう。ジグザグを降りきり分岐に至る。登りの時に先のマーキングを探して少しウロウロしたところだったが、そこで左岸側のマーキングに気付かず、右岸側のマーキングのみを見て先に進んでしまったところだった。時計回りに歩くことができたので特に問題はなかったが、これはちょっと見落としても仕方ないか、と思えた。あとはまた沢のそばを渡渉しながら下る。帰りも法印の滝に寄り、今度はしっかりと座って休憩をする。滝を目の前にして座っておやつなんて、都会では全く考えられない贅沢だ。今日はこの後も楽勝なので、少し長めに休憩を取った後に出発。滝から20分ほど歩いて登山口に到着。朝はなかったクルマは4台に増えていた。1組途中ですれ違ったので、残りは自分達と同じ方向で周回コースを歩いていたのだろうか。
日が昇り気温が高くなった林道を歩いて駐車場へ戻る。途中、朝来るときに見ていて吊り橋を渡って反対側に渡る。ふれあいの森のコースらしいが、今日は特にどこも歩かずに戻り、駐車場には10:17に到着。11時からお風呂に入れるはずなので、ゆっくり後片付けしてこまどり荘へ向かうも、今日はお風呂は午後にならないと利用できないとのこと。5時間程度で、しかも緩めの歩きではあったが、蒸し暑く汗もかいたので、お風呂は大変魅力的だったが、さすがに午後まで待つ気にはなれず諦めることに。事前のリサーチが不足だった。帰りも雨に降られることなく帰宅。家で山の汗を流した。
南天山は、上部は退屈だったが、下部の沢歩きはなかなか楽しい。季節を変えて訪問するのも楽しそうだ。
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