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Yamareco

記録ID: 2401701
全員に公開
ハイキング
関東

奥久慈 西金ーつつじヶ丘 往復

2020年06月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:01
距離
11.7km
登り
351m
下り
358m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:03
休憩
0:59
合計
4:02
5:35
8
西金駅駐車場 幻の滝
5:43
5:43
10
旧道水くみ場
5:53
5:53
2
湯沢分岐
5:55
5:55
40
湯恵(足湯+直売所)
6:35
6:35
11
奥久慈パノラマライン分岐
6:46
6:46
7
つつじヶ丘駐車場分岐
6:53
7:42
23
8:05
8:13
7
8:20
8:20
15
佐中分岐(滝入り口)
8:35
8:35
6
つつじヶ丘への分岐点
8:41
8:41
23
釜沢越え方面分岐点
9:04
9:04
10
入湯沢 往路林道合流点
9:14
9:14
11
湯沢分岐
9:25
9:27
10
旧道水くみ場
9:37
西金駅駐車場 幻の滝
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
恒例により西金駅駐車場に車を停めて歩きました
コース状況/
危険箇所等
雨上がりのアスファルトの林道は意外と滑るので要注意です。

このエリアは林道が結構分岐していて道迷いの危険があります。事前に歩くルートを計画したり、GPSで現在位置を確かめたりと、情報収集に努めます。ただし今回歩いたところは人家のあるrエリアなので、林道を歩く限り遭難の危険はありません。

登山地図になかなかいいものがないのですが、筆者の知る限りでは大子町が出しているハイキングマップが一番わかりやすいと思います。道の駅や大円地のトイレなどで配布されているほか、WEBでPDF版を入手することも可能です。
https://www.daigo-kanko.jp/themes/hiking-course.html
湯沢だけでなく、男体山、八溝山、鷹の巣山などの紹介も充実しています。
その他周辺情報 常陸大宮道の駅「かわプラザ」(国道118号線沿い)は物欲をそそります。
今朝も西金駅で雨上がりにのみ拝める幻の滝の水音で迎えられた。朝暗いうちから歩き出すのが多いから、スタート時に見るのは久しぶり。
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今朝も西金駅で雨上がりにのみ拝める幻の滝の水音で迎えられた。朝暗いうちから歩き出すのが多いから、スタート時に見るのは久しぶり。
林道序盤で奥久慈岩稜が視界に飛び込むはずもガスでこの通り。写真ではにじんでいるが、太陽がきれいにまんまるだった。
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林道序盤で奥久慈岩稜が視界に飛び込むはずもガスでこの通り。写真ではにじんでいるが、太陽がきれいにまんまるだった。
いつもは左の男体山方面を、今回は右を進む。
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いつもは左の男体山方面を、今回は右を進む。
ガスってはいるが天気はいい。栗の花だろうか?
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ガスってはいるが天気はいい。栗の花だろうか?
湿った林道はアスファルトでも滑るが気持ちいい。
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湿った林道はアスファルトでも滑るが気持ちいい。
ドクダミの群落。この季節の奇麗な花だ。
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ドクダミの群落。この季節の奇麗な花だ。
朝日が切り取られて美しい。
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朝日が切り取られて美しい。
途中から左に折れ、奥久慈パノラマラインへ入った。パノラマというと聞こえがいいが、どうやらがけっぷちで危険という意味らしい。穂高のパノラマコースも同様の意味だし。
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途中から左に折れ、奥久慈パノラマラインへ入った。パノラマというと聞こえがいいが、どうやらがけっぷちで危険という意味らしい。穂高のパノラマコースも同様の意味だし。
アジサイはこの季節の主役
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アジサイはこの季節の主役
一つ一つ色が異なる。
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一つ一つ色が異なる。
真っ青系
パノラマ林道から、今度は左へ折れてつつじヶ丘へ向かった
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パノラマ林道から、今度は左へ折れてつつじヶ丘へ向かった
ガスと岩稜のせめぎ合いが期待通りの迫力。
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ガスと岩稜のせめぎ合いが期待通りの迫力。
コーヒータイムはつつじヶ丘に決定
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コーヒータイムはつつじヶ丘に決定
湯沢源流の谷で霧が湧き上がり、峰をうずめている。
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湯沢源流の谷で霧が湧き上がり、峰をうずめている。
谷で生まれた霧が山腹をひとっ飛びして稜線を包む
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谷で生まれた霧が山腹をひとっ飛びして稜線を包む
湯沢源流方面は何度も見てしまう。
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湯沢源流方面は何度も見てしまう。
いわゆる奥久慈岩稜と男体山方面はよく見えない。
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いわゆる奥久慈岩稜と男体山方面はよく見えない。
まだ黄色を帯びて若さを残す緑と霧をまとった稜線のシルエットのコントラストがのどかさと緊張感を感じさせる。
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まだ黄色を帯びて若さを残す緑と霧をまとった稜線のシルエットのコントラストがのどかさと緊張感を感じさせる。
篭岩山、あたりか?
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篭岩山、あたりか?
湯沢源流の奥行きがものすごい誘惑。でも今日は見るだけ。でもこの魅力はつつじヶ丘まで引いて来ることで始めて堪能できる。
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湯沢源流の奥行きがものすごい誘惑。でも今日は見るだけ。でもこの魅力はつつじヶ丘まで引いて来ることで始めて堪能できる。
すごいすごいすごすぎる
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すごいすごいすごすぎる
雲に覆われて見えるけれど実は青空が出て好天気だった。
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雲に覆われて見えるけれど実は青空が出て好天気だった。
それにしても湯沢源流、とてつもない幽谷に見える。実際深い谷であることは間違えないけど。
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それにしても湯沢源流、とてつもない幽谷に見える。実際深い谷であることは間違えないけど。
このあと篭岩山を狙うひとと不動滝までご一緒させていただいた。
不動滝の水量がやばい。落ちる水で強い風が起こり、周囲の薮は嵐のようだった。
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このあと篭岩山を狙うひとと不動滝までご一緒させていただいた。
不動滝の水量がやばい。落ちる水で強い風が起こり、周囲の薮は嵐のようだった。
写真で見るとそうでもないのだが、登山道は完全に水しぶきの中
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写真で見るとそうでもないのだが、登山道は完全に水しぶきの中
不動滝がこれほど豪快に落ちているのは初めて見た。
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不動滝がこれほど豪快に落ちているのは初めて見た。
不動滝の取り付きまで戻ってこの道を進んだ。2018年3月以来のコース。
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不動滝の取り付きまで戻ってこの道を進んだ。2018年3月以来のコース。
山田がきれい。
振り返ればもくもく雲の下に湯沢源流。つつじヶ丘から見えるのとまた違った表情。
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振り返ればもくもく雲の下に湯沢源流。つつじヶ丘から見えるのとまた違った表情。
湯沢源流を振り返りながら下っていった。
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湯沢源流を振り返りながら下っていった。
筆者が偏愛するイワツメクサさんの仲間のウシハコベ。1cmほどの小さくいながらも均整の取れた純白の花。
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筆者が偏愛するイワツメクサさんの仲間のウシハコベ。1cmほどの小さくいながらも均整の取れた純白の花。
稲が順調に育っている。田んぼを見ていると楽しい。
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稲が順調に育っている。田んぼを見ていると楽しい。
左はつつじヶ丘へ続く道。右を進んだ。
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左はつつじヶ丘へ続く道。右を進んだ。
8cmくらいの大型のイトトンボ。これがいるところは水がきれいという考えている。下山後にネットで調べてミヤマカワトンボっぽいことがわかった。
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8cmくらいの大型のイトトンボ。これがいるところは水がきれいという考えている。下山後にネットで調べてミヤマカワトンボっぽいことがわかった。
このスタイルのトンボのファンだし、しかもめったに拝めないのでついつい何枚も写真を撮ってしまった。
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このスタイルのトンボのファンだし、しかもめったに拝めないのでついつい何枚も写真を撮ってしまった。
これはエメラルドの胴体がきれい。寄って撮れるようにこちらの気配を消すことに苦労した。
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これはエメラルドの胴体がきれい。寄って撮れるようにこちらの気配を消すことに苦労した。
かなり寄れた。これはニホンカワトンボの雌だろうか?
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かなり寄れた。これはニホンカワトンボの雌だろうか?
釜沢越えとの分岐まで戻ってきた。振り返って撮影。釜沢越えをやってみるのもいいかも
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釜沢越えとの分岐まで戻ってきた。振り返って撮影。釜沢越えをやってみるのもいいかも
皇帝ダリア
4ツ葉と5ツ葉のクローバーを今回のハイキングでも新たに発見した。
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4ツ葉と5ツ葉のクローバーを今回のハイキングでも新たに発見した。
湿地に生える白い花。名前がわからない。大きさ1cmくらい。
下山後調べてみたところ、どうやらシンジュボシマンネングサという帰化植物らしい。
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湿地に生える白い花。名前がわからない。大きさ1cmくらい。
下山後調べてみたところ、どうやらシンジュボシマンネングサという帰化植物らしい。
入湯沢 往路林道合流点へもどってきた。枝道が結構多くて迷わないように気をつける必要がある。
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入湯沢 往路林道合流点へもどってきた。枝道が結構多くて迷わないように気をつける必要がある。
湯沢分岐点まで来るとあと一息
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湯沢分岐点まで来るとあと一息
日差しに照らされて歩くと暑い。
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日差しに照らされて歩くと暑い。
旧道を経由して、清水を汲んで帰ろう。
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旧道を経由して、清水を汲んで帰ろう。
こんなに流れているのを見るのは珍しい。なお、採水は別の清水で。
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こんなに流れているのを見るのは珍しい。なお、採水は別の清水で。
国道118号の交差点が見えてきた。そしてその向こうに気になるピラミッドピーク。今まで意識していなかった。これとは別に左手にワクワクするピラミッドピークがある。
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国道118号の交差点が見えてきた。そしてその向こうに気になるピラミッドピーク。今まで意識していなかった。これとは別に左手にワクワクするピラミッドピークがある。
朝には見えなかった取り付きの奥久慈岩稜を振り返り。一日の安全を感謝した。
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朝には見えなかった取り付きの奥久慈岩稜を振り返り。一日の安全を感謝した。
西金駅で、出発時に続いて再度幻の滝を拝見した。
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西金駅で、出発時に続いて再度幻の滝を拝見した。
今回も撮影してしまった水郡線と、無蓋車。
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今回も撮影してしまった水郡線と、無蓋車。

装備

備考 雨具上下、スマホ(BPS)、ファーストエイド、手袋、タオル(帽子代わり)、コーヒーセット(でもドリッパーのフィルターを忘れました)、水、行動食(月餅一個)

感想

つつじヶ丘でおいしいモーニングコーヒーを頂き、風を起こすほどの水を吐き出す不動滝を畏れ、山田の川沿いではカワトンボを宝石のように見とれた。

ーーー以下は自分向けメモ、長文注意ーーー
■星を見てそわそわ、そして出発
梅雨に入りじめじめ天気が続いている。昨日金曜日も雨だった。
今日はどうだろうか。窓を開けると夜明け前の空に輝く星。どうやら今朝は快晴のようだ。天気が良くて週末家にいると、山に登りたくなる。しかし男体山をやるほどの気力はなく、もう少しぬるいことをしたい。それならば山コーヒーか。携帯用のコーヒーミルまで買っているのに、近頃はトンとご無沙汰している。どこか奥久慈の山々が見えるところでモーニングコーヒーを飲むと気持ちいいのではないか。もともと今日は登山の予定はなかったのだが、だんだんじっとしていられなくなり、朝日が明るくなってきたところで完全に誘惑に負けていつもの西金駅へ出発した。どこでお茶をするのかは歩きながら考えよう。

西金駅へのドライブはちょっとした違和感があった。夜明け前の歩き出しが多いので、日が出てから西金へ走るということはほとんどしていないからだ。しかしそれは楽しい違和感。周りの景色が見えて、田んぼの稲の伸び具合がすがすがしいこの季節ならなおのことだ。

■霧のドライブ
ところが途中から濃霧の歓迎を受けた。前々回の夜間ドライブも濃霧だったが、今回の朝の濃霧は信号の識別が難しいという危険があった。日中は日差しが散乱される量が信号の光量に比べて馬鹿にならないので、余計信号が霧の中に埋もれてしまうのだ。霧を抜けるまでは少々速度を落としての運転となった。また前方に見たこともないような巨大な車両を積んだトレーラーが走っている。どうやら土木用の重機に見えるのだが、山一つでも削ってしまいそうな、戦車でもあれほど大きいものはないのではというような怪物だった。これはもしかしたら大子を抜けて福島へでも行くのかと思ったが、山方で西のほうに曲がっていった。ちょっと行き先を確認したいような誘惑にも駆られたが、やっぱり山の方が楽しい。直進して西金方面を目指した。

西金駅へ到着。昨夜の雨の影響だろう。水郡線のはるか向こうに、雨後だけ見える幻の滝が豪快な音を立てていた。これからハイキングする山の中もどうだろうかと期待しながら国道118号を横断して奥久慈の山を目指した。普段は横断すればすぐ見える奥久慈の岩稜も霧の中。霧を透かして満月のように朝日が見える。

今日は山コーヒーが目的だからと、いつもは下山時に給水する旧道の清水を往路でも寄り道して、500mLのペットボトルを満たした。水道水をつめた1Lのボトルの詰め替えも考えたが、こちらはこのまま使うことにした。

清水の流れは幻滝同様に激しかった。普段だと巌の表面を伝う水を以下に集めるか苦戦することさえあるのだが、今日はざあざあ流れる所へ口を当てるだけであっというまに満タンに出来た。

湯沢分岐に到着。湯沢川の水音も激しいが、覗くと、前々回同様、増水しているけれども洪水を感じるほどではないようだ。山コーヒーはつつじヶ丘かなと考えつつ、分岐を右に折れた。最近始まった足湯サービス湯恵(ゆめ)はコロナウイルス騒ぎで休業中。営業していてもこの時刻に開いているわけはないのだが。再開を楽しみにしつつさらに足を進めていった。

■西金からつつじヶ丘へ歩くのは初めて
実は西金からつつじヶ丘へ向かって歩くのは今回が初めてだ。逆コースで古分屋敷から奥久慈パノラマ林道をつつじヶ丘方面へ歩いたことはあるのだが。しかもその逆周りも早春の、日中でも氷が残る季節の話。まるで初めての感覚で歩くことは不安も混じってどきどきする。どきどきするけれども危険を感じるほどのものではない。道がおぼつかなくなればGPS(+地図)で現在位置を確認すればいいだけのこと。気楽に歩こう。雨上がり、霧がかかってひんやりしている。見上げれば空は快晴なのだが、暑い思いすることもなく、湿った苔で少々ぬるぬるしている林道を高度を上げていった。時折朝日が差し込む箇所では、朝日の光線がくっきり見えてスポットライトのようだ。

つつじヶ丘には勝手に着くのかと思って何も考えずにぼうっと歩いていた。危うくパノラマラインの入り口を通り過ぎるところであった。立派な標識と地図に救われた。つつじヶ丘へは、パノラマラインから、さらに枝道に入る。ここにも標識があるので安心だ。

つつじヶ丘へ登る途中に振り返り、奥久慈岩稜を霧か雲か、駆け巡る様子にすこぶる満足した。もうこれ以上しんどいことは今日はしないで、つつじヶ丘の駐車場でモーニングコーヒーを戴いて引き返すことにしよう。

■稜線を覆う雲
つつじヶ丘駐車場から見る奥久慈岩稜はダイナミックだった。谷から霧がわきあがり、山腹を駆け上がると稜線を厚く覆う。晴天のときの山はじっと動かない印象だが、霧や雲と対峙することによって動的な迫力で見るものを興奮させる。

中でも湯沢源流の谷がすごかった。霧が見通しを悪くすることによって、あるいは稜線を塞ぐ霧が高さに下駄を履かせることによって、そして朝のうちなので光線が逆光気味であることも手伝って、実際の標高差よりもずっと大きな高く険しい壁に見えた。こういう壁を見ると2017年に初めて剱岳を見たとき、裏剱の窓(峠)を遠望したときと似たような興奮を覚えた。

巨人のような奥久慈山稜を見ながらコーヒーの支度をした。久しぶりの山コーヒーだ。いつかは山ノートにでも投稿したいような、ほとんど百円ショップグッズだった。具体的には。
小さいやかん
アルスト代わりのプリン型
五徳、風防、そしてアルストの火力アップにも一役買うてんぷらガード
てんぷらガードの上に餅焼き網を置いてやかんを安定させた。なくても何とかなる。
ステンレスマグ
プラスチックドリッパー(普通のもの)
(これだけが百円グッズでない)携帯用コーヒーミル
不覚にもドリッパー用のフィルタを忘れてしまったので、ティッシュペーパーをフィルタ代わりにしてコーヒーを沸かし、後から凝られた篭岩山を狙うというハイカーの方とモーニングコーヒーを楽しんだ。むろん、刻一刻と表情を変える奥久慈岩稜の表情を楽しみながら。

■見たことないような不動滝
篭岩山を狙うハイカーの方と不動滝までご一緒することにした。当初は篭岩展望台まででも歩いてお茶にしようと思っていたくらいだったが、つつじヶ丘駐車場で満足したので、今日はきついことはやめておこうということにしたのだ。

不動滝は先日の雨のせいで水量が大幅に増えていた。不動滝近くの薮が揺れていた。最初は水しぶきがかかっているのかと思ったがそうではなかった。滝の落水で発生した強い風が吹き付けているのであった。むろん滝つぼ周辺は霧雨が降っているように水煙に包まれている。これほどに激しい不動滝を今までに見たことがあっただろうか。

これだけ川の水が多いということは、湯沢川のへつりがあるこの先の篭岩への道のりは結構しょっぱいのではないか。無事の登山を祈ってハイカーの方と別れた。自分は山でモーニングコーヒーを飲むという目標を達成したので早々に退散だ。

■トンボ
佐中の分岐からパノラマラインをそれて、山田の脇の林道に沿って湯沢分岐を目指した。これは2018年3月のハイキングで通って以来である。あのときには田んぼに氷が張るほどの寒さであったが、今は田植えを終えて稲が元気に育っている。田んぼの脇を流れる小川に茶色い羽のトンボを発見。イトトンボを巨大にしたような5-10cm弱のトンボだ。このタイプのトンボがいるところは水がきれいと自分は考えている。もしかするとこのエリアはホタルがいるのかもしれないなどと想像をめぐらしながら、川沿いに下っていった。このトンボ(下山後に調べてカワトンボらしいことがわかった)。中にはエメラルドの胴体をした個体もいて、思わず何度もシャッターを押してしまった。草花と違ってうかつに寄ると逃げるので、警戒させない良いうに気配を消しながら近づくのには骨が折れた。

やがて小川から離れて人家のあるエリアに入ってきた。ここでまた四葉と五葉のクローバーを発見して、何かいいことがあることを期待しながらシャッターを押した。初夏に入って人家の庭先に元気な花が咲いていた。

ぶらぶらしているうちに湯沢分岐まで戻ってきた。さすがに暑くなってきた。この暑さと草の匂い、子供のころ虫捕りで裏山や野原をはいかいしていたことを思い出す。

恒例により旧道を通って湧き水で給水。こちらも水量が大幅増で容易にペットボトルを満たすことができた。今日は暑かったので、うちで使う1Lのほかに、すぐ飲む500mLを追加で補給した。

旧道の下り坂を118号交差点へ下る道すがら、交差点のはるか向こうに均整の取れたなだらかなピラミッドピークを発見した。俄然登ってみたくなったのだが、下山後調べてみると登山道が地図には記載されていない。いわゆる薮山なのか。

などと、今後の山登りの妄想などしながら西金駅駐車場に戻ってきた。緑でモクモクの里山をバックにして、ヒメシオンの白い花の向こうに水郡線と無蓋車が並んで停車していた。ローカル線と貨車を見るとなんだか愉快になる。

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