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Yamareco

記録ID: 240303
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積雪期ピークハント/縦走
道南

GWの北海道初遠征(1)渡島駒ヶ岳

1986年05月01日(木) [日帰り]
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GPS
07:10
距離
19.2km
登り
964m
下り
965m

コースタイム

7:30銚子口駅−9:10駒ヶ岳三合目−10;10五合目−10:40馬の背−11:40頃 渡島駒ヶ岳最高点(剣ヶ峰)直下−12:20馬の背−13:00三合目−14:40銚子口駅
天候 晴れのち曇り
アクセス
利用交通機関:
電車
(行き);四国(新居浜)−(夜行フェリー)−(大阪)−(JR)−東京ー(JR)−青森−(青函連絡船)−函館ー(JR)−JR銚子口駅
※ 四国から登山口まで、合計36時間。
コース状況/
危険箇所等
・銚子口駅からは別荘地を通り抜けて登山道に入るが、標識が少なく解りにくかった。
・この時期、ルート上は雪はほとんどなかったが、頂上直下に急斜面の雪田があり、そこではアイゼン、ピッケルを使用した。
・頂上(最高点)付近は険しい岩稜で、ルートが定かでなかったので、最高点(剣ヶ峰)までは行かなかった。
銚子口駅から別荘地を抜け、駒ヶ岳を目指す、長い道のはるか向こうに、駒ヶ岳が小さく見える
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
銚子口駅から別荘地を抜け、駒ヶ岳を目指す、長い道のはるか向こうに、駒ヶ岳が小さく見える
麓の風景、ちょうどミズバショウが咲き始めていた
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
麓の風景、ちょうどミズバショウが咲き始めていた
(同じく)麓の風景、林床にフキノトウの芽吹き
2012年09月30日 11:07撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:07
(同じく)麓の風景、林床にフキノトウの芽吹き
馬の背付近より望む頂上部(剣ヶ峰)
2012年09月30日 11:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:08
馬の背付近より望む頂上部(剣ヶ峰)
頂上プラトーの眺め、所どころに残雪、噴火口が巨大な穴となっており、どこか月面のような雰囲気の場所だった。
2012年09月30日 11:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/30 11:08
頂上プラトーの眺め、所どころに残雪、噴火口が巨大な穴となっており、どこか月面のような雰囲気の場所だった。
最高点(剣ヶ峰)直下よりの眺め
2012年09月30日 11:08撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
9/30 11:08
最高点(剣ヶ峰)直下よりの眺め

感想

【山行No 95(1)】

※ (この年の)GWは8連休が取れた。
  四国からはなかなか行きにくい北海道に行けるチャンスなので、
  初の北海道遠征へ向かうことにした。
  とりあえずの目的は利尻山、大雪山とし、北海道には山小屋も少ないので、テント持参での遠征。

4月29日(火)
 ・夜、四国発の夜行フェリーで大阪へと向かう。船中で山行の計画を練る。

4月30日(水)
 ・朝、大阪に着き、北海道周遊券を購入する。
  今日は完全な移動日で、新幹線で東京へ出て、上野からこれも初体験の東北新幹線で、北へと向かう。
  盛岡で在来線に乗り換え、ようやく本州最北端の青森に着いたのは、夜も20時を過ぎていた。
 ・青森はなんとなく淋しい場所だ。青函連絡船をだだっ広い待合室で待つ間も、夜の淋しさがまとわりつくようだ。
  0:30発の青函連絡船で、いよいよ北海道へと向かう。
  
4月31日(木)
4:30 函館着
 ・ついに北海道への第一歩を踏む。やはり北海道だけあって、肌寒さを感じる。
  今日は、まず足慣らしを兼ねて、函館近くの渡島駒ヶ岳へ行くことにした。
  今日の食糧を買おうと駅周辺を歩いてみたが、朝市で魚を売っているばかりで
  まともな食糧があまり売っていない。なんとかパン類を少々仕入れた。
6:20 函館発
 ・車窓の雰囲気は4月末というよりも早春の雰囲気で、木々の芽吹きも浅い。
  最初は駒ヶ岳は見えなかったが、列車が一つ峠を越えると、ようやく、
  大沼と駒ヶ岳の、絵のような風景が見えてきた。

7:06-30 銚子口駅
 ・ガイドブックに従いこの駅で下車。
  もう少しまともな駅を予想していたが、原野の中にポツンとある無人駅で、
  しかも最初は駅裏に出たので、よけいに驚いた。侘しい駅だ。
  同じ列車で降りたうち、登山者はほかに2名と少ない。
 ・テントなどの大荷物は大ザックに入れておき、サブザックに今日の荷物を入れる。
  ピッケルは少し迷ったが、念のために持ってゆくことにする(後から役に立った)。
  ここで水も補給しようと思っていたが、水を補給できる場所もなく、
  しかたないので、自販機でジュースを買って持ってゆくことにした。

 ・さっそく、ガイドブックを見ながら、駒ヶ岳への道を進むが、最初は別荘地のなかの道を行くのでわかりにくい。
  ところどころの道標を頼りに別荘地を抜ける。
9:10-20 三合目
 ・別荘地を抜けるといつの間にか緩やかな登山道になっており、そのまままっすぐ進む。
  途中で中学生の集団に出会ったが、こちらは寝不足のせいか、ペースが上がらず、
  中学生に追い越されてしまった。
10:10-20 五合目
 ・小休止してパンを食べると、少し元気が回復した。
10:40 馬の背
 ・ここが頂上プラトー部のヘリに当たる場所。
  ここからは頂上プラトー部の平原と、その向こうに駒ヶ岳本峰(剣ヶ峰)が見える。
 ・ここから、頂上部の切り立った岩峰群を目指して登ってゆく。
  最初は結構急な雪田となっており、念のため持ってきたピッケルが役に立った。
  途中から傾斜が急になってきたので、アイゼンも装着する。
  岩峰群のコルに突き上げるルンゼの部分は、かなり厳しく、三点保持でやっとこさ登りきる。
 
11:40頃 山頂直下
 ・稜線のコルからは、雪はないものの、両側がすごく切れ落ちているし、
  岩場もかなり(自分の実力からみて)かなり厳しそうに見えたので、
  このコルの部分でとりあえず登頂したこととし、最高点へ行くのは断念する。
 ・今日は薄曇りの天気だが、次第に下り坂となっているようで、上空の雲は厚くなってきた。
  遠望は利かないが、眼下は頂上プラトー部の中に、深い洞窟のように、噴火口がポッカリ穴をあけており、
  なんだか地球上の風景ではなく、月面にでも来たような奇妙な眺めだった。

 ・再び急峻なルンゼを下る。登るときよりもさらに厳しく、ずっと後ろ向き(雪面を向いて)で、ゆっくりと慎重に下る。

12:20 馬の背
 ・ここで、中学校の行事なのか?200人ほどの中学生の団体が登ってくるのに出会った。
  中学生はみな、ジャージと運動靴姿で寒そうだ。
13:00 三合目
 ・この付近、林床をよく見るとフキノトウがパラパラと顔を出しており、北海道にも遅い春が来たことを告げていた。

14:40-15:15 銚子口駅
 ・さて、北海道の第一峰目、渡島駒ヶ岳の登山が終了した。
  次の目的地は利尻山。鈍行列車で札幌へと長い道乗りを進む。
  途中で駅弁でもかった夕食とするつもりが、駅弁を買い損ね、結局この日は夕食なし。
  お菓子を少々食べるだけでは、さすがにお腹が減った。

20:37-21:20 札幌
 ・今夜も、時間と宿代を浮かすため、夜行急行「利尻」号で、次の目的地、稚内を目指す。

  ・・・・[GWの北海道初遠征(2)雪の利尻山」へと続く・・・

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