燕岳 (中房温泉から往復)
- GPS
- 06:49
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,659m
- 下り
- 1,684m
コースタイム
天候 | 快晴、気温低し 稜線は弱風、それ以外は微〜ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場到着時(6:00頃)の気温約-5℃。帰着時(13:15頃)の気温約0℃。 ・安曇野ICから中房温泉までの道は、最後まで舗装されていて路面の状態も良いが、途中から道幅狭く、すれ違い困難な箇所多数。落石にも注意。 ・中房温泉までの道路は凍結や積雪はなく、ノーマルタイヤでも問題なかったが、路肩には雪があったので、最近降雪があったもよう。中房温泉は標高1,500mほどなので、11月後半にクルマでくるならスタッドレスが妥当と思われる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・中房温泉の登山口から山頂までほぼ雪が着いていて、6本以上のアイゼンがあるとよいが、なくても何とかなるし、実際付けていない人も散見した。自分は12本アイゼンを登りは富士見ベンチから、下りは第二ベンチまで使用。ピッケルも持参したが、この日の雪質と山頂までの斜面でどうしてもピッケルが要る場面には出会さず、初めから終わりまでダブルストックのみで歩き通せたが、このあたりは好みによるかもしれない。 ・この日歩いていて最も危険と感じたのは登山口から第一ベンチまでで、この区間は降雪後の雪が融けて氷になっている箇所が多かった。登りはまだしも下りでは細心の注意をもって通過しないと簡単に滑って転んでしまう。人によってはこの区間もアイゼンを着けて歩いていたが、標高が低いところでは木の根や岩石に引っかけることもあるし、雪のない区間もあるので自分は外して歩いた。 ・第一ベンチより上の区間は燕山荘まで雪が途切れずに着いていて歩き易い。合戦小屋より上には赤いデポ旗があり目印になる。燕山荘までの区間でラッセルを強いられた区間は皆無で、良く踏まれた高速道路のような快適な雪道だったが、ルートを少しでも外すと膝上まで簡単に潜るので注意が必要。燕山荘から燕岳山頂まではほとんど雪が着いていない。 ・登山者は11月とは思えないくらいに大変多く、日帰り、小屋泊、テント泊等々あらゆるタイプの登山者を見掛けた。 |
写真
感想
高気圧が本州付近に乗り、好天が予想される日曜日とあってか、朝の駐車場から大入りだった。11月末の北アルプスとはこういうところなのだろうか?実際に歩き始めると登山者の列は山頂まで途切れることはなく続いていたし、しょっちゅうすれ違いがあった。荷物の大きさを見ても冬山とは思えないほど小さいザックで歩いている人も見られた。
中房温泉の登山口から歩き出してものの数分でいきなり難所があらわれた。ただの急登であれば我慢して登れば良いのだが、この日は急登の登山道が凍結していた。岩の上の積もった雪が融けて朝の寒さで凍ったようだ。この状態では登り以上に下りがしんどいだろうと思い歩いたが、案の定、下りでは転倒こそなかったもののスリップの連続だった。第一ベンチと登山口の区間はガリガリの氷だったが、それ以降は歩き易い雪の道で、ラッセルは皆無。アイゼンもあってもなくても良いような感じだったが、今シーズン初の雪上歩きなので、トレーニングの意味も込めて途中(富士見ベンチ)からは着けて歩いた。下りはどこまで着けたものか悩んだが、標高が下がるに連れてアイゼンを木の根に引っかけたりすることが多くなったため、第二ベンチまでとしたが、中には登山口まで着けて歩いている人もいた。
燕山荘付近までは風もほとんどなく、冬用のジャケットでは暑いくらいだったが、それ以降はさすがに冬の冷たい風が吹いていて、快晴とは言え寒く感じた。燕山荘まではグローブもインナーだけで十分だったが、ここから先はアウターを着けないと歩いていても手がかじかんだ。山頂付近は自分が立ち寄った時は人の姿は疎らだった。登りの時に多くの人にすれ違ったので、日の出の時間帯などは多くの人がいたことだろう。テント場も夏と時期と見まがうほどの多くの人がいた。
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