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Yamareco

記録ID: 247971
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

燕岳 (中房温泉から往復)

2012年11月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:49
距離
14.4km
登り
1,659m
下り
1,684m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:30第三駐車場-6:40中房温泉登山口-7:08第一ベンチ-7:30第二ベンチ-7:52第三ベンチ-8:22富士見ベンチ(アイゼン装着)-8:49合戦小屋-9:45燕山荘-10:18燕岳山頂-11:39合戦小屋-12:26第2ベンチ(アイゼン外す)-13:01中房温泉登山口-13:15第三駐車場
天候 快晴、気温低し
稜線は弱風、それ以外は微〜ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・6:00到着時で既に上の2つの駐車場は満杯。第3駐車場を利用した。
・駐車場到着時(6:00頃)の気温約-5℃。帰着時(13:15頃)の気温約0℃。
・安曇野ICから中房温泉までの道は、最後まで舗装されていて路面の状態も良いが、途中から道幅狭く、すれ違い困難な箇所多数。落石にも注意。
・中房温泉までの道路は凍結や積雪はなく、ノーマルタイヤでも問題なかったが、路肩には雪があったので、最近降雪があったもよう。中房温泉は標高1,500mほどなので、11月後半にクルマでくるならスタッドレスが妥当と思われる。
コース状況/
危険箇所等
・中房温泉の登山口から山頂までほぼ雪が着いていて、6本以上のアイゼンがあるとよいが、なくても何とかなるし、実際付けていない人も散見した。自分は12本アイゼンを登りは富士見ベンチから、下りは第二ベンチまで使用。ピッケルも持参したが、この日の雪質と山頂までの斜面でどうしてもピッケルが要る場面には出会さず、初めから終わりまでダブルストックのみで歩き通せたが、このあたりは好みによるかもしれない。
・この日歩いていて最も危険と感じたのは登山口から第一ベンチまでで、この区間は降雪後の雪が融けて氷になっている箇所が多かった。登りはまだしも下りでは細心の注意をもって通過しないと簡単に滑って転んでしまう。人によってはこの区間もアイゼンを着けて歩いていたが、標高が低いところでは木の根や岩石に引っかけることもあるし、雪のない区間もあるので自分は外して歩いた。
・第一ベンチより上の区間は燕山荘まで雪が途切れずに着いていて歩き易い。合戦小屋より上には赤いデポ旗があり目印になる。燕山荘までの区間でラッセルを強いられた区間は皆無で、良く踏まれた高速道路のような快適な雪道だったが、ルートを少しでも外すと膝上まで簡単に潜るので注意が必要。燕山荘から燕岳山頂まではほとんど雪が着いていない。
・登山者は11月とは思えないくらいに大変多く、日帰り、小屋泊、テント泊等々あらゆるタイプの登山者を見掛けた。
第一ベンチ。ここまでが実は最難関。
2012年11月25日 07:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 7:08
第一ベンチ。ここまでが実は最難関。
第二ベンチと雪だるま
2012年11月25日 07:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 7:30
第二ベンチと雪だるま
このあたりは雪が多くて歩き易い
2012年11月25日 07:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 7:47
このあたりは雪が多くて歩き易い
富士見ベンチはその名のとおり、富士山が見えるが、写真には写らず。
2012年11月25日 08:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 8:23
富士見ベンチはその名のとおり、富士山が見えるが、写真には写らず。
合戦小屋。休憩適地。
2012年11月25日 08:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 8:50
合戦小屋。休憩適地。
合戦小屋の後は尾根伝いの道
2012年11月25日 09:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 9:11
合戦小屋の後は尾根伝いの道
燕山荘が見える
2012年11月25日 09:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 9:34
燕山荘が見える
お待ちかねの槍
2012年11月25日 09:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
11/25 9:45
お待ちかねの槍
お待ちかねの燕岳
2012年11月25日 09:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
11/25 9:46
お待ちかねの燕岳
燕岳最後の登り
2012年11月25日 10:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 10:10
燕岳最後の登り
燕岳山頂
2012年11月25日 10:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 10:21
燕岳山頂
風は冷たいが、景色は最高
2012年11月25日 10:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 10:39
風は冷たいが、景色は最高
帰りはひたすら下る
2012年11月25日 11:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 11:20
帰りはひたすら下る
ルートを外すと膝上まで潜る
2012年11月25日 11:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 11:20
ルートを外すと膝上まで潜る
第3駐車場のようす
2012年11月25日 13:15撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11/25 13:15
第3駐車場のようす
撮影機器:

感想

 高気圧が本州付近に乗り、好天が予想される日曜日とあってか、朝の駐車場から大入りだった。11月末の北アルプスとはこういうところなのだろうか?実際に歩き始めると登山者の列は山頂まで途切れることはなく続いていたし、しょっちゅうすれ違いがあった。荷物の大きさを見ても冬山とは思えないほど小さいザックで歩いている人も見られた。
 中房温泉の登山口から歩き出してものの数分でいきなり難所があらわれた。ただの急登であれば我慢して登れば良いのだが、この日は急登の登山道が凍結していた。岩の上の積もった雪が融けて朝の寒さで凍ったようだ。この状態では登り以上に下りがしんどいだろうと思い歩いたが、案の定、下りでは転倒こそなかったもののスリップの連続だった。第一ベンチと登山口の区間はガリガリの氷だったが、それ以降は歩き易い雪の道で、ラッセルは皆無。アイゼンもあってもなくても良いような感じだったが、今シーズン初の雪上歩きなので、トレーニングの意味も込めて途中(富士見ベンチ)からは着けて歩いた。下りはどこまで着けたものか悩んだが、標高が下がるに連れてアイゼンを木の根に引っかけたりすることが多くなったため、第二ベンチまでとしたが、中には登山口まで着けて歩いている人もいた。
 燕山荘付近までは風もほとんどなく、冬用のジャケットでは暑いくらいだったが、それ以降はさすがに冬の冷たい風が吹いていて、快晴とは言え寒く感じた。燕山荘まではグローブもインナーだけで十分だったが、ここから先はアウターを着けないと歩いていても手がかじかんだ。山頂付近は自分が立ち寄った時は人の姿は疎らだった。登りの時に多くの人にすれ違ったので、日の出の時間帯などは多くの人がいたことだろう。テント場も夏と時期と見まがうほどの多くの人がいた。

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