燕岳 〜今年は営業最終日前日の燕山荘に泊まる
- GPS
- 28:18
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,437m
コースタイム
25日:(燕岳山頂往復)燕山荘10:10 - 11:05合戦小屋11:25 - 13:25中房登山口
天候 | 24日:曇り のち 晴れ 25日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:中房登山口にあり ■登山道の状況: (登山口〜合戦小屋)第1ベンチ前から積雪があり、凍っていて滑った。登りは第1ベンチから、下りは登山口までアイゼン使用。 (合戦小屋〜燕山荘)合戦の頭までは夏道に沿う。小屋直下は裏手に回る冬道が付けられていた。 ■入浴:今回は有明荘利用。燕山荘宿泊で500円に割引。 |
ファイル |
_山岳写真ASA写真展 「岳」山稜の光彩 案内
(更新時刻:2012/11/28 01:17) |
写真
感想
山岳写真ASAの仲間と3連休に燕岳へ登る予定を立てていたが、二ツ玉低気圧通過で初日を諦め、一泊だけに変更。
土曜日の午後と日曜日の朝の晴天を祈って出かける。
【1日目】
安曇野穂高温泉郷のしゃくなげ荘の登山者用駐車場で合流し、1台の車に乗り換えて4名で中房温泉へ向かう。
前日の雨と冷え込みで、林道の途中から周囲の山肌は霧氷で真っ白。
ただ積雪はないのでトラブルもなく中房に到着。
駐車場は上の方から既に満車になっており、一番下の第三駐車場に入れて林道を登山口まで登るが、これで結構汗をかく。
登山口で準備を済ませ、9時過ぎに登り始める。
すぐに登山道に積雪が現れ、しかも朝の冷え込みで凍っている箇所が多くて時折り階段などで滑るので、第一ベンチでアイゼンを装着する。
心配していた天気はお昼前からどんどん良くなり、青空が広がっていく。
合戦小屋で昼食休憩してから合戦の頭に登ると、目の前に真っ白な冬山の景色が見えてきた。
昨年よりずっと積雪が多く、登山口付近同様にダケカンバの霧氷もビッシリ着いているので撮影観点からも好条件。
ここからは疲れた足を引きずり、あちこちで撮影をしながら小屋まで2時間ほどかけて歩く。
稜線に上がると多少ガスは出たが風もそれほど強くない。
燕山荘で宿泊手続きを済ませ、部屋に荷物を置くと4人それぞれに夕景の撮影に出かける。
4時近くになるとみるみる気温が下がり、風も心なしか強くなってくる。
夕日が沈むのを待っているうちに下半身は冷え、目出し帽を着用しなかった頬や鼻は凍りそうになる。
手も足も指がどんどん痛くなってきた。
この寒さは昨年の比ではない。
明朝の撮影は大変なことになるかも知れない、と心配しながら1日目の撮影を終える。
日没から夕食まで1時間余りあるので4人で飲みながら待つ。
この日は燕山荘の営業最終日前日(昨年泊まったのは最終日だった)で、宿泊客は凄い数。
我々の夕食は最終の番だったが、食堂はぎっしり埋まった。
終わり頃に恒例の赤沼オーナーのアルペンホルンの演奏があり、冬山の開幕を実感する。
【2日目】
3時過ぎに目が覚め、玄関から外を眺めてみると雲一つない満天の星。
しかも風もそれほどなく、気温もひどく低いことはなさそうだ。
一旦部屋に帰って30分ほど温まってから撮影準備をして外へ出る。
先ず槍と星空を撮るために小屋の西側へ回る。
いつもだと強烈な風で長くいられない場所だが、今回はそれほどの強風はなく落ち着いて撮影できる。
次に玄関の前に戻り、東南方向を向いて安曇野、八ヶ岳方面の夜景を狙う。
この頃になるとだんだん起きて外へ出てくる人が増えてくる。
空がかなり明るくなって周囲に撮影する人が重なるようになってきた頃にさらに撮影場所を変える。
テント場の最上部で燕岳のモルゲンロートを待つ。
日の出は6時半。太陽の出る場所の付近には雲もなく、ダイレクトな光が白い山肌を美しく染めた。
9月に歩いた後立山の稜線も遠くでピンクに輝いている。
ひとしきり撮影してから、再び槍ヶ岳の方に向き直って上から半分ほどまで染まった槍から南岳の稜線を撮る。
昨年泊まった時は地平線近くに雲が多くてきれいに焼けなかったのだが、今回は素晴らしくきれいに焼けてくれた。
気が付いたらもう7時を回っている。
朝食の最終回が7時15分なので急いで部屋へ戻って仲間を待ち、朝食へ。
朝食後、部屋を片付け、荷物を整理してからザックを小屋の外にデポして燕岳山頂を目指す。
昨日の登りの疲れで足が全然動かないのを撮影を装って誤魔化しながら何とか山頂へ。
雲一つない快晴で、真っ青な空の下に剱・立山連峰、針ノ木から五竜岳に続く後立山が見晴るかせる。
その右には高妻、妙高の山群、さらに浅間山。
振り返ると槍の稜線に連なって穂高も顔を出し、その前には大天井から常念の連なりが壁を作っている。
それらのすべてが白く輝いていて、今季最初の冬山がこんなに美しく始まってほんとにラッキーだと感じる。
名残惜しく頂上を後にし、小屋の前で4人で記念撮影をしてから下山開始。
気温が上がったので昨日の霧氷はすっかり消え、雪も締まっていなくて結構歩きにくい。
営業最終日の小屋に向かって今日も沢山の人が登って来てすれ違う。
下山後、有明荘で入浴し、しゃくなげ荘近くの蕎麦屋に入る。
これがこの辺では珍しい不味い蕎麦で最後にケチがついたが、登った甲斐のある楽しい山行だった。
(去年の燕岳登山の記録はこちら http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-152992.html )
※ 「山岳写真ASA」の写真展 "「岳」山稜の光彩" 12月13日〜21日
詳細は下のファイルをクリック
Tadさん、こんばんわ
私達のレコにコメントありがとうございました。
また、頂上で シャッター押していただき、ありがとうございました
Tadさんの頂上写真の奥の方に・・緑の私がいます
お話が出来ず残念でした。。
土曜日は霧氷がとっても綺麗だったんですね
街の灯が綺麗な夜景 の写真、槍の上空のシリウスとオリオン、天の川・・の写真、とっても素敵です
確かに頂上の写真に写ってますね
ザックにはヤマレコバッジを付けてるんですが、それ以外ではヤマレコ識別は難しいですね。
山の写真がお好きでしたら、ぜひ我々の写真展にどうぞ!
写真撮影有り難うございました。
Tadさんのお顔もだいたい覚えていますよ。
本格的な写真家に記念写真をお願いして済みませんでした。
狭い山頂では多くの方が交替でしたのでゆっくりお話ができませんでしたが、12/13〜の写真展、是非拝見させて頂きます。
MATSUさん、お早うございます。
あの日、頂上では4、5人の方から撮影を頼まれました
写真展、ぜひお越しください。
会場が狭く、且つ日曜は休館という悪条件ですが、お楽しみ頂ければ、と。
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