長岡市から長野市へ

2020年09月12日(土) ~ 2020年09月16日(水)

• GPS: 40:07
• 距離: 142km
• 登り: 1,820m
• 下り: 1,542m

コースタイム

1日目 11：03 越後川口駅-13：01 魚沼橋-14：46 下条駅-16：53 十日町駅(旅館清水屋)
2日目 6：39 十日町-8：27 姿大橋-10：15 清津大橋-12：18 中津川大橋-14：47 森宮野原駅(旅館吉楽)
3日目 6：29 宿-8：29 東大滝橋-11：18 湯滝橋傍-13：53 木島平村栄町-15：04 飯山本町(ほてい屋)
4日目 5：58 宿-8：22 笠原大橋傍-10：19 上条駅-11：25 佐野遺跡-12：27 R403に合流-13：48 ココス(時間調整)15：00-15：48 OYOホテル
5日目 4：27 ホテル-5：28 都住駅-6：34 日滝原工業団地-7：15 高山村紫-9：51 村山橋-12：10 長野駅

写真

9/12 11:03

旅のスタートは長岡市ではあるが、飛び地の旧川口町の越後川口駅である。

9/12 11:13

川口は信濃川と魚野川の合流点である。魚野川流域は蚊って、歩いているので、今回は信濃川流域を歩きます。
写真は魚野川です。

9/12 11:22

隣りは魚沼市です。おそらくコシヒカリの収穫でしょう。

9/12 11:58

川沿いでも崖沿いでもないのに、長い洞門が美しく伸びています。雪除けでしょうか。

9/12 12:32

歩き始めて2時間足らずで、もうゴールの”長野”が標識に出てきました。長旅の時は、標識にゴール地点を見つけると感激したものですが、今回はまだまだです。

9/12 12:36

人形供養で知られる淡島神社の石碑は珍しいと思います。和歌山市加太の総本社を思い出します。

9/12 13:01

魚沼橋です。小千谷市です。

9/12 13:57

十日町市に入りました。

9/12 15:57

千曲川が信濃川と名を変える流域では縄文時代の火焔型土器を目玉に広域観光を推進しています。

9/12 16:16

TVのコマーシャルで目にすることの多い米菓メーカーです。

9/12 16:44

十日町市中心部の商店街。かっては雁木だったのでしょう。

9/12 16:45

県外からの来訪者は嫌われ者です。
このような店は何軒もありました。

9/12 16:46

こちらは市内在住者のみしか利用できません。
これらの対応は理解できないでもないが、一言、冒頭に『当店では、十分な感染対策が取れていませんので、お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご利用を制限させていただいております。』と陳謝できないのだろうか？
客が悪いのではなく、対応できていない店が悪いのある。市内在住者でも、このような店は警戒することでしょう。

9/12 16:54

夕食も朝食も質、量とも大満足です。
早朝出発にも便宜を図っていただきました。
いつか北越急行沿線を歩くときは、ぜひ再利用させていただきたい宿である。

9/12 16:54

十日町駅方面です。

9/13 6:42

立派なお寺です。中越地震では本堂をはじめ、大きな被害を受けたようです。地域の中心寺院だけに、ご支援も多く、無事に復興しています。

9/13 6:52

火焔土器と日本遺産を従えて中央に服部勇馬の垂れ幕。
頑張ってほしいです。

9/13 7:02

何気なく大きなカボチャ

9/13 8:27

信濃川の姿大橋です。

9/13 9:28

宮中取水ダム

9/13 9:53

信濃川発電所。勾配は低く感じます。

9/13 10:08

二十三夜塔。月待塔の中で、最も量が多いと思います。
特に歩いてきた信濃川流域にはいくつも見かけました。居酒屋やコロナ禍のない時代の田舎の人達の楽しみだったのでしょう。

9/13 10:13

清津川に架かる清津大橋の親柱。
どこにあっても子供たちは心を和ませてくれます。

9/13 10:21

津南町に入ります。豪雪地帯の代名詞のようになっています。

9/13 10:22

少し賢くなりました。火焔型土器の上部には4つの突起があります。これが燃え上がる焔を思わせています。
突起にはいろいろな形状があります。

9/13 12:09

津南町役場。看板が無ければ見落とします。

9/13 12:11

造り酒屋に杉玉は珍しくないが、刈り取った稲のハサガケは珍しい。

9/13 12:16

中津川第二発電所。高台の上に沖野原調整池があります。ここの放流水は中津川の下をくぐって約4キロ先の下船渡発電所に送られています。国土地理院の地図を見て驚きました。

9/13 12:26

大倉トンネル

9/13 12:48

沖野原遺跡からは50軒以上の家屋や火焔型土器が発掘されました。

9/13 13:12

雪国らしい住居です。

9/13 13:15

灰雨スノーシェッド

9/13 13:52

廃屋らしき建物で、かんじきが無造作に置かれていました。

9/13 14:00

豪邸です。

9/13 14:21

宮野原橋を渡れば長野県栄村です。

9/13 14:25

宮野原橋を渡ってきましたが、翌日にミスを気づきました。橋の両端の親柱を確認すべきだった。
千曲川から信濃川に名前を変えるのはこの県境辺りなので橋で確認したかった。

9/13 14:31

道の駅ですが、宿はすぐそばなので寄りませんでした。

9/13 14:38

村外れに栄村役場があります。

9/13 14:39

今夜の宿です、昔の構造を残したまま改装しています。
女将が私が歩いているのを見て、内のお客さんだと直感したそうです。

9/13 14:41

森宮野原駅。この駅名がなかなか覚えられず、森野宮原駅と間違えていた。

9/13 14:41

日本最高積雪点の標柱です。積雪7.85m、昭和20年2月12日。古い記録だが、更新されていないのだろうか。

9/13 14:43

入館しようとしたが、履物を脱がねばならず、ガラス越しに覗くだけにしました。

9/14 6:45

栄大橋。早朝の冷気が心地よい。

9/14 6:53

この標識は全く理解できない。志賀高原にはどうやって行くのだろうか？トンネル内で分岐していませんでした。トンネル入り口近くのトンネル上に道が見えますが車の進入口は有りません。
この青倉トンネルを通過してすぐに横倉トンネルがあります。両トンネル間に左折できる道路がありました。入り口から700m位の所です。トンネルを2つ描けばすむ話です。こんな杜撰な標識は初めてです。

9/14 7:04

これもわかりにくい。直進に長野・飯山
左折で志賀高原・横倉駅とすれば、先程の標識はなくても良い。

9/14 7:07

横倉トンネル

9/14 7:24

栄村と言い、豊栄と言い、他所からの入植民が名付けたような名前ですが、古くから武田、上杉、後北条の抗争が繰り広げられた古い集落です。

9/14 7:50

谷に架かる白鳥大橋。前方に見える建物はカントリーエレベータと思っていたら、生コン工場でした。

9/14 7:53

廃線で使われなくなった洞門は除雪車の置き場になっています。

9/14 8:03

この屋根形状も雪対策だろう。

9/14 8:05

気が付けば、すぐ横は飯山線の軌道でした。
信濃白鳥駅近くです。

9/14 8:15

カントリーエレベーターと思い込んでいたのは。この生コン工場でした。
HANEIは飯栄と漢字表記します。飯山市
と栄村の合成語でしょう。

9/14 8:20

なぜここで撮影したのか？今朝、6：30に宿を出てから、ここまで道路の右側に歩道が整備されていました。
ここで途切れて、横断報道を渡ります。

9/14 8:28

今度は左側に歩道が続きます。歩行者には優しい設計です。

9/14 8:31

住居は近代化して変化していますが、棚田の風景は昔ながらだろうと思います。

9/14 8:47

道路工事用の機械と思われますが、道路右側の保安路に置いとくべきでしょう。

9/14 9:36

飯山線は市川橋を渡ったところにあります。
緑の中に赤い橋が際立ちます。

9/14 10:41

雪国らしい小学校の作りです。一般民家同様に一階は駐車場や器具の保管用です。
教室は2階以上です。

9/14 11:11

青い橋を渡ったところに上境駅があり、野沢温泉村と飯山市の境界です。

9/14 11:57

収穫の秋、美しい光景です。

9/14 13:12

ここではゴウドと読んだ気がします。コウベが有名ですが、父の故郷ではカンベと読みます。お伊勢さんの賦役を担っていて租税が免除される地域の人々の意味があると聞かされました。

9/14 13:26

R117を直進すれば飯山へは近道ですが、少しだけ木島平村を歩くため遠回りします。

9/14 13:31

整備されていた歩道もここまでです。歩きやすい道でした。

9/14 13:40

多くの板碑が、剣のように尖り、かつ薄いのが特徴のようです。

9/14 13:41

遅い月の出を待ちながら、多くの村人が集まり、飲食をしたことでしょう。もちろんコロナの心配もなく。

9/14 14:25

何やら様子が変だと思ったら、

9/14 14:26

道の駅が休業でした。

9/14 14:47

木島平村と飯山市の境界が細かく入り組んでいる上に、飯山市内にも木島の地名があり、よそ者には混乱必須です。

9/14 14:51

中央橋を渡れば、飯山市の中心部です。

9/14 15:02

やはり昔の雁木を思わせる商店街です。
今夜のホテルはこの通りにありました。

9/15 6:07

朝早くからご夫婦で農作業です。平和で幸せな光景です。志賀高原方面の山々と思われます。

9/15 6:23

北陸新幹線が通過しました。

9/15 6:25

綱切橋の由来。川中島で敗れた謙信が、追手から逃れるためにこの橋の渡し綱を切って春日山に無事に帰還できた。

9/15 6:29

中野市に入りました。

9/15 7:07

廃線跡がありました。長野電鉄木島線の廃線跡です。かって更埴(現、千曲)市の屋代駅から須坂駅、信州中野駅を経て飯山市木島駅まで千曲川東岸を鉄道が走っていました。2002年に信州中野駅・木島駅間は廃線となりました。家内の実家は最寄り駅は屋代駅なので、少し親近感があります。

9/15 7:12

中野市は茸の生産が日本トップクラスです。

9/15 7:33

板碑が読めない。"柳潟塚"で検索してもヒットしない。
ここは中野市柳沢遺跡の近く、東日本で初めて一括埋納の弥生時代遺物が発見されました。

9/15 7:46

信州は道祖神が有名ですが、筆塚も多い地域です。

9/15 8:38

高代山（高井富士）の丘陵地を利用した果樹園が広がっています。

9/15 8:44

深沢頑張りコースの一部を歩いています。
山之内町(湯田中温泉)へ向けて、まだまだ高度を上げます。

9/15 8:56

夜間瀬川沿いの深沢集落。急傾斜の道路に面して。宿場町のように屋敷や蔵が並んでいます。

9/15 8:59

苦しいときは振り返って、自分を励まします。

9/15 9:00

夜間瀬駅までは上り坂の県道が続いていますが、果樹園の中にある道を歩くことにします。

9/15 9:08

果樹園畑の中を歩きます。

9/15 9:25

山ノ内町に入りました。

9/15 9:37

屋根組みの素晴らしい家です。

9/15 9:53

"市神碑"に初めて遭遇しました。
市が開かれる場所に祀られた市を守護する神だそうです。

9/15 9:57

夜間瀬川沿岸を歩いて夜交氏の菩提寺である実相寺に着きました。

9/15 9:57

揮毫と言う熟語があるので、これも筆塚の一種でしょう。

9/15 9:58

夜間瀬古墳群

9/15 10:50

湯田中温泉の共同浴場。

9/15 10:53

湯田中興行場所中に急死した玉垣関の碑です。

9/15 10:55

湯田中駅です。

9/15 10:56

長野電鉄長野線の終着駅です。飯山から中野へ直行しなかったのは、ここに寄りたかったこともあります。

9/15 10:59

温泉にも入らず、温泉街を抜けて中野市へ向かいます。

9/15 11:26

佐野遺跡です。特に目立ったものは有りません。

9/15 11:26

この説明板に集中したわけではないが、ここで道を間違えました。計画では西進して更科峠を越えて更科集落に出る筈でした。北西に進んでしまいました。ミスに早く気づけば箱山峠を越えることも出来ました。結局、夜間瀬橋近くまで戻りました。

9/15 15:49

ホテルに早く着きすぎるので、ファミレスでゆっくり時間つぶしをして、チェックインしました。

9/16 5:30

中子塚神社。さすがは小布施町。久しぶりに出会った両部鳥居です。

9/16 5:52

長野県ではよく見かけるスーパーです。

9/16 5:59

小さな牛乳工場。

9/16 6:09

藤岡牧夫美術館。イラストレーターで絵本作家だそうです。

9/16 6:12

丘陵地に建つ温泉で、駐車場からエレベーターでアクセスするようです。

9/16 6:14

小布施温泉。6時から朝風呂があるようです。

9/16 6:33

紅葉の名所は、この松川の上流です。かって知人たちとマイカー2台に分乗し、山田温泉に泊まり、道中の紅葉に感激して小布施に向かったが、ここを通過したと思うと感激である。

9/16 6:48

スキー用のストックと思われるが、修理、再生されるのでしょう。

9/16 7:07

リンゴの成っていない左側の列は収穫済みなのだろうか。

9/16 7:20

ゴールの長野市方面です。ファイトが出てきます。

9/16 7:21

高山村のバス待合所です。高山小学校前で多数の小学生が利用するのでしょう。山の方から通学する児童が多いのでしょう。

9/16 7:22

反対側の須坂方面の乗り場は、ごく一般的な大きさです。

9/16 7:27

須坂に向かいます。

9/16 7:36

高山小学校の児童が、私が下って来た坂道を元気に上っていきます。

9/16 7:44

福島正則は広島城の無断改修で50万石から4万5千石の高山に転封されました。

9/16 7:58

須坂市に入りました。

9/16 8:15

なかなか面白い。

9/16 8:35

今も残る豪邸です。

9/16 8:39

奈良県宇陀市の墨坂神社を勧請され、須坂の地名が出来ました。

9/16 8:40

豪商小田切家が多数の寄進をしていることがわかります。

9/16 8:46

突き当りが須坂駅です。

9/16 9:40

旧村山橋の親柱とトラスの一部を切り出してモニュメントにしています。

9/16 9:42

現在の村山橋です。勿論、千曲川に架かっています。
新潟の方には申し訳ないが、信濃川より千曲川の方が旅情を感じます。

9/16 9:55

長野市に入りました。

9/16 10:42

なぜ、この写真を撮ったか。信じられないが延々と自販機が見つからなかったのである。やっと見つかったが”DyDo”である。普段なら”DyDo”は拒絶します。
なぜか、ごみ箱を併設していないことが多いからです。
しかし、今回は喉が渇きすぎ、しかも珍しくごみ箱があります。

9/16 10:45

尾張神社。この辺りの地名は尾張部である。由来は大和国の高尾張氏が住んだことに由来します。愛知の尾張とは関係ありません。
国道19号線は、名古屋市が始点、西尾張部が終点なのも話のタネになりそうです。

9/16 11:05

この情報ステーションは何する所か不明だが、トイレを借りて、道路に戻ったら、自転車の若い青年に声を掛けられた。数分前に私が道を尋ねた人でした。
私がサングラスを掛け、ポールを使用して歩いていたので、目が不自由と思い、心配になったということで戻って来たようです。大変ありがたいことです。
この一件だけでも、今回の旅は貴重な思い出になります。

9/16 11:54

北長野駅、善行寺、長野県庁の標識は出ているが長野駅の標識はないままに、長野市役所に到着です。

9/16 12:10

長野駅前。ゴールです。

撮影機器：

DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

コロナ禍になったので、バス旅を避け、新幹線を利用することが多くなった。前回の福島・山形に続き、今回の長岡・長野も起点、終点は新幹線を利用した。JRの旅費は大人の休日倶楽部、宿は4泊中2泊はGo Toトラベルの割引が使えました。新潟から長野へ豪雪地帯の山間部や木島平や高山村を歩いたとはいえ、体力の衰えを十分に実感した。旅はそこそこ楽しかったが、最終日の須坂市内で、愛用のGPS oregon600が故障したのが無念である。SW部の故障で輝度調整やロックなどができない。電源切りは電池を抜くしかない。電源を入れるのは外部充電池から充電すれば入ります。最低限のトラック記録はできるが、実用にならない。代理店に確認するとoregon600はすでに修理対象外になっているとのこと。新調するしかないか。コロナ給付金は、既に費消済である。

コメント

itoo

お疲れ様
　adoppo殿、お疲れ様です
　相変わらずのご健脚、素晴らしいです
　愛用品oregon600・・・残念ですね、まダまだ、先輩、、お元気ですから、新調ですよ
　私もそろそろ、お出かけしたいです
　oyoホテルって外資家でしょうか？京都で一度、破格値で泊めて頂きました
　

ア?ドッポ

Re: お疲れ様
itto様、いつもコメントありがとうございます。
早速、Oregon600の後継機750TJを来週、買いに行きます。ヤマレコ投稿距離4万メートル(地球一周分)を目指して(35000ｍあたりでリタイアになりそうだが)、一人旅には命綱です。内蔵の日本地図も新しくなるので、地図にまつわる不満も多少は解消するだろうと期待しています。
OYOホテルは客室ベースで世界2位のインド発のベンチャー企業です。
私は初めての利用ですが、確かに安いです。しかもGo To トラベルキャンペーンが利用できるので、2,470円でした。欠点はクレジットが使えなかったことです。(これは店舗に依るものかもしれません。)
このホテルは、これからドンドン日本でも増えるでしょう。