越百山 新雪のラッセルで福栃山山頂で断念

2013年01月04日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.0km
• 登り: 1,370m
• 下り: 1,353m

コースタイム

6:00 伊奈川ダム上部駐車場際に停める
6:50 越百山登山口
7:40 下のコル
8:00 上のコル
9:00 展望台
10:10 上の水場
12:10 福栃山山頂
12:35 下山開始
13:05 上の水場
13:25 展望台
13:50 上のコル
14:00 下のコル
14:30 越百山登山口
15:05 伊奈川ダム上部駐車場際

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は伊奈川ダム上部のゲート手前にある。約30台駐車可能。
トイレはないので、19号線の道の駅で済ませておくと良い。

冬期は今回のように積雪があると、ダムがあるため除雪してあるが、四駆が無難だと思う。

コース状況／危険箇所等

19号線から伊奈川ダムへ向かう林道は、落石が多いので尖った石でパンクしないように注意する。大きな石は車から降りて除けなければ通れないときもある。

雪が降った後は、ダムがあるので除雪は多分してあると思う。しかし、路面が凍っていたり、雪があるので四駆のほうが無難だと思う。

登山ポストは駐車場にある。トイレはない。

登山道で危険な個所は、気温が低いので登山道の積雪が凍りやすいので滑る。アイゼンは必携。

雪の積もり方と雪の締まり具合にもよるがによるが、ラッセルしなくてはいけない時もある。ワカンも必携。

越百山への稜線は雪が多いとナイフリッジになる。
越百山手前からは凍っているのでピッケルも必携。

写真

1/4 6:00

伊奈川ダム上部駐車場際に停める

1/4 6:42

除雪していない登山道。誰も歩いた跡がない。

1/4 6:50

越百山登山口手前の橋。

1/4 6:51

越百山登山口。

1/4 6:51

越百山登山口。新雪の下にうっすらとトレースの跡がある。

1/4 7:42

下のコル。

1/4 8:02

上のコル。

1/4 9:01

展望台から見た南駒ケ岳。雪煙が上がっている。

1/4 9:02

展望台。

1/4 9:54

雪が積もり凍りつく樹木。

1/4 10:10

上の水場。メッチャ雪が多くなってきた。

1/4 10:11

とても多くなってきた積雪。

1/4 10:58

雪が付き凍りつく樹木。そして青い空。

1/4 10:58

雪が付き凍りつく樹木。そして青い空。

1/4 11:09

雪が付き凍りつく樹木。そして青い空。

1/4 11:49

凍りつく樹木の間から見える御嶽山。

1/4 12:10

福栃山山頂から見た樹木の間の越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:11

福栃山山頂から見た樹木の間の越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:27

福栃山山頂から見た樹木の間の南越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:28

福栃山山頂から見た樹木の間の南越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:28

福栃山山頂から見た樹木の間の南越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:30

福栃山山頂から見た樹木の間の越百山。白銀でとても綺麗だ。

1/4 12:33

福栃山山頂から見た雪が凍りついた樹木。そして青い空。

1/4 12:33

福栃山山頂から見た雪が凍りついた樹木。そして青い空。

1/4 12:41

凍りつく樹木の間から見える御嶽山。

1/4 12:52

凍りつく樹木の間から見える乗鞍岳。

1/4 13:23

樹木の間から見える南駒ケ岳。白銀でとても綺麗だ。

1/4 14:29

登山口から下山していく林道。この足跡は自分ひとりだった。

1/4 15:06

伊奈川ダム上部駐車場際。登山無事終了。

撮影機器：

SP810UZ,SP815UZ OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kurea

今回は、週間予報のうちから最も天気の良さそうな1月4日に中央アルプスの越百山へ登ることにした。
多分正月に登っている人がいるだろうと思い、トレースがあると思っていた。

深夜3時家を出発。尾張パークウエーから行こうと思ったら通行止め。仕方ないので41号を北上し右折。白川街道に入り256号線から左折。257号線に入り、田瀬の信号機を右折。19号を右折。大桑中学校の看板を右折。そして林道を伊奈川ダムへ向かい進んでいく。

19号を北上していくと、雪が道路際にある。これはひょっとしたら林道が通れないのではないかと思った。気温はかなり低く、マイナス10℃。
林道をダムに向かい進んでいくと、除雪が行えわれていてゲート手前まで車を乗り入れることができた。
しかし、凍っていたり雪があるので四駆のほうが無難。

6:00 まだ暗い中ラテを点け登山開始。
メッチャ寒い。車の外気温でマイナス10℃だったから、もっと低いような気がした。

除雪は途中までしか行われていなくて、登山口まで約20cmの雪の中を進んでいった。人の足跡は皆無。かなりな雪があると思った。行けるところまで行って止めようと思った。

登山口から新雪の下にわずかにトレースの跡があった。いずれにしても新雪のラッセルをしなくてはいけない。
登山口から少し登った急登の所で、新雪の下が凍っていて滑りやすく、とてもアイゼンなしでは無理だったので装着。
下の水場はこんなに寒いのに水が出ていた。

下のコルに到着。わずかに南駒ケ岳が見える。メッチャ白い。ここから稜線を登っていく。上のコルを過ぎると積雪の量が多くなってくる。

樹木に雪が積もり凍っている。重みで登山道に覆いかぶさっている。ストックで雪を何度か落とす。

時折、強く風が吹き樹木の雪とか積もっている雪が舞いあがり、メッチャ冷たくて痛い。

何とか展望台まで到達。ここから南駒ケ岳が樹木の間に見える。本当に白い。凍りつく白銀の世界って感じ。

御嶽山も樹木の間から見える。白銀でとても綺麗だ。

ここからさらに積雪が多くなる。ラッセルを行い、ゆっくりゆっくり登っていく。
やっと上の水場。

ここから先が本当に大変だった。
越百山の冬期ルートは福栃山を夏道のようにトラバースするのではなく、直登し山頂を経て小屋に向かう。

この直登が半端じゃなく大変である。雪が締まっていれば、それほどでもないのだが、今回はとにかくラッセル。
深いところで腰まで雪に埋まる。とにかくあまり埋まらないような所を選んで上に向かい進んだ。
気温はメッチャ低いようで手が痛い。
直登から山頂付近になると今度は樹木の雪が行く手を遮る。樹木の雪をストックで払い進む。

やっとの思いで福栃山の山頂。越百山へは行けなかったがとても達成感があった。
ここから見る越百山はとにかく白く凍りつく山といった感じだった。
南越百山も樹木の間から見えた。

南駒ヶ岳は樹木の間から見えたのだが、さえぎる部分が多くあまり良く見えなかった。

下山は急降下の雪の中のため一気に降りて行けた。

今回の登山は、これほど雪があるとは思っていなかった。しかし、本当に苦労して福栃山まで到達したので達成感はすごくあった。
天気も快晴で、見晴しも良くとても良い山行だった。