ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2624631
全員に公開
ハイキング
奥秩父

中群山(超薄盛登山で甲州百山完登! 選定の謎に迫る!)

2020年10月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
00:10
距離
0.7km
登り
18m
下り
21m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
0:04
休憩
0:00
合計
0:04
距離 0.7km 登り 18m 下り 24m
13:37
4
13:41
ゴール地点
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
午前中お仕事。格好はそのままに、午後から甲州百山完登を目指します!!
2020年10月04日 13:27撮影 by  iPhone 11, Apple
2
10/4 13:27
午前中お仕事。格好はそのままに、午後から甲州百山完登を目指します!!
ヒロ牧場で乗馬をしていました。こうした高地に人がいるだけでも驚きます。
2020年10月04日 13:39撮影 by  iPhone 11, Apple
2
10/4 13:39
ヒロ牧場で乗馬をしていました。こうした高地に人がいるだけでも驚きます。
出発から3分で中群山山頂。達成の歓喜はありませんが、なぜこの山が甲州百山に選ばれたのか謎がますます深まるばかり。
2020年10月04日 13:35撮影 by  iPhone 11, Apple
3
10/4 13:35
出発から3分で中群山山頂。達成の歓喜はありませんが、なぜこの山が甲州百山に選ばれたのか謎がますます深まるばかり。
『甲州百山』で、その謎に迫ります。
2020年10月04日 15:23撮影 by  iPhone 11, Apple
1
10/4 15:23
『甲州百山』で、その謎に迫ります。
撮影機器:

感想

■超薄盛登山で甲州百山完登! 選定の謎に迫る!
 甲州百山。ラストの中群山は、どう考えても熱盛できず。「中央線から見える山」のラストとは真逆で、スーツ姿で超薄盛にしてみました(笑)

 さて、「なぜ中群山が甲州百山に選ばれたのか問題」。古本屋で『甲斐の山旅・甲州百山』を手に入れましたので、その謎に迫ってみたいと思います。
 「中群山」を執筆しているのは、三人の著者の中で小俣光雄さんという人です。おそらくこの方が推薦者だったと思われます。山梨県北都留郡大鶴村生まれとあるので、現在の上野原市中央部(談合坂SA下りの東部あたり)に生家があったことが分かります。

 「初めてこの山に登った時の驚きを、どう表現したらいいだろう。日陰の路を昇りつめて、目の前がパッと開けた瞬間、春だった。桃源郷とはこんな所か、そう感じたことがまるで昨日のようだ。まして、山の上に悠々と暮らしている人たちの姿。よそ者を親しく迎えてくれる言葉の暖かさ。私は足繁く通い、そのたびに親しさを増して、親類のような付き合いをさせてもらえるようになった」(39頁)
 日照時間の短い谷ではなく、このエリアの山の上は農作業に適していたんでしょう。今も畑がありました。桃だったかどうかは未確認。山村さんは、山の上に住む住人と親類のように親しくなり、また頻繁に通っていたんですね。思い入れのある場所であったことが分かります。

 「中群山は夜の山だ。それも秋から冬」「町から直線に測れば何キロもないのに、電灯の邪魔のないここでは、星はそれぞれの位置を競い合ってくれる。北極星は澄み切った冬空では小さな円周運動を示す」(39-40頁)
 星が綺麗なのは、場所的にもうなずけます。山々に囲まれて、街頭すら見えない場所。「中群山は夜の山」なんだそうです。

 人情と星空。これが中群山が選ばれた理由でした。名山選定で「そんな選考基準あり?」とツッコミをいれたそこのあなた!! 選考基準は筆者の胸一つ。
 今や注目される中群山にいって残念な思いをするのは、昼間の登山でヒロ牧場の人と話さないのが原因かもしれません(笑)。小俣さんの意をくんで、あなたも星降る中群山に出かけて、人情に触れてみませんか?

(蜂谷緑・小俣光雄・山村正光『甲斐の山旅・甲州百山』実業之日本社、1989年)
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:458人

コメント

解説ありがとうございます
yama-ariさん、こんばんは

中央線から見える山に続いての甲州百山完登おめでとうございます。
超熱盛と超薄盛の対比も見事です(笑)
3分で登れる山はなかなか見つかりませんね。

私もなぜこの山が甲州百山に入ったのかと強い疑問を覚えていました。
山容、歴史、風格、展望、とどれを取っても???
そんな中、原本の解説を引っ張り出していただいて感謝です。
理由はこじつけのような感じもしないではないので、
やはり故郷の山ということなのでしょうか。
それとも出版が30年以上前なので、今とは全く違う雰囲気だったのか、
さらに謎が深まりました。
2020/10/4 21:37
Re: 解説ありがとうございます
hirokさん。こんな超薄盛のレコまでコメントありがとうございます。

hirokさんの「中群山」の調理の仕方を拝見して、私にはできないと諦めていました。
やるなら超薄盛で逃げ切るしかないと思い続けていました。hirokさんから、熱盛要求がでませんようにと、それだけを祈りつつ(笑)

私も中群山の章を読んでいて、同じような感想を持ちました。「それは故郷の山に対する個人的な思い入れでしょ?」と。考えてみるに、regさんが深田久弥先生の立場なら「大栃山」を間違いなく「日本百名山」に入れると思います。愛してますから大栃山を。

どうしても名山選定には、誰もが認める名山に個人的な思い入れの山を忍ばせたいと願うものなんでしょう。「選定アルアル」といってもいいのでしょう。でなければ、甲斐百山の「八丁山」「みみ石」は説明がつきません(笑)。その点、手前みそですが、「みんなで選ぶ山梨200名山」は、その「選定アルアル」のバイアスをできる限り排除していますよね(自画自賛)。

hirokさんの最後の疑問のように、30年数年前は見事な風景が広がっていたとすれば、このコメントのすべてが覆りますけど。書いてて、自信なくなってきました(笑)
2020/10/4 23:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら