吾妻連峰・前川大滝沢
- GPS
- 08:21
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 630m
- 下り
- 629m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 後泊:福島屋 |
写真
感想
募集がかかったのは山行日のかなり前だったが昨年の記録を見て後泊宴会に惹かれ応募!笑
でも沢自体もナメが多くて登りやすく、岩も水もとてもキレイで沢登りの楽しさを味わいやすい非常に良いところだった。
大滝はさすがの大迫力!
水量が少なかったのもあるが、見た感じ登れそうな…?
全体を通してほぼ問題なく歩けたが、Y字状の滝ではtartletさんとyoshikitoさん以外へつれなかった場所があり登攀力の差を感じた…
なお今回、ロープを出した際のリード&ビレイヤー(ラスト)に対し、他メンバーは登攀以外の点でのサポートも心がける必要があると思った。
最初に登って支点で待つ人もラストで登るまで登り口で待機する人も、その間に栄養補給やお湯を飲むことが困難でとても寒そうだった。
現時点ではまず少しでもCL、SLの負担を減らせるよう、寒さ対策に限らずロープや支点の片付け等のサポートを心がける。
沢の後の宴会は、調理が沢よりも大変だった。
Europaさんとtartletさんに手伝って頂かなかったらどれだけ時間がかかっていたことか…
でもなんとか宴会に突入し一緒にお酒を飲んだら案の定めちゃくちゃ楽しかった笑
歩きやすくて下山も楽で、下山後に直接温泉&宴会という贅沢すぎて新鮮なほど素晴らしい沢だった。
毎年恒例になっていきそうなのでまた機会を見て行きたい!
ずっと行ってみたいと思っていた前川大滝沢、yoshikitoの募集に即手をあげたものの、あみだくじで敗北。その後、元々のSLが急に行けなくなったということで、SL枠で参加させていただくことに。が。なんやかんやでCLやってってことに。他人の募集企画でCLをやらせてもらっていいんか?と思いつつ、メンバ的にもこんな機会はなかなかないってかんじだったので、ありがたくやらしてもらうことにした。
これは全体的な仕切りも任されたってことだろうと理解し、勝手に適材適所で準備の役割分担を振りまくる。皆様、各自で準備を進めていただいて負担が減って本当に助かりました。ありがとうございます!!
前川大滝沢は、聞きしに勝る美しいナメの連続。そして、これまでの沢登りでみた滝で一番大きいんじゃないかという大滝。本当に素晴らしい沢だった。
遡行に関しては、事前にyoshikitoから「僕はトポ見てかないから」と宣言され、これは自分で何とかしろってことだと受け取って、難しそうなところを中心に事前に過去ログを確認して臨んでいた。実際、遡行中も間違ったことをしていた部分や悩んでそうなとき以外は任せてくれたし、つい強い誰かに頼りがちになってしまう自分にとってはとても良い経験になったと思う。
ということで、ロープを出すポイントは押さえていたつもりだったけど、実際に現場に行ってみると状況が変わっているところが多々。大滝のトラバースはロープは全く不要だったし、逆に「楽しく登れる」と書いている滝が巻かざるを得なかったり。恐らく気温が低かったために水線を登攀したり取りつきまでに泳ぎが発生するところを避けざるを得なかったことも影響していると思う。記録に頼り過ぎずに現地を見て判断しないと、結局あかんなぁ。特にギャップが激しかったのは逆三角形の10m滝。ヘツリも難しかったし、もうちょっと奥までトラバースしてから登ればいいのに手前の難しいラインで登ってしまい、落ちる気はしないもののヒヤヒヤした。トップなんだから、本当はみんなが登りやすいラインを選択するべきだったのに・・・。結局yoshikitoに後続のフォローをすっかりおまかせすることに。反省。
今回は行程が押し気味だったこともあって、潜滝までは行かずに入道ノ沢経由で14時に脱渓。下山ルートは悪いと聞いていたが、本当に笹が生い茂っていて時間がかかる。温泉まで到着してちょうど16時前。あそこで打ち切っていたのは適切だったんだろうな。
前川大滝といえばウォータースライダーなのに、今回は寒くて全く無理だったし、水線突破したほうが良さそうな滝も多数。これは、真夏のめちゃくちゃ暑い時期にリベンジ必須!来年再チャレンジしたいなー。
発起人のyoshikitoさん、事前CLトレから当日のフォローまでありがとうございました!豚汁のニンジンにショウガのみじん切りを和えてくるあたり、料理の腕も良さそうなので次は調理役よろしく。masmiさん、計画段階からいろいろ鋭いコメントありがとうございました!宿題はじっくり考えてみますね〜。kudanさん、登攀ラインの相談に乗ってくれて心強かったです。ビレイのときは寒い思いさせてゴメンね。Europaさん、事前トレでギリギリまで頑張っていたの、ムネアツでした!その経験は今後に生きてくると思うので、来シーズンに向けてお互い頑張りましょう!utagさん、2時間の魚との格闘、お疲れ様でした!もっと早くビール開けちゃえば良かったね。沢では初めてでしたが、縦走のときと同じく歩行も登攀も安定していてさすがでした!
皆様、本当にありがとうございました!またよろしくお願いします〜。
【備忘録】
・肩絡みで確保する場合、要確保者の側の脇は締め、肩にかけている側の腕の角度で制動を調整する。ロープは常に張り、急な落下などで衝撃を受けないようにする。足を突っ張って体が引っ張られないようにするが、落下した時に一番堪えられるような位置を考慮して体勢を作ること。
・お助けを出すときは、手で持つ前提よりもビレイループを利用する方法を考えたほうが両手が空いて要確保者が楽。お助けに環ビナをつけてビレイループにかけてもらう、PAS自体を引っ張る、など。素早さ重視のときは、スリングのほうが早い。
・支点を作るとき、すっぽ抜けの可能性があるときには、カウヒッチのあとにツーハーフヒッチで支点を締めると抜けにくくなる。
・メインロープ出した10m滝では、事前にホイッスルの合図を合わせておいたものの、ビレイヤーには全く聞こえなかったらしい。今回はお互いが見えたので問題なかったけど、本気で見えないときは「ロープを三回引っ張ったらビレイ解除」みたいなアクションで合図する手もアリ。
・スリング+ビナを借りるときは、基本的にそのセットのまま利用することを心がける。あとで返すときにスムーズになるので。
・歩くスピードはメンバの様子をみて調整してたけど、全体的に行程は遅れていたので、安全なナメではスピードを上げるなどのメリハリをつければ、もう少し遡行スピードを上げることはできたかも。
・着ていた物メモ。アクティブスキン+ラピッドラッシュ+フラッドラッシュ+ペラペラパーカー。滝の登攀ではレイン利用。これでちょうどいいくらいだった。晴れてなかったから結構寒かった。ちなみに宿も結構寒くてフリースが欲しかったくらい。
●前川大滝沢
水の透明度が高くて綺麗。底まで良く見える。前川大滝のスケールには圧巻でした。前川大滝以外も、レースのカーテンをまとったような美しい滝が多い。幅広のナメ滝の真ん中を歩くのもとっても楽しい。癒しの沢ながら、私にはスリルなところも少なからずあり、前から後ろから、皆さんにフォローしていただき、ありがとうございました。へつりが難しく泳いだところも。一番軽装のmasmiさんは、手がかじかんだそうですが、上下ウェットスーツの私は大丈夫でした。これならまだしばらくは沢に行けそうです。歩行スピードもゆっくりでしたので、余裕もって楽しむことができました。まだ始まったばかりでしたが紅葉も楽しめました。残念ながら参加条件クリアなりませんでしたが、ごり押し参加して良かったです。条件はできるだけ早くクリアしたいです。→その後火曜、木曜と2回ジムに行き、条件クリアできましたー。
追記
tertletさんと沢登りをご一緒したのは、私にとっては今回が初めてでしたが、CL修行の過程を見れたという意味で、非常に勉強になりました。後続のフォローの仕方も、補助ロープで肩絡みか、スリングか、PASを引っ張るのか、ザックを引っ張るのかなどいろいろあって、場面場面で適切なものを選ぶ必要があること。肩絡みのやり方や注意点、支点取りの乏しい場所での支点の作り方、休憩場所のこだわりまで。沢登りCLは大変ですね。お疲れ様&ありがとうございました。
●滑川温泉 自炊
yoshikitoさんがネットで買い付けた港直送?お魚セットで、刺身(かんぱち、コショウダイ、カワハギ)、焼き魚(カマス)、煮魚(カレイ)、フライ(マタイ)。utagコックの手際の良さにはびっくり。居酒屋のバイトでもしてました?調味料の拘り方からも、料理好きが伺えた。
カワハギは肝がついていたので肝醤油でいただく。yoshikitoさんが、豚汁の具も仕込んできてくれましたが、だしを持ってくるのを忘れた。そこでさばいた魚の残飯でおだしをとって調理。豚汁も無事美味しく出来上がりました。utagさんセレクトの日本酒は、大信州(一升)、田酒、尾瀬の雪どけ(ひやおろし)。どれも美味〜♡。
調理場は、調理器具は一通り揃ってはいますが、食器洗い洗剤、食器を拭いたりする布巾、キッチンペーパー、アルミホイルなどは持参が必要。魚臭くしてしまったので、キッチンハイター的なものもあった方がいいかも。ガスは10円入れて10分火がつくタイプ。15-20枚くらい使ったでしょうか。ご飯は宿で買えます。魚焼きグリルはないので、カマスの焼き魚はフライパンで焼いてました。utagさん凄い。
温泉は乳白色の落ち着く硫黄泉。岩風呂、檜風呂の露天は沢の音を聞きながらで、癒し効果大でした。今回の経験で、自炊のできる温泉宿に興味がわき、調べてみると結構ある。山行とセットで利用できるところを探してみようと思います。
前川大滝沢に行ってきました。運転して、沢登りして、温泉入って、宴会して、温泉入って、布団で寝て、温泉入って、朝ごはんができていて、力餅食べて、佐野ラーメン食べてきました。福島屋は硫黄泉の源泉掛け流しで、大変気持ち良かったです。
msmさんとの約束を果たすため、3ヵ月ほど前に福島屋を予約して、参加者を募集。人数が集まったので、CLを他人に任せ自分は気楽になった。しかし、食のCLというよく分からない役職を振られたので、自分の食べたい具材を手配し調理は任せる。魚と汁物とサラダ、普段の泊り沢だとまあ出てこないメニューだ。後泊って素晴らしいと思った。さて、前川大滝沢は短い行程ながら、きれいなナメが続き、100mを越える大滝があり、夏なら泳いで楽しめるし、今回は草紅葉が始まっていて良い感じだった。ほとんどの岩がラバーバチ効きで、細かいけどホールドもスタンスも沢山。小滝は好きなところを登れた。濡れたくなかったので、水流を避けたが夏であれば泳いでとりつき、思いっきりシャワーを楽しめると思う。
遡行を終ると、脱渓点から徒歩1分で本日のお宿福島屋に着く。素晴らしい。宿のたたずまいも素晴らしい。着替えて、お風呂に行くと昔の温泉!といった風格の硫黄泉がまた素晴らしい。その後は、S&T&Oさんに任せてお茶飲んでいたら、いろいろ食べ物ができた。刺身と焼きと煮つけと豚汁と。すごいな。少し日本酒をもらい、気づいたら寝てしまい寒くなったので、もう一度風呂に入って就寝。翌朝はゆっくり起きて、露天風呂に入り、上がると朝ごはんができていた!10時頃に出発し、峠の駅でお餅を食べて、帰りの佐野SAで佐野ラーメンを食べた(うどんとラーメンの間みたいな味がした。)終始快適で、沢登りの甘い蜜だけを吸った山行でした。贅沢極まりない!
前川大滝の募集があったため参加しました。今まで自分が行った沢に比べると格段にスケールがでかく、遠征したかいがあったというものでした。普段防水スマホを持っててもジップロックの出し入れがめんどくさいので殆ど写真は撮らないのですが、今回ばかりは結構撮りました。
ヘツリの部分で滑ってどぼんしたのが何回かあった、来年はラバーソールも買おう。
ラピッドラッシュなしだとやはり寒い、太陽光が欲しいとずっと願っていた。※帰宅後、注文した。
巻きが非常に明瞭で沢への復帰もほぼダイレクトでかなり親切設計と感じた。二段のヒョングリ滝?以外は直登できたので、楽しかったです。超幅広の8m滝が程よい難易度で楽しかった。
宿に到着後の皆さんの自炊がすごかった。もはや旅館ではないか。美味しく頂きました。ありがとうございました。
福島屋の温泉も素晴らしかった。tさん、sさん、企画の取りまとめありがとうございました!またよろしくお願いします。
自分も沢CLできるように頑張ります
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