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Yamareco

記録ID: 2637973
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

涸沢岳西尾根

2019年12月07日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.4km
登り
1,672m
下り
1,663m

コースタイム

日帰り
山行
18:30
休憩
0:00
合計
18:30
2:00
15
2:15
2:15
45
3:00
3:00
90
4:30
4:30
510
13:00
13:00
330
18:30
18:30
120
帰りの1900m付近から藪が濃くなり、来た道が不明。尾根をはずれてしまったせいで、白出沢にでるまでかなり時間を要した。尾根を外さないことが大事だが。この時期は雪がついていないので難しい。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉
コース状況/
危険箇所等
白出沢は橋がなかった。しかし水もないのでぬれずに渡れる。
尾根へのとりつき。赤札が張ってある。
2019年12月07日 07:03撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 7:03
尾根へのとりつき。赤札が張ってある。
次第に雪が積もってくる。ただしまだ藪が多い。
2019年12月07日 09:20撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 9:20
次第に雪が積もってくる。ただしまだ藪が多い。
笠ヶ岳?を望む
2019年12月07日 09:47撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 9:47
笠ヶ岳?を望む
雪はくるぶしまで達する。
2019年12月07日 10:17撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 10:17
雪はくるぶしまで達する。
蒲田富士直下
2019年12月07日 11:18撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 11:18
蒲田富士直下
2019年12月07日 12:19撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 12:19
奥穂を望む。
2019年12月07日 12:28撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 12:28
奥穂を望む。
笠ヶ岳方面を望む。
2019年12月07日 12:29撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 12:29
笠ヶ岳方面を望む。
涸沢岳を望むところで時間切れ。
2019年12月07日 12:36撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 12:36
涸沢岳を望むところで時間切れ。
両雪庇はそれほど発達していない。
2019年12月07日 12:51撮影 by  iPhone 8, Apple
12/7 12:51
両雪庇はそれほど発達していない。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 ガスカートリッジ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

西穂高〜槍ヶ岳積雪路の縦走路において、安全に利用できるエスケープルートは穂高岳西尾根と西穂高岳西尾根である。計画にあるわけではないが、将来厳冬期縦走することを考え、本格的な積雪に入る前に、ルートを確認することにした。

12月は忙しく週末の時間をフルに取ることができないために、日帰りである。奥穂まで足を伸ばすと明らかに間に合わない。距離と難易度を考慮して涸沢岳までとする。荷物は万が一を考えてビバーク装備とする。2400m付近に幕営できる場所があるらしい。ここは主稜線に乗らないので気が楽である。

夜中の2時に出発する。穂高岳近辺日帰りの時は大体これくらい時間である。しかし今回は、これでも日帰りだと遅い気がする、もう少し早めに家を出ればよかった、と少し後悔する。

白出沢までの林道は雪がほとんど積もっていない。ドカ雪が降るのはやはり新年以降なのだろうか。以前3月に来たときには穂高平小屋までもラッセルで一苦労であったが、今回は快適に足を運ぶ。

白出沢は橋はないもののみずはかれていて、渡るのは全く問題がない。太い木を目印にして尾根へとりつく。雪はまったくない、すずたけで足が滑るので、木登りと藪漕ぎを組み合わせてひたすら登り続ける。1900m付近から雪がついてきて尾根が安定してくれば、足が滑ることはなくなる。ここから2400mまではのんびりとした雪稜の雰囲気で登る。太陽が上がってきて次第に明るくなる。今日の天気は高曇りの様で、雲は出ているが全体的に明るく荒れる様子はない。

10張り程度のスペースが2400m付近の台地は幕営に都合がよさそうである。ここまで進めば確かに奥穂ピストンも余裕である。しかし正月ともなれば大混雑だろう。もしここで幕営できなければどうするのだろうか。少なくともこの場所まででテントが平らにはれる場所はなかったように記憶している。

さて、雪が安定していたのはここまだ。この先は傾斜がきつくなり、さらに雪がパウダーで深くなる。基本ひざ下で場所によっては腰まで潜る箇所もある。かなり速いペースで来ていたはずだが、慎重に固めながら進むので、ここからはおそろしく時間がかかる。

ジャンクションピークを過ぎると蒲田富士直下にでる。一見するとそれほ斜度は急でないし、雪のラインが頂上へ向かってつながっているので簡単に見える。しかし登ってみるとここの岩稜はまだ出ているのでかなり怖い。アイゼンの詰めをひっかけ、バイルも利用して進む。氷が張っている、もしくは雪がついていれば簡単だろう。大きな滑落はないだろうが、下りはかなり怖い。

両雪庇まで来たところで時間切れ。ここで戻ることにする。雪庇はまだ全然発達していないので怖さを味わうことができない。これだけは残念であった。

蒲田富士直下だけは滑落しないように時間をかけて降りる。2400mからはダッシュで降りるが、途中で尾根を外してしまい。再度藪漕ぎ。

新穂高温泉につくとすでに夜であった。

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3/5
体力レベル
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