奥穂高／涸沢岳西尾根(テント泊)

2024年04月13日(土) ~ 2024年04月14日(日)

• GPS: 16:25
• 距離: 20.2km
• 登り: 2,454m
• 下り: 2,451m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:23

距離 7.6km 登り 1,435m 下り 21m

9:08 新穂高温泉無料駐車場
9:14 9:16 新穂高温泉バス停
9:20 9:21 新穂高登山指導センター
9:24 中崎山荘 奥飛騨の湯
9:38 9:38 小鍋谷ゲート
10:05 10:20 穂高平小屋
11:10 11:11 白出沢出合
15:31 宿泊地

2日目

• 山行: 9:47
• 休憩: 1:14
• 合計: 11:01

距離 12.5km 登り 1,028m 下り 2,448m

4:53 宿泊地
5:36 5:36 蒲田富士
7:04 7:23 涸沢岳
7:43 7:51 穂高岳山荘
8:17 8:33 穂高岳
9:02 9:12 穂高岳山荘
9:51 9:51 涸沢岳
10:37 10:37 蒲田富士
14:08 14:08 白出沢出合
14:49 15:08 穂高平小屋
15:32 15:32 小鍋谷ゲート
15:44 15:44 新穂高温泉駅
15:48 15:51 新穂高温泉バス停
15:56 新穂高温泉無料駐車場
15:57 ゴール地点

天候

二日間晴れ☀️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

🅿️新穂高ロープウェイ無料駐車場

コース状況／危険箇所等

▪️新穂高→穂高平小屋
雪はかなり溶けている。小屋までのショートカットも雪が無くオススメ。

▪️西尾根取付き→テント場2478m地点
熊笹の藪漕ぎ、倒木、凍結、雪、根っこ、岩といっためちゃくちゃな足元の急登。
一般道かよと思わせるくらいピンクテープは充実しておるので迷うことは無いと思う。背丈くらいの笹藪漕ぎも踏み跡があり問題ない。
2000m地点からアイゼン装着、下りは取付き地点までアイゼンをつけた。
重い荷物でこの登りは良いトレーニングと思い黙々と上った。

▪️テント場
2478地点は1張り程度のスペース、融雪進みそろそろ張るのも厳しいと思われる。
2350m地点の方が景色は無いが安全かなと思う。

▪️テント場→涸沢岳
蒲田富士手前のルンゼは急で雪はほぼ無いが凍結多し。ロープが垂れているが信用できないのでハイマツやアックスを利用し上った。
蒲田富士あたりの雪庇はだいぶ小さく、帰りは踏み抜きも多く要注意。谷との距離を意識し歩行。

▪️穂高岳山荘→奥穂高岳
この区間が今回の核心に思えた。
夏ならなんとも無いハシゴあたりの登り下りは雪と氷が付くことでレベチとなっていた。雪壁はアックス2本は必須。絶対あった方が安全。
最初のほぼ垂直に見える雪壁を乗り越えると夏道が露出しているので普通に進むことができる。最後山頂手前に雪が盛り上がって先行きが分からなかったので左の岩場から回ろうとしたが結果的にミスチョイスであった。岩は不安定で凍結、ミスったら死ぬであろうところ、普通に雪壁を登るべきであった。
下りは言うまでもないが、より慎重にクライムダウン。やはりハシゴ辺りの岩場凍結がやっかい。
鎖はほぼ氷の下に埋まっているが微妙に露出しており使わせて貰った。

▪️電波(au)
テント場2478地点は4本バリバリ立っていて、深夜2時くらいからサッカープレミアリーグの試合を普通に観た。
樹林帯も1本くらいは立っていることが多かったのでこの辺は安全かも。

その他周辺情報

温泉♨️ ひらゆの森　大人700円
広々とした露天風呂、湯の花たくさん最高👨‍🦲

写真

4/13 9:15

今日も今日とて新穂高

4/13 9:48

ここから穂高平小屋へのショートカット発動

4/13 10:04

穂高平小屋
先週よりもだいぶ雪少ない

4/13 11:10

白出沢
ここまでズボズボ雪道

4/13 11:13

渡渉は無かった

4/13 11:18

頭皮👨‍🦲
西尾根取付きの目印👨‍🦲

4/13 11:18

さぁ始まるで
雪全然ねぇ、、、👨‍🦲

4/13 11:50

序盤から倒木超えたり
背丈くらいの笹の藪漕ぎであったり

4/13 12:54

雪も増えてきたが腐って踏み抜き多し

4/13 12:58

アイゼン着けてないが凍結箇所多く歩き辛い🚶‍♀️

4/13 14:10

2000m地点からアイゼン着けた
それより上は割と纏まった積雪

4/13 14:31

2230地点、迷った箇所
この辺左から回ろうとしたが雪がグズついて危ないと思い正面の岩を乗り越えた
下山は左から来た

4/13 14:57

写真じゃ伝わらん斜度

4/13 15:37

幕営ポイント、この気が目印となる

4/13 16:38

2478m地点
ここをキャンプ地とする🏕️
景色は良いが少し奥いくとブドウ谷に落ちる

4/13 17:25

大喰岳、双六が見える

4/13 19:44

料理の知恵を活かし今晩はカレーとする

4/13 20:18

カレーメシの後は賞味期限切れのアマノフーズのカレーを追加で食って締めはこのおしるこだ
カレーメシの容器で食ったので独特の味になった👅
この後、2時くらいまで爆睡した👨‍🦲

4/14 4:51

二日目
まずは涸沢岳を目指し出撃開始

4/14 5:16

ここが蒲田富士直下のところ

4/14 5:21

ルンゼは全然雪無いが凍結ありアックス効かせてせっせか登った

4/14 5:31

ルンゼ乗り越えてちょい進むと稜線

4/14 5:31

圧巻のスケール

4/14 5:36

先週登った西穂高西尾根

4/14 5:37

蒲田富士山頂付近から涸沢岳への眺望

4/14 5:37

左から
涸沢岳、奥穂高、ジャン

4/14 5:48

F沢コルは降りるところ

4/14 6:04

振り返ると笠ヶ岳

4/14 6:25

西尾根から見る滝谷
迫力やべっす👨‍🦲

4/14 6:26

大キレット

4/14 6:27

F沢を登り詰めてガレ場地帯から見下ろす
F沢は急ではあったがすんなり終わった

4/14 6:28

この辺は全然雪無し

4/14 6:48

おや🐓

4/14 6:48

ライチョーではないか
先ほど1箇所に纏まったウンコがあったが君のものか🦆
ちょっと恥ずかしい表情をしているのはそういう訳ね👨‍🦲

4/14 6:55

雪少ないが完全に無いよりはマシ

4/14 7:04

ビクトリーロード
涸沢岳山頂をとらえる

4/14 7:07

涸沢岳山頂より
この槍方面の景色たまらんなぁ
#アルプスより勝る景色がそこにはある

4/14 7:08

マエホ

4/14 7:08

ジャン

4/14 7:08

涸沢岳

4/14 7:09

オクホと左右にマエホとジャンを添えて

4/14 7:10

常念
そして雪崩の巣窟涸沢
デブリ凄い

4/14 7:10

涸沢岳と僕を添えて
気持ちいい日曜の朝だ☀️

4/14 7:33

穂高岳山荘は埋まってる
これからあそこを登る、痺れそう、ゾクゾク❤️

4/14 7:34

4/14 8:06

穂高岳山荘から序盤の登りは凍結激しく危険だった為写真撮れなかった
中央に山頂の祠を捉える、先客2名を確認

4/14 8:17

着いた
氷の鎧を纏っている

4/14 8:23

ジャンから来た猛者に撮って貰った、感謝👨‍🦲
素晴らしい景色だ👍

4/14 8:23

こっち方面も

4/14 8:25

猛者2人、ジャンの左に見えるピークでビバークしたんだって😳
かっこいいなぁ😎

4/14 8:27

乗鞍、焼岳

4/14 8:32

それではテントに戻るで
さらば奥穂高岳👋

4/14 8:38

下山時も穂高岳山荘の斜面は気が抜けない

4/14 8:38

所々夏道のマークが見えてる

4/14 8:48

こっからが急なんや

4/14 8:54

雪壁クライムダウン
下から見るとほぼ垂直
ミスは許されないというプレッシャーをかけながら登り下りした

4/14 8:54

落ちたらあのネットで救われたい
この後、ハシゴ2本あるが凍結やばく緊張強いられた

4/14 9:10

穂高岳山荘帰還、ふぅ

4/14 9:33

涸沢岳へ戻ってきた
山頂にソロの人いて写真撮って貰った

4/14 9:57

さて西尾根を下りまっせ

4/14 10:14

F沢は急だが普通に前向きで降りてった

4/14 10:29

小さいけど雪庇にご注意を

4/14 10:42

テント発見

4/14 10:42

無事あって良かったー

4/14 11:06

ただいま

4/14 12:11

撤収、休憩後下山開始

4/14 13:42

最後は背丈の藪漕ぎが待っているのだ

4/14 17:46

ひらゆの森で身体を癒し爆食い
おしまい

撮影機器：

ILCE-7M3 SONY

iPhone 13 Pro Apple

iPhone 15 Pro Max Apple

感想

かめきち

この時期奥穂高に行けるの？うーん、やってみよー
ということで前から気になっていた涸沢岳西尾根経由で奥穂高へ。
無事に帰還、今回はソロ山行で計画の段階でどんな冒険となるのか楽しみで仕方無かった。日帰りも考えたがせっかくの遠出なのでテント泊とした。久々のテント泊ということもあり、あの全身にかかる重装備も懐かしい程だ。
無事に帰還した訳だが、西尾根は雪がだいぶ溶けていたこともあり本来の難易度とは違い多少の物足りなさはあったものの、稜線からの滝谷の圧倒的景色など見たいものは全て堪能した👀
危険箇所としては、西尾根より穂高岳山荘から奥穂高への道がやっかいであった。特にはじご辺りは凍結でアイゼンが効かず難所、雪壁はアックス2本無いとかなり厳しいと思われ、ドキドキワクワクする感覚。久しぶりにこの感覚をしっかり味わってきた。
山頂にはジャンダルムから来た猛者2人会話し、この時期は凄い人達と出くわすので新鮮な気持ちであった。

先週は西穂高西尾根と2週連続での新穂高であったが、天気も良く北アルプスの奥深さ、険しさを十分に味わえた有意義な山行であった。

コメント

正岳

奥穂高山頂であったジャンダルムから来た2人組の1人です！
写真ありがとうございました！
登山記録を詳細に記録しているのでとても素晴らしいと思います！またどこかで会いましょう！

かめきち

正岳さん
返信遅れて申し訳ありません🙇🏼‍♂️
こちらこそ写真ありがとうございました。
お二人がジャン方面向かっていく姿かっこよかったので何枚か撮らせて頂きました👨‍🦲
またどこかの山です会えれば良いですね！