荷継沢から涸沢岳 ~新穂高より~
- GPS
- 11:41
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,319m
- 下り
- 2,357m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:41
距離と標高も1、2割増しのように思う
天候 | 朝方は快晴!、昼過ぎから曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://maps.app.goo.gl/Uj93e8soBWJAsKXW9 今時期はガラガラ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・重太郎橋は撤去されてるか渡渉は簡単、その後の鎖場区間は登山道が一部氷結していた ・荷継沢はガレ場の登り、雪が付いてた幸いした?のかそんなに崩れることはなかった。最後は少しだけ背の低いハイマツ区間を抜け西尾根に合流。ベストルートを行けば藪漕ぎは無い。 ・白出沢の雪が付いており夏道が分からない部分あり、チェーンアイゼンで慎重に降りた ・雪は2000mあたりから、穂高山荘で10~15センチくらい もう完全に冬山なのでアイゼン、ピッケル(私はウィペット)は必需、あとチェーンアイゼンもあった方が良い。ゴーグルやバラクラバなども必要です。 |
写真
感想
最近里山しか登ってない。
11月はナメコ狩りもあるし紅葉目当てでも標高低い山になりがち。里山も悪くはないが胸が熱くなるような山にも登りたい!
最初の候補は剱、雪付きの状況にもよるが今の自分でも登れなくはない。しかし以前にもこの時期登ったことあるし予報も悪かったので却下。南側の方が天気良さそうのもあり「穂高はまだ行けるのかな?」と思い調べた。直近のレコはあの超有名ユーザーさん、VR経由で登っておられた。体力、技量ともレベルが違い過ぎるのでパクれる訳がないと思いながら拝見。直感的に「んっ、これなら私でも行ける?」と思ってしまった。←身の程知らず!
もちろんこの直感だけで突っ込むほど馬鹿ではないのでVRである荷継沢を調べると、どうやらYSHRさんが開拓されたコースのようだ。涸沢岳西尾根に合流した場所から見える滝谷(北穂の西壁)が素晴らしいよう。その写真のキャプションに「この尾根しかこの景色は見られない」と書いてありトドメを刺された。私はこの言葉に弱い。
当日は4時出発、かなり遅出だと思うが前日の仕事終わりも遅く徹夜で上るのは危険すぎるので致し方なし。そもそも白出沢を歩くのが数年振りなので重太郎橋(橋はない)あたりを真っ暗で歩ける自信もなかった。天気も良く満天の星空を見ながら林道歩き、しかし正面に見える山々がやけに白い。下山後に表銀座を縦走されて来た方に聞いたら前日に標高高い場所だけ降ったよう。重太郎橋の渡渉は水量は少ないが岩が氷結していて場所を選んだ。その後の鎖場区間もつららが沢山、ここら辺は不安しかなかったが明らかに無理と判断出来る場所まで撤退するつもりはなかった。
なんとか荷継沢まで到着。もうこの辺りでは登山道に雪があり足跡なし、さてどうするか?。荷継沢に突っ込むのは簡単だけどある程度登ったら撤退は無理だろう、ここは安全策でこのまま白出沢を登ろうか?。結局荷継沢に突っ込んだ、やっぱ滝谷が見たい!。
登ってみると雪が付いていたのが幸い?したのかさほど足元は崩れなかった。石と石との間に雪が挟まっているので安定していたのかも?。降雪直後なのもあり周りは樹氷天国、ある程度登って振り返ると大木場の辻と錫杖岳の奥にクッキリ白山が見える。テンション爆上がり♪
休憩がてら何度もGPSを確認、しっかりYSHRさんのをダウンロードしてきた。この方のログは何度も拝借したことあるがコース取りが完璧で美しい。そのお陰もありほぼノーミスで西尾根に合流、早速お目当ての滝谷を拝む。ほぼ直角に近い壁だと思うがしっかり雪が付いて真っ白、筆活に尽くしがたい景色だった。西尾根はほぼ登山道があり歩きやすい、ヤリホのを見ながら無事涸沢岳に登頂して穂高山荘に下りる。山荘に下りても全く足跡なし。
時刻は11時を回ったくらい、一応12時を目安にしていたので奥穂に行くつもりはあった。‥がどう見ても私レベルでは命がけになる雪付き、携帯電話を取り出したら一瞬で電源が落ち嫌な予感がした。結局少しだけ山頂に向け歩き出したが直ぐ辞めた。天気は良いままだったし風も殆どなし、装備もあったので行かない理由は無いのだけど正直怖かった。無事戻ってこれる自信がなかった。
雪付きの白出沢を下山、上部は神経使ったが時間もあったのでとにかく慎重に下りた。荷継沢小屋跡にもどって少しだけ安堵したがまだ気は抜けない。重太郎橋がある白出沢に出て無傷で帰れることがほぼ確定。あとは消化試合。
林道歩きでこの日初めて登山者とスライド、お話すると穂高に向かわれるようで涸沢西尾根から登るか、夏道のある白出沢を登るか迷われていた。その白出沢から降りてきたこと伝えススメておいた。
奥穂は残念だったけど涸沢岳は登れたし第一目的だった滝谷が見れたので良しとしたい。登山中よくよく考えたら夏時期以外にヤリホに登ったことすらないことに気づいた。よく帰ってこれたわ~(笑)
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