春の日光連山 霧降高原から女峰山へ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,386m
- 下り
- 2,045m
コースタイム
(45分)避難小屋(120分)黒岩(120分)行者堂
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤薙山への登りは残雪で夏道はわからなかった。ルートファインディングが必要。 稜線は、踏み抜きが多く速度は上がらない上に非常に体力を持っていかれる ひどい時は腰まで踏み抜く。 雪洞適地は至るところにある。 痩せ尾根部分は雪庇の名残か北方向にやや張り出している。積雪量や条件では雪庇が発達するのだろうか? 早朝は、カリッカリに凍りつくので前爪のあるアイゼンは必須。 一日で避難小屋まで抜けてしまえば不要だが… 下りの黒岩尾根は田母沢源頭あたりで雪がなくなる。 ぬかるみがひどいのでスリップに気を付けよう。 滑落するとただでは済まない |
写真
感想
残雪の女峰山へ行ってきた。
思いのほか雪が残っていたので行程が大幅に遅れていしまった。
踏み抜きが赤薙山から先がひどかったのだ。一歩歩いては踏み抜き、一歩歩いてはまた踏み抜きの繰り返しだった。潜り具合は膝ぐらいの時もあれば、腰まで潜ることもあった。
次るく時はワカンでも持ってくるか。
一里ガ曽根に到着した頃には14時を回っていた
これはどう考えても今日中に唐沢避難小屋にたどり着くのは無理だ。
踏み抜きで体力を奪われすぎていなければ或いは…という感じだった。
赤薙山あたりから一緒に歩いてきた単独行の人も同じあたりで夜明かしになる。
話を聞くとアイゼンは4本。テントどころかツェルトもないとのこと。
これ私がいなかったらどうするつもりだったのだろう?
サバイバル登山家ばりに青天でもする気だったのだろうか?
かく言う私も1人用のツェルトくらいしか持っていなかった。
ショベルもない。ちゃんとした接道を掘るのは無理だった
幸い、大きめのクッカーとピッケルはある。
ピッケルで堅雪を砕き、クッカーで雪を掘っていく
そのあいだに単独行の人に水を作っていてもらう。
ツェルトで屋根を作れば二人が寝れるくらいのスペースは作れた。
夜中は寒さは感じなかった。夜中にトイレに起きるととても星が綺麗だった。
翌朝、前日はユルユルだった雪はギシっとしまっていて踏み抜くことはなくなった。
その代わりにアイゼンがないと急傾斜のところは歩きたくはなかった。
前爪が一回では刺さらない。2回蹴り込みながら進んでいく。
アイゼンを鳴らしながら歩くというのは雪の山を歩いている気にさせてくれる。
気持ちの良い音だと思う。
山頂は一面雪に覆われていた。
雲が多く景色が最高というわけではないがそれでも遮るものがない鋭鋒は素晴らしい景色を与えてくれた。
男体山はもちろん その後ろには日光白根も見えた。
喜びも束の間、下山が待っている
ここから帰るには黒岩尾根が一番安全であろう。
だが、長い10km近い歩行距離に東武日光駅まで歩くとなると1900mの標高差がある。
体力の消耗も後半は出てくるだろうから ゆっくりと下山していくことにした
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