槍ヶ岳(新穂高温泉)



- GPS
- 13:48
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 2,182m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:37
天候 | 1日目 曇りのち吹雪(上の方強風) 2日目 晴れ(上の方強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前半なだらか後半雪 |
その他周辺情報 | ひがくの湯700円 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
山友は県境を越えてPart2
長野県と岐阜県から1年ぶりにメンバーが集結。前回燕岳から見て行きたいねと言っていたまさかの槍ヶ岳に挑戦することに。
思いついたのが若干遅く、コロナの人数制限もあり、もう閉ざされてるかと思いきや、山小屋営業最終日に滑り込むことができた。天気予報は2日とも山頂付近は20mを超える強風で、特に初日の天気が危ぶまれた。
序盤はとてもなだらかな道のりで、本当に槍ヶ岳に向かっているのか不思議になるようだった。
しかし、槍平小屋から徐々に傾斜が急になり、樹木に雪が付着するなど冬山らしい景色に変わっていった。そして千丈沢乗越分岐に至るまでに2人強風ゆえに引き返してきた人とすれ違った。私たちは行く気満々でいたのでちょっと「えっ?」と動揺するも、時間・服・食料にゆとりがあったのと、隊長の「今から4時間かけて下るより2時間頑張る方を選ぶわー」の一言で小屋を目指してそのまま進む。
千丈沢乗越分岐以降、ここからが試練の始まりで、吹きつける風が冷たいのはもとより、氷の粒がビシビシと顔に当たって痛いし、容赦なくフードの中に吹き込んでくる。始めはあまりの強風に進めず立ち止まり、少し和らいだ合間にそれっと歩き進んでいたが、それではいつまで経っても着かないと、途中から向かい風でもムーンウォークやらカニ歩きで一刻も早く山荘に着きたい思いで歩みを進めた。
うっすらと見える前を行く人を心のよりどころにして、なんとかついて行こうと、必死に風と戦う。
飛騨乗越は前後左右からの風の通り道で、もう何がなんだかわからんくらい吹き荒れていた。標識も付着した氷で読めず、マップを確認して左だ!と小屋へまっしぐら。
なんとか全員無事小屋に転がり込むことができ、互いに口々にやばかったねと、初日の山行を振り返る。この日は一晩中吹雪いていたので、星を見ることはできなかった。
翌日、ご来光を見に外へ出るとまたもや強風!晴れていたのは幸いだったが、風が巻き上げる雪がビシビシ顔に当たって超寒い🥶昨日は見えなかった槍が姿を現し、その勇姿に一同興奮。槍とご来光と渦巻く雲という、タイムラプスで早送りを見ているかのような光景だった。
一段落して風も少し?穏やかになったところでいざ山頂へ。切り立つ斜面が超怖い。三点支持に鎖とハシゴを使ってたどり着いた山頂は圧巻の一言!相変わらず風は強かったが、360度いろんな山々が一度に見渡せる絶好のスポットだった。ここに来れた喜びを一同分かち合う。
下りはより慎重に、無事山荘まで戻った後は満足して下山に向かった。
道は一夜にして雪山に豹変し、膝下くらいまでふかふかの雪が積もっていた。昨日の苦労は何だったんだろうと思うほどに下りはふかふかズンズン進んでいった。そして槍平小屋を越してからの平たい道の長いこと😅
今回は多少強行突破型ではあったが、念願の槍ヶ岳に登って、無事下山することができて本当に良かった。
皆口を揃えて「もう二度と来ねえ笑」と言っていたが、どうだろう?笑 その分心に残るとても濃い山行となった。来年はどこに行こうかね!
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