締めの西別岳
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- GPS
- 05:40
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 586m
- 下り
- 581m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り(下界は晴れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西別岳はまだまだ夏道です |
その他周辺情報 | 帰りにからまつの湯に寄りました 混浴ですが、関根さんを中心とした愛好会の方々がもう1つ浴槽を作ってくれて以来、分浴が可能となりました |
写真
ハナイグチ(ラクヨウ茸)は落葉松の根に外性菌根を作り、相互に栄養を交換し合って共生しています。キノコは従属栄養生物なので、落葉松のないところに生えることが出来ませんし、落葉松もハナイグチを必要としています。これだけ見事な落葉松林には、必ずハナイグチがたくさん生えているハズなのです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
ストック
カメラ
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感想
「西別岳に始まって、西別岳で締めたい」
そんな一條君の希望を優先して、今期締めの登山に西別岳を選択しました。陽もかなり短くなっているのでこの選択は正しかったと思いますし、少なくとも一條君には「西別岳以外の山は考えられなかった」そうです。
今期の締め登山は、一條君が車を出してくれることになりました。そして今日も「私の仕事が終わってから」の登山となるため、私は仕事を終えた後、自宅に戻って着替えを済ませ、待機していました。しかし、なかなか一條君が来ません。
「遅いなぁ・・・」
途中でコンビニに寄って軽い朝食を買って食べるつもりでしたが、カレーを温め直して食べることにします。そしてそのついでにPCを立ち上げました・・・と、起動させたPCにポップアップ表示が。
一條君からのFacebookメッセージでした。
「着きました」
よく見ると10分前のメッセージです。
いやいや、着いたんなら電話入れるか呼び鈴押してくれよ。FacebookメッセージはPC立ち上げないと見れないじゃん。(笑
私はガラケーユーザーなのです。
せっかく仕事を早めに終えたのに、ちょっと遅れての出発となりました。
一條君はプロドライバーなだけに、慎重な運転です。ただ、広い国道でも60〜70/hで走るのですが、登山口に向かうダート道でも同じくらいの速度で走るので、ちょっと怖く感じます。
「一條君、プロドライバーの技量を信じているからね!」
これを口にするのは信じていない証拠です。(笑
8時過ぎ、予定を30分ほどオーバーして登山開始です。
ちょっと遅れた分を挽回しようか!
・・・が、一條君の様子がおかしい?西別岳登山道は、出だしの300mほどがほぼ平坦なのですが、一條君はここを歩幅も小さく、ペースもゆっくりゆっくり、超スローペースで歩くのです。
「どうしたの?こんな平坦なところでこんな超スローペースで?」
「えっ?そうですか?」
一條君がしらばっくれます。
まぁ、一條君にも何らかの考えがあるのでしょう。「考えて行動する」「結果を検証して、次に活かす」ことは大切なプロセスです。ツッコミは下山後の反省会で。(笑
私はあまりのスローペースに、登山道の脇のそれらしいところに「ハナイグチ(ラクヨウ茸)」が生えていないかどうかチェックしてみますが、残念ながら、すぐに見えるようなところには見かけませんでした。
そしてうぐいす谷を過ぎてがまん坂へ。
相変わらずのペースで歩いていた一條君ですが、なぜかがまん坂を歩くうちにペースが上がってきます。そして時折、足がもつれてふらつきます。(笑
そしてとうとう、恒例の四つん這い。
「いやぁ、ダメだ。こうならないように最初からスローペースで歩いていたのに、やっぱり足に来る!」
「やっぱり意識してスローペースで歩いていたんじゃん。」
「でもやっぱりがまん坂は登らされます。自分のペースを守ることが出来ませんでした。」
「いやいや、序盤の超スローペースも一條君のペースじゃなかったよ。必要ない所でペースを必要以上に落とし過ぎでしょ、がまん坂こそペースを落とすべきなのに、逆にペースを上げるんだもん。」
「ですから、がまん坂は登らされるんです。」
なんだか意味が分からない言い訳ですが、早くも反省会が始まります。(笑
一條君は「がまん坂終わり」まで何度か四つん這いになって休みましたが、5月31日の登山時と比較すると休憩回数も休憩時間も格段に少なくなっているように思えました。彼の進歩の跡が見られます。
「一條君、俺もそうなんだけど、もう少し体力増強が必要だね。」
一條君は6月頃までスクワットを日課にして頑張っていたのですが、何故かピタリとやめてしまいました。どうしてやめたのか聞いてみると、その頃からダイエットサプリを始めたらしく、つまりスクワットからサプリに、楽な方に転向していたのです。
そしてその効果は?と言うと、3か月半で132國131圈
なんと!1圓離瀬ぅ┘奪箸棒功したそうですが・・・誤差じゃないの?
そしてなんと!一條君はこのサプリに月15000円を使っていたそうです。
「一條君、体重よりもふところの方が痩せたんだね」
リスケ山分岐で小林君(仮名)が私に聞きます。
「先にリスケ山に登りますか?それとも後に回しますか?」
「う〜ん、一條君のことだから、リスケ山や北西別岳を後に回したら、結局登らずにそのまま下山することになりそうだよね。西別岳の前に、先にリスケ山と北西別岳に登ろう!」
「僕もそう思います」
今日の小林君(仮名)は終始余裕の登山でした。黒岳登山時とは比較にならないくらい脚が軽やかでした。小林君(仮名)も成長しているんだね、いろんな意味で。
リスケ山山頂には先ほど私達を追い越して行った3人パーティーがいました。そしてその内の1人の女性から声を掛けられます。
「ヤマレコの人ですよね?一條さんも!実は私、雌阿寒でもお会いしているんです。その時も声を掛けようかどうか迷ったんですけど、結局掛けませんでした。」
思わぬところで一條君ファンが?(笑
「どうぞどうぞ、遠慮なくお声掛けください!私も一條君も喜びますよ!」
特に女性はね。(笑
彼女達とはその後、北西別岳に向かう時も西別岳手前でもスライドします。
北西別岳に向かう登山道は、リスケ山直下と北西別岳山頂直下で急勾配になります。しかし一條君は「がまん坂ほどじゃありません」と言い切ります。
「短いけど、勾配自体はがまん坂よりも急なんだけどね」
「えっ!?そうなんですか??やっぱりがまん坂は登らされるからなぁ・・・」
また訳の分からないことを言い出しますが、私たちは黙って聞き流します。(笑
リスケ山まで戻ってしまえば、もう急登はありません。ごくらく平を経由して、西別岳山頂へ。一條君がまた吠えます。「締めの西別岳登頂!」って言ったのかな?何を言っているのかよく聞き取れませんでした。
「どれどれ?」と思った方は、どうぞ動画をご覧ください。(笑
う〜ん、予定時間を1時間半ほどオーバーしているなぁ。
山頂で軽く食事を済ませて下山します。
この後、温泉が、そしてBBQが待っています!
一條君は下りになると元気が出ます。さすが「下りの一條」です。
さて、温泉を目指します。今日の温泉も「からまつの湯」です。からまつの湯は無料野天風呂ですが、基本的に混浴です。しかし、愛好会の皆さんが更衣室の奥にもう一つ湯舟を作ってくれたので、分浴が可能になりました。
一方に女性が入浴していれば、男性はもう一方に入浴すればいいのです。逆のケースもあることでしょう。しかしそれは入浴客の意識の問題なので、必ずしもそうなるとは限りません。
一條君も小林君(仮名)もカラスの行水なので、私もそそくさと上がります。
さて。帰宅してBBQに突入です。
ところが、西別岳から厚岸に向かう途中で、側道にパトカーが見えました。
「一條君、パトカーだぞ。」
私は一條君に注意を促しますが、そもそもそれほどスピードが出ていたわけでもありません。それでも慎重になる一條君。
パトカーは私たちの後ろを走ることになります。そして走っている内に、そのパトカーがパトライトを回転させ始めます。
すると、何を思ったか一條君、車を路肩に寄せて停車しようとします。
「一條君、何しているの?別にパトカーに停車を指示されたわけじゃないでしょ?そのまま走ろうよ。」
「あぁ、すいません。つい・・・」
予定よりも1時間強の遅れでBBQが始まります。
今日のBBQも実に話題が盛りだくさんでした。
一條君、ネタを振りまき過ぎ!(笑
コメント
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はじめまして。先日声をかけたのは私です(笑)一條君は今期締めの登山だったのですか。青空で暖かくて、締めるにはいい天気でしたね!Kenyoさんは今期まだ締めではないですよね??またどこかでお会いしたら声をかけますので、よろしくお願いします♪
コメントありがとうございます!
私の「締め」は極めて流動的です。11月以降は仕事がピークを迎えるため休日出勤もザラになるので、山行はエアポケットのような自由時間とお天気の兼ね合いになります。正直、この日が私も締めとなる可能性の方が高いかもしれません。
タイトルは勝手に私が命名したものですが、一條君は締める気満々で、きっともう誘っても乗ってこないでしょう。(笑
一條君は「西別岳山開き」を恒例行事と考えているようですから、きっといつかまたお会いすることもあるでしょう。来期以降になっても、私を見かけたら一條君共々、どうぞお声掛け下さい。
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