岩木山 結局 嶽コースで八合目までのピストン
- GPS
- 06:16
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 795m
- 下り
- 777m
コースタイム
08:12 標高500m
08:35 標高600m
08:55 標高700m
09:36 標高800m
09:52 標高900m
10:25 標高1000m
10:46 標高1100m
10:55 標高1130m付近にてツェルトを張って昼食
12:20 八合目に向かって出発
12:32 標高1200m
12:43 八合目リフト乗り場(冬季休業中)
12:47 八合目バスターミナル(冬季埋没中(笑))
記念撮影
13:13 八合目リフト乗り場から滑走開始!
14:00 嶽温泉 駐車場 到着
天候 | 吹雪 時々 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストは有ったはずですが、雪の下に埋もれてしまっています (笑) よって、各自それなりの対処が必要となります。 ※ 嶽温泉の駐車場には公衆トイレがあります。 ※ 嶽コースはブナ林が切り開かれているので、七合目付近までは迷う可能性は少ないと思います。 ※ 七合目付近から上は樹林が薄くなり、天候もだいたいその辺りから悪くなってきます。 ※ 八合目直下で高い木の森林限界となりますので、雲の中に入ったりすると視界が悪くなるとともに目標物がほとんど無くなります。 しっかりとコンパスを合わせて登るなどしてください。 特に下山時は踏み跡が消えている可能性が高いので要注意です ! ※ 八合目直下の斜面は雪崩の危険がありますので、下山の場合は注意が必要だと思います。 また、あわせて尾根を間違えやすい地形となっていますので、細心の注意が必要だと思います。 ※ 下山後の温泉は、出発地点が嶽温泉なのでいくらでもあります。 「嶽温泉旅館組合」の下記ホームページを参考にしてください。 http://www.dake-onsen.com/ |
写真
感想
当初は嶽のピストンで素直に八合目まで行って戻ってこようかと思っていたんですが、
フッと欲が出てきたのがそもそもの始まりでした。
その欲とは、去年の春スキーで豪快な斜面を満喫させてくれた岩木山の大黒沢。
今度はその豪快な斜面の大黒沢を、パウダーで満喫したくなってきてしまったのでした。
しかーし、実は私、弥生方面からは夏冬ともに登ったことが無く、なんとなく不安を感じていました。
そこで同人仲間に声をかけてみたところ、あれよあれよという間に五人もの心強い仲間が引っ掛かって、もとい!(爆)
心強い仲間が集まってくれ、なんとか不安なく行くことができると思っていたのが、実は今回の山行でした。
しかし、やっぱりそんなに簡単に豪快なパウダーは味あわせてくれないものですね。
徐々に本腰を入れて悪くなっていく天気図と天気予報・・・・・
どんどん次から次へと出てくる注意報やら警報の数々。。。。。
こりゃ最悪樹林帯の尾根を登り、そのまま折り返して戻ってくるしかないかもしれない、などと思っていました。
ところがまだ甘かった。当日山を目の前にしてみると、それも難しく感じさせるような、ドヨヨ〜ンとした気配がバリバリ!
まずは弥生いこいの広場にスタート場所を変更しようとし、次は大黒沢を諦めて鳥海山を百沢からへ、
その次は嶽から登り、鳥海山経由で百沢に下りるなどと、計画が当日になってドンドン変わっていきます。
でも結局、全て悪天候のため次から次へと却下され、結局無難ないつもの嶽コースのピストンに落ち着いた山行になってしまいました。
やっぱり最初に欲をだしてしまったのが、そもそもの失敗だったのかもしれませんね (^^ゞ
そうこうして結局いつもの嶽温泉登山口から登りだしましたが、やはりこちらも天気は悪く、それと共に気温も結構冷え込んでいました。
最初は昨日の物と思われる踏み跡がありましたが、結構早めに踏み跡は消え、そこからは延々と脛程度のラッセルとなりました。
メンバーも七人いるため先頭を早めに交代しながら登っていくと、体が暖まっていい感じです(笑)
さらにブナ林が切り開かれて、いつもは先が延々と見える嶽コースも、今回は吹雪で視界が利かず、その先が見えるプレッシャーもナシ(爆)
比較的順調に七合目付近まで登ってくると、樹林が薄くなり先がほとんど見えなくなってくると共に、一段とラッセルの深さが深くなってきました。
そのまま八合目まで登ってもよかったんですが、ひとまず体力回復のため早めにツェルトを張って昼食を食べる事にしました。
外は吹雪模様で冷え込んでいますがツェルトの中は快適で、連結されたツェルトの中でノンビリと休憩する事ができました。
昼食後はいよいよ八合目を目指します。
吹雪も相変わらずで、要所要所にフラッグを差し、雪面の状態をチェックしながら斜面を登っていきます。
八合目直下の斜面は、滑るのには楽しい斜面ですが、それだけ雪崩の危険性もあるためです。
ましてこの日の雪の状態は、強めの風で雪が吹付けられているため、雪の結晶が崩れて積もっているようで、
膝程度までラッセルしながらの感覚では、かなり新雪の割には重みが感じられます。
歩いていくとフワフワと雪がかき分けられていく感じではなく、押しのけられていく感じ。
たぶん雪の結晶同士の噛み合わせが少ないため、比較的密度が濃く積もっているようでした。
幸いソコソコの急斜面をトラバースしながら登ってみても、崩れそうな気配も無く、底の方にも弱層などは感じられませんでした。
そんなチェックをしつつ登って行き、ほどなく無事に八合目のリフト乗り場に到着です。
前回より一段と雪が深くなっているのがよくわかかり、バスターミナルはどうなっているのか興味が出てきました。
リフト乗り場からバスターミナルまでは、だいたい100m弱程度だと思いますが、そのくらいの距離でも見えるはずがなく、適当に見当をつけ、フラッグを差しながら行ってみる事にしました。
バスターミナルに着いてみると一階部分は完全に雪の中で、雪の上に姿を見せているのは一階の屋上に出入する二階部分だけ!
一階部分の屋上にスルスルとそのまま歩いて上がり込むことができてしまいました。
屋上で集合写真を撮り、どうせ長居しても展望がないため、そそくさとリフト乗り場に戻って滑走準備をすることにしました。
いよいよ八合目からのスキー滑走となりましたが、視界が利かないのは良いとして(爆)
いざ滑りだしてみてビックリ!
ウインドパックされたモコモコの雪が膝程度まで埋まり、重いと言うか何というか・・・・・
とにかく進まないんです。。。。。
気合を入れて直滑降で勢いを付け、膝下の抵抗で雪をズドズドと押し出しながら滑り降り、
やっとこさ何回かターンをするとガクガクとスピードが落ちてしまい、油断すると止まってしまうほど。
一回止まると滑りだすのにも一苦労!
いつもなら滑って楽しい八合目直下の斜面でもこんな感じでしたので、七合目から下の緩斜面ではもっと大変でした。
とにかくスピードを落とさないように、尚且つスピードが出過ぎて登りの踏み跡からはじき出されないようにしないといけません。
これが結構足腰に負担が掛かるんです (;^。^A アセアセ…
一回見事に転んで雪だるまになってしまいました (^^ゞ
そうやって苦労しながら下山すると、ノッソリと車に積もった雪に再度ビックリ!\(◎o◎)/!
みんなで車の雪を落とし、乗用車が出られるのをクロカン組が確認しての解散となりました。
今回は私の欲に皆さんを付き合わせ、あれやこれやと振り回してしまい申し訳ございませんでした。
これにめげずに次回も何とか宜しくお願い致します。
今回も色々とありがとうございました!
山スキーしたい!
とにかく使って体になじませないことにはどうにもこうにもならない私。
結局は理論派ではないのだ(笑)
計画があれよあれよと変わり、臨機応変とはこのこと。
前日のあの空が今日まで残ってくれればと思うが、地球が回っているのだからしかたない。
ビュービューしているけれど、まあ、なんとかなるでしょ
(比較対象:この間の八甲田大岳)
やはりラッセル三昧が楽しめると分かり、じつはウキウキしていたのでした。
バージンスノーを楽しむなんて、なかなかありませんから
さらに、今日は心強い味方がたくさん!
ラッセル楽しむだけ楽しんで、へたっても大丈夫(爆)
のしのしと雪を踏みしめ、若干かき分ける
それだけでも息があがってくる
雪があるのとないのでは足の使いも違うしリズムも違う
パワー不足を思い知らされながらも、ヘナヘナになる前に交代(笑)
どうやらコツもあるらしいので、足下を見るのだが、なかなか分からない
トップの後は、最後尾でツルツルに磨き上がったトレース上をするするっと進む
吹雪はだんだんと好調になってきて、顔にぴしぴしとその手を叩きつけてくる
少しは慣れたようで、その強さをはかったり、対処するか考えたりと前回よりも余裕があった
樹林帯最後でのツェルトランチは初体験
意外に明るい室内でのんびりといただく
今度はガスを使ったメニューにしようかな、などと隣の芝生を眺めていた
つい、ソロばかりだと省略しすぎてしまう
悪くはないのだが、こんな楽しみ方は素敵だ
ツェルトをたたんで、いざ8合目へ
フラッグを要所で立てながら進んでいく
これも必要物品φ(・・。)ゞ ウーン
少しクラストしてきたところで今日の目的地
噂のリフト乗り場は半分以上埋まっているし、レストハウスは屋上の出口が小さい小屋みたいにしか見えない…
まるで冬期小屋みたい
写真を撮って、シールをはがして、いざ!
と、うまくは滑れず、なんとか、どうにか下る(^^;;
新雪が体の前にずぶずぶ溜まって、大ブレーキ
膝に、腿にくることくること
悲鳴を上げつつも楽しくゴール!
また、こんど!
ロボットのような動きなのは2倍速だからなのです。
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