登る前から試練 それでも白銀満喫した明神岳
- GPS
- 10:55
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 817m
- 下り
- 822m
コースタイム
-12:45明神岳12:50-13:05三ッ塚-13:15前山(昼食・ソリ遊び)14:50
-15:00明神平15:25-15:50明神滝-16:20登山口-16:30林道ゲート-16:40くらま橋
天候 | 終日曇。 下山間際に珠玉の青空。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その手前のくらま橋周辺にも5〜6台駐車可。 |
写真
感想
天気予報では日曜は久々の晴。
冷え込むというし、これは明神平しかない。
と、早々に決めて楽しみにしていたが、金曜日の、しかも夜になってまさかの発熱。
38.9℃まで上がり、電気毛布敷いても悪寒で歯がガチガチ鳴る始末。
今週もダメかといったん諦めたが、土曜日の朝、これはどうもインフルではないと気づき、
一日ふとん蒸しになって汗まみれで耐えた結果、夕方には35.2℃。平熱。
で、今朝は関節痛・筋肉痛も消えて、無事出発。
一方、3〜4日前から続く便秘は解消せず、これが山ん中で急に解禁になると困るよねと思い、
やはた温泉敷地のトイレで寄り道するが、結局空振り。
相方によると、その間に10台以上の車が上って行ったという。
これが次の試練を呼ぶとは、まだ知る由もない。
大又の集落を抜けて、林道を進むとゲートより数劼蘯蠢阿覇輿海僚詑據△い篦簑據
離合もできない狭い急坂で完全に立ち往生。しばらく先で1台スリップして動けない車がいるとのこと。
見に行くと、坂の頂上手前で凍結した路面に滑る車を、アイゼンつけた10数人が押している。
それでも右や左に蛇行するばかりで、今度はロープで引き上げることに。
30分待ちでようやく開通したかと思うと、3台前の車が動かない。
しばらく前からチェーンを着け始めたのだが、初めてのため要領を得ない様子。
5〜6人集まってああだこうだと知恵を出し合いようやく終了。
今度こそ動きはじめるが、例のチェーンの車が行ったきり、次が動かない。
なんと、同じ所でスリップしている。
チェーンが緩かったらしい。
まるでデジャブのように、先ほどと同じ作業が繰り返される。
合計1時間以上のロスタイム。けが人が出なかったのが唯一の救い。
不幸にしてスリップした人を責めたりせず、みんな助け合って、平和でいいね。
でも、お願いですからチェーンを買ったら着け方を練習してください。
トイレに寄らなかったら10台前に通り過ぎていたんだなあと思うが、
自分が最初のスリッパーになっていたかもしれないなあ。
天気予報は晴のはずだったが、空一面雲に覆われて終日曇天。
気温は低く霧氷日和だが、青空でなくては今一つ映えなくて残念。
でも、今回の目的は雪遊び。
期待どおり前山の斜面はたっぷりと雪が積もり、ヒップソリを堪能。
スキー場あたりでは子供の遊びで、いい歳した大人のできることではないけれど、山ではこれが最高に楽しい。
みんな考えることは同じで、入れ替わり立ち替わり、ヒップソリを持ったおやじやおばさんがやってきて歓声をあげる。
傾斜はかなりきついので、スピードは速いし、右に左に振り回され、上下にバウンドして、
たいてい途中でひっくり返って雪まみれになって、そして大笑いしている。
楽しい。
こんなに無邪気に楽しいことって街中にはめったにないよね。
楽しい時はあっという間に流れ、もう15時。
山では非常識時間。
急いで明神平まで下りてワカンをアイゼンに履き替えていると、
明るい。
仰ぐと日の光。見る間に青空が広がる。
え?!
周囲360度の霧氷が、雪原が、白銀に輝く。
あしび山荘の陰や東屋の下、木立の下から出てきた人たちが、ため息をつきながら
今日期待してあきらめていた光景に見入っている。
この幸運な10数人の中に入っていたことを感謝しながら、再び曇りはじめた大又谷を下り、
やはた温泉で汗を流して、試練で始まった山行も終わりです。
あ。
便秘だけはまだ終わっていません。
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