冬の上高地 〜今年も小梨平にテント泊
- GPS
- 28:37
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 129m
- 下り
- 135m
コースタイム
17日: 小梨平13:45 - 14:50大正池ホテル - 15:50釜トンネル中の湯口
天候 | 16日: 曇り 時々 雪 17日: 晴れ のち 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
片道 2,150円 平湯までの往復 4,200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:釜トンネル入り口ゲートにあり ■道の状況: (釜トンネル)工事の車が入っているのであまり暗くないが、工事が休みの日曜日は殆どの照明が消えていた。要ヘッドライト携行。 (トンネル出口〜バスターミナル)トレースが明瞭でアイゼン、スノーシューがなくても歩ける。BTの敷地内のみトレースが拡散していて嵌まり込むこと多数あり。 |
写真
感想
一昨年、昨年に続いて今年も冬の上高地へ。
天気と相談しながら小梨平に2泊の予定で出かける。
昨年の記録 ⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-170335.html
一昨年の記録 ⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-98312.html
【1日目】
松本に前泊して朝8時35分のバスで釜トンネル最寄りの中の湯まで。
ここで下りた登山客は他に5-6人いて結構多いな、と思う。
昨日の雪で松本からここまでずっと真っ白。
見上げる空は青いが、バスの中から稜線は雲で見えていなかったので初日はあまり期待しない。
昨年に比べるとカメラもレンズも重くなり、食糧2泊分とスノーシューを加えて荷物は30kgに近く、トンネルの中の登りが苦しい。
大正池まで来てみると案の定、吊尾根は雲の中。
昨日の雪にも係わらず風が強かったからか、霧氷も全く付いていない。
まあ、毎回初日はこんな感じだと、翌日に期待する。
時々ツアーのグループとすれ違いながらバスターミナルまではスノーシューも不要で歩く。
ところがバスターミナルの敷地内はトレースが散らばっていて、どこを通っても踏み抜く。
仕方なくここから小梨平まではスノーシューを履いて歩く。
意外に風が強いので、昨年のように梓川の堤にテントを張るのは避け、水場近くで場所を探す。
ちょうど○○管理局(聴き取れず)の職員という一行が撤収するところで、彼らが作った風除けをそのまま譲り受けることができた。
昨年は夏用のフライで寒くて懲りたので今回は冬用の外張りを用意。
いま一つ使い勝手がよく分からないが、何とか設営完了。
天気は下り坂なので、少し周囲をロケハンした後はこの日はずっとテントの中で暮らす。
【2日目】
夜中、何回か目を覚ますと外はずっと風が吹いていたが、夜半を過ぎてしだいに弱まってきた。
4時過ぎに目が覚めたので外へ出てみると、ほぼ風はなく、頭上には星が見える。
テントからは山は見えないが、川縁へ出て撮影をすることにする。
夜中の強風で全てのトレースが消えているので、スノーシューを履いて川へ出る。
目が慣れず、穂高の稜線が見えているのかどうか確かでないが、ともかく撮ってみようとカメラを設定してしてレリーズを切るが動作しない。
リモートコードの系統に不具合があるらしく、仕方なく指でシャッターを押す。
当然だがブレてしまった。
一旦テントに戻り、日の出の時間を待って再び撮影ポイントへ出かける。
雲がほとんどないので、雪煙のあがる稜線はきれいに赤く焼けてくれた。
暫く撮影してから河童橋付近へ移動すると、ここにはカメラを持った人が集まって来る。
残念ながらこの朝も霧氷は全然付いていないので、場所を変えてみてもなかなか納得する絵は見つからない。
テントに戻って朝食にする。
昨年の経験から、水を汲んだプラティパスは凍らないようにダウンに包んでおいた。
ところが食材の袋に放り込んでおいたオリーブオイルは完全固形化。
小物入れの中にあった携帯電話もあまりの寒さに電池が機能しない。
まだ色々と改善の余地があることが分かった。
朝食の後、スノーシューを履いて田代池まで出かけてみる。
しかし既に空には薄雲が広がり始め、田代池に着く頃には太陽は高曇りの雲に隠されている。
池の周りのカラマツにも霧氷は見られず、何とも面白くない景色。
それでも数枚を撮影して、帰りは川の右岸を回って小梨平へ戻る。
この後の天候は期待できず、また、翌日はさらに天気が下降しそうな気配なので、予定を短縮してこの日下山を決める。
急いで昼食を摂り、テントを撤収。風除けとサイトを修復して2時前に小梨平を出る。
何故か来た時より重く感じるザックを背負って歩くのはなかなかシンドイ。
午後になり既に人の影はずいぶんと減っている。
釜トンネルの近くになってダラダラとした長い登りがあるのは堪える。
なんとか4時前に中の湯側のトンネル出口に着き、中の湯の売店で暫く休憩。
4時15分の松本行きバスに乗った。
※
これで3年連続して冬の小梨平に泊まったが、素晴らしい景色の可能性への代償となる負担は大きい。
例えば坂巻温泉など、近くの旅館に泊まって早朝に上高地に入山するという、より楽な選択肢も考えようと思うようになってきた。
私もむかし冬の上高地を歩いたことあります。その時ここにテント張ったらいいだろうなぁと思ったことを思い出しました。
いつかしてみたいなぁ。
ためになる山行記録ありがとうございました。
http://www17.plala.or.jp/space-yk/
spaceyasuさん、
コメントありがとうございました。
冬のテントはかなり冷えますが、外を覗いた時に見える星 は最高です。
ぜひ試してみてください
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