毛無山〜十二ヶ岳
- GPS
- 06:29
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 886m
- 下り
- 869m
コースタイム
天候 | 序盤は悪くなかったが、段々と曇りがちに。十二ヶ岳山頂でついに雨が降りだしたがすぐ止んだ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
十二ヶ岳から下山する最初の方はかなりザレ出て急坂、ロープはあるが張り方があまり良くなく人が多いとイマイチ。 |
その他周辺情報 | 西湖温泉いずみの湯 |
写真
感想
前から行きたかった山域ですがコロナの影響でバスが大幅減便、マイカー無し勢にはアクセスできない場所になっていたけれど、クラブツーリズムのツアーに入っていたので申し込んだ。GOTOトラベル対象でもあったし。
新宿でバスに乗り途中渋滞でやや遅れながら登山口に到着。ガイドさんと合流して登山開始。序盤からそこそこ急な上りだがゆっくり登ってくれるので負担感はさほどない。というか普段のソロ登山時のペースの半分くらいかという速度なので、どっちかというと身体的にというより精神的にはやや負担かなw ちなみに、メンバー構成を考えるとガイドさん以外は自分が一番体力的には余裕がありそうかな、と思ったこともあり終始集団の最後方に位置取っていました。
結局たまに緩急の変化はあれどそのまま毛無山の頂上まではごく普通の樹林帯登りで案外すんなりと到着。ここでお昼休憩を撮り、いよいよ十二ヶ岳までの縦走路に突入。最初はあっという間に一ヶ岳、二ヶ岳に着いて「あれ案外大したことないな?」などと思ったけど、すぐにアップダウン激しくなりロープや鎖が登場するなかなかハードで楽しい登山道に。難度はそれほどでもないけど個人行動ではなく先行する他の参加者が通過するの待ちながらなのでリズムは良くない。しかし進むにつれて段々登り降りのレベルも上がって来始め、そういうことを考える余裕は徐々になくなっていったw そういや途中の○ヶ岳の表示のうち、仇ヶ岳だけは見つけられなかったことははっきり覚えている……。
そしていよいよ核心部の十一ヶ岳の下りから吊り橋、十二ヶ岳への登りに差し掛かる。まずは下り。ロープはしっかりしているし足場もちゃんとあるものの、ところどころ岩が割れかけているように思しきところもいくつかあってそこは注意しながら降りていく。結構長くて疲れるが大きな問題はなくキレット最下部に到着。今度は吊り橋。
この吊り橋、渡り始めのところが本来はボルトで岩に固定されていたのだろうが、そのボルトが飛んでしまったのかワイヤーだけでつながっているような状態で、そのため次に渡る人が足で踏んで固定しておいて前の人を渡らせていた……そう、つまり、最後尾の自分の場合、誰も固定してくれる人がいないので、ただでさえ揺れるという評判の吊り橋が更に揺れるwww とはいえ最初だけで後は案外すんなりと渡れた。ある程度の速さで進めば意外と怖くはないものである。
橋を渡り終えると今度はすぐに岩場登りの開始。こちらもほとんど垂直?というくらいで、途中わずかに休めるところもあるけど延々と鎖かロープが設置された上りが続く。十一ヶ岳からの下り同様、ところどころホールドが怪しい(力を入れすぎると取れちゃいそうな)ところもあるが怖いのはその点くらいで、基本的にはすすっと進めるのだがやはり先行者がいる関係上自分のペースでは登れないのがちと辛いのは変わらず。
そうこうしているうちにようやく山頂に到達したが、十二ヶ岳への登りの道中の間にどんどん天気が悪くなっていき、富士山の上は見えなかったくらいだったのがすっかりガスってしまって何も見えないレベルにまでなっていた。更に山頂から少し降りたところではついに雨が降り出す始末。幸い結果的にはごく短時間ではあったがレインウェアを着るくらいの強さではあり、久々に着る羽目に。この時期だから群れてしょうがないということはなく、むしろ高性能ウィンドシェルとして機能していたが、やはり着ないよりは暑いので暑がりな自分にはちと辛かった。
また、十二ヶ岳からの下りは前半ザレ場の急坂でロープ必須な感じであるのだが、ロープがやたらと長い上、樹木への固定がイマイチでかなり下の方で他の人が触れたらつられて上の方でもロープが動いてしまうのでなかなか使えない。仕方がないので前の人からかなり間隔を開けて誰もロープを使わなくなってから一人で降りる、というのを繰り返した。その区間を越えたら後は比較的平和な下りとなり、割といいペースで下山。目の前の温泉がツアーに含まれていたので入浴し、帰路についた。
初めてのツアーでの登山参加だったが、日頃ソロ〜脚の合う少人数での登山しかしていないので勝手が違いすぎて、体力的にというより精神的に疲れてしまった気がした。今回のような公共交通機関でのアクセスが著しく良くないところ以外では、少なくとも日帰り登山はツアーでの参加はもうしないだろうなあ、というのが正直なところ。ツアー自体のホスピタリティは何にも問題はなかったのだけど、自分自身の気分の問題として。でも2泊以上とかだったら参加するのは良いかもとも思った。バス便が元の頻度に戻ったらそのときは改めてソロチャレンジするかな。
ルート上の状況がとても分かって助かりました。
私も公共交通機関勢でソロなので参考にさせて頂きます。
コメントありがとうございます。
厳密には、バスもあるにはあるのですが、往復のバスの時間を見るとまず間違いなく時間的に無理なんですよね。数人いればタクシーも視野に入れるべきかもです。
往復、周遊バスで行けるなぁと時刻表PDFをダウンロードしてみていたのですが、コメント頂いて最新情報確認したら、コロナで減便。10時頃ついて15時頃だと、私ではかえって来られない。気づいて良かったです。全便運行再開まで待とうかと思います。
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